決済代行サービスを導入すべき理由とおすすめのサービス一覧

決済代行サービスを導入すべき理由とおすすめのサービス一覧

記事更新日: 2023/01/17

執筆: 編集部

キャッシュレスを行政が推進するようになったことや、クレジット決済だけでなくスマホ決済の方法が増えてきたことなどを受けて、企業も様々な決済方法に対応しなければならなくなっています。

そこで便利なのが決済代行サービスですが、この記事では決済代行サービスと何かを簡単に説明し、それを導入すべき理由、決済代行サービスを選ぶ時のポイント、おすすめの決済代行サービスを6つ紹介します。

実店舗やECサイトの売上アップを期待できる決済代行サービスの導入を前向きに検討する参考にしてください。

決済代行サービスを導入すべき理由


決済代行サービスとは、クレジット決済・スマホ決済・コンビニ決済・口座振替決済など様々な種類の決済を一括で契約したり、管理するシステムを導入できるサービスです。

集金代行サービス・収納代行サービスと呼ばれることもあります。

決済代行サービスを導入すべき理由4つ

企業や個人事業主として実店舗やECサイトなどで商品やサービスを提供しているなら、決済代行サービスを導入するのがおすすめです。

次の4つの理由があります。

1. 各種決済サービスとの契約や手続きの負担が軽減

2. 各種決済サービスに対応したシステム開発が必要ない

3. 事務処理にかかる手間と時間が節約できる

4. 顧客獲得につながる

 

1. 各種決済サービスとの契約や手続きの負担が軽減

決済代行サービスを利用せずに、自社で決済システムを導入する場合、クレジット決済・スマホ決済・コンビニ決済・口座振替・代引き決済など、各種決済サービスと個別に契約し手続きしなければなりません。

さらに、クレジット決済を導入する場合、カード会社ごとで異なる審査に通過する必要があり、それぞれに事務手続きをしなければなりません。

しかし、決済代行サービスを利用すればそれぞれの決済サービスと契約する必要なく、一括契約で希望する決済方法が導入できます。

2. 各種決済サービスに対応したシステム開発が必要ない

各種決済サービスを自社のみで導入する場合、高度なセキュリティ対策が必要です。そのためには費用をかけて安全に運用できるシステムを構築しなければなりません。

さらに、クレジット決済・スマホ決済・口座振替など決済方法によりデータ形式やルールが異なるので、それぞれに対応したシステムも開発しいなければなりません。

また自社でシステムを開発した場合、決済手段の追加やシステムのメンテナンスも自社で行なう必要があります。

しかし決済代行サービスを利用すれば、自社で決済サービス導入のためのシステムを開発したりメンテナンスをしたりする必要がありません。

3. 事務処理にかかる手間と時間が節約できる

決済サービスの導入後は売上処理やキャンセルによる返金処理、入金処理などを行います。

決済代行サービスを利用しない場合、各種決済サービスごとに異なる売上処理、返金処理、入金処理の仕事を行なわなければなりません。

従業員が少ない企業や個人事業主の場合、こうした事務処理だけでも相当な負担となります。

しかし決済代行サービスは、各種決済サービスと企業あるいは個人事業主の間に入り、売上処理や返金処理、入金処理などを実行してくれます。

決済代行サービスを利用すれば事務処理にかかる手間と時間が大幅に節約できます。

4. 顧客獲得につながる

様々な種類の決済方法が存在するようになり、決済方法が限定されている実店舗やECサイトは使いづらいということで淘汰される可能性があります。

特に、外国人やキャッシュレスで生活したいと思っている若い世代などを顧客として取り込みたいと考えているのであれば、手軽に決済方法を増やすことができる決済代行サービスを

導入するのがおすすめです。

客離れを防ぎ、新たな客層を獲得するためにも決済代行サービスの利用を検討できます。

決済代行サービスを利用しない場合とした場合の比較


決済代行サービスを導入すべき理由を4つ挙げました。導入しない場合とした場合を比較すると以下の表のようになります。

  自社で決済サービスを導入 決済代行サービスを導入
導入前 ・各種決済サービスに関する情報収集のため時間と手間が必要 ・複数の決済代行サービスを一括で比較見積もりできる
契約時

・各種決済サービスの審査を通過しなければならない
・申請書類をたくさん書かなければならない
・決済サービスごとに契約を結ばなければならない

・決済代行サービスが一括で審査・契約を行なってくれる
・申請書類の数もわずか

システム開発

・決済サービスごとのシステムを開発しなければならない
・そのための莫大なコストがかかる

・利用者側企業は決済代行サービスと連携するためのシステムを構築するだけ
事務処理

・決済サービスごとに売上処理・返金処理・入金処理のタイミングが異なる
・たくさんの事務処理をしなければならないのでミスが起こる可能性がある

・決済代行サービスの提供するシステムで事務処理が一元管理できる
・決済サービスごとに異なる支払・入金のサイクルを揃えることもできる
・全売上から手数料を引いた金額が入金される

 

決済代行サービスを選ぶ時のポイント5つ


決済代行サービスを選ぶ時のポイントに以下の5つを挙げることができます。

1. 希望する決済方法に対応しているか

2. 導入・運用コスト

3. 連携できるシステム概要を備えているか

4. セキュリティの堅牢さ

5. 新しい決済方法に対応しているか

 

1. 希望する決済方法に対応しているか

導入したいと思っている決済方法にその決済代行サービスが対応しているかどうか確認しましょう。

例えば、中国からのお客様を獲得したいと思っている実店舗やECサイトでは「銀聯(ぎんれん)カード」など中国人の大半が所有しているクレジットでの決済に対応しているかどうか確認しましょう。

携帯キャリアを利用した「キャリア決済」には現在「auかんたん決済」「ドコモ払い」「ソフトバンクまとめて支払い」があります。

キャリア決済を導入しようと考えているなら、3つのキャリアすべてをカバーしているかどうも確認しましょう。

2. 導入・運用コスト

キャリア代行サービスを利用すれば、導入費・毎月の手数料や月額固定費などがかかります。

導入費、決済手数料、月額固定費、トランザクション処理料などの金額は、決済代行サービス会社により金額が異なるので、複数の会社から見積もりを取り、サービス面・セキュリティ面などと合わせて総合的にどこと契約するか判断しましょう。

3. 連携できるシステム概要を備えているか

導入を検討している決済代行サービスのシステムを導入できるかどうか、自社のシステム概要を確認できます。

サーバやCGIインターフェイスなど準備しなければならないものが有るかどうかも確認できます。

4. セキュリティの堅牢さ

顧客の個人情報が漏洩した場合、社会的信用や顧客を失う結果になります。

そうした結果を避けるためにも、セキュリティがしっかりしたサービスを選ぶのが賢明です。

例えば、個人情報や情報資産の保護に取組んでいることを示す「プライバシーマーク」「ISMS認証」、クレジットカードのセキュリティ基準「PCI DSS」などの認証を取得しているサービスを選べます。

5. 新しい決済方法に対応しているか

決済サービスも次々と新しいものが生れています。

導入を検討している決済代行サービス会社が、新しい決済方法に対応しているかどうかも確認できます。

新しい決済方法に対応していなければ、そのためだけに別の決済代行サービス会社と契約しなければなりません。

新しい顧客の獲得などを考えた場合、新しい決済方法にも対応できる決済代行サービスを選ぶのが賢明です。

おすすめの決済代行サービス6選

起業LOG編集部おすすめの決済代行サービス5選を紹介します。

Paid

特徴

掛売りの導入で悩んでいる会社にはうってつけの決済代行サービスです。与信審査から請求、代金回収まで面倒な手続きは全て代行します。

すでに掛売りをしているけれど、請求部分を効率化したいと考えている会社にもおすすめのサービスです。

料金プラン

初期費用・月額費用・請求書発行費用、全て0円です。

保証料率は取引金額をもとに算出します。詳細は下のボタンからダウンロードできる資料で確認できます。

Paid 含む決済代行サービスの資料をDL 

 

SBペイメントサービス

法人の大手企業・中小の企業におすすめなのがSBペイメントサービスです。

ソフトバンクグループなのでセキュリティが堅牢でサポート体制も万全です。

ECサイト・実店舗どちらでも導入可能です。

導入費用 個別見積もり
おすすめポイント

・20種類以上の決済手段に対応
・クレジット決済の審査から導入までのスピードが早い
・36万円相当の集客支援サービスが受けられる


料金は、企業規模に応じて相談できます。詳細は資料をご参照ください。

SBペイメント 含む決済代行サービス資料一括DL 

 

stera pack

画像出典元:「stera pack」公式HP

 

stera pack(ステラパック)は、三井住友カードの決済プラットフォーム「stera(ステラ)」を、初期費用0円で利用できる中小企業向けのキャッシュレス決済サービスです。

サブスク型のため端末購入不要な点が最大の特徴で、月額利用料3,300円のみで、30種の決済手段に対応できる高機能端末が利用できます。

決済手数料も業界最安値2.80%~と、競合他社の3.5%前後より大幅に安い点も強みです。入金サイクルも最大月6回で、資金繰りに悩む中小企業や個人事業主でも導入しやすいでしょう。

導入費用

・端末購入費用0円、システム初期費用0円
・サービス利用料の3,300円/月

おすすめポイント

・決済手数料(一部銀行の場合は+振込手数料)だけで利用可能。
 決済手数料は2.80%~
・導入が簡単
・1台で30種類の決済が完結

 

 

 

Coiney(コイニ―)

国内大手決済スマホサービス「Coiney」は7ブランドのクレジット決済に対応しています。

電子マネーやWechatPayにも対応しておりインバウンドの需要も取り込めるスマホ決済サービスです。

導入費用 92,000円
月額利用料 8,900円
おすすめポイント

・クレジット・電子マネー・WechatPayを導入できる
・決済手数料は業界最安値
・自動入金と手動入金の2種類があり、手動入金にすれば「振込依頼」手続き後、1~2営業日で登録口座に着金

 

Natural Payment(ナチュラルペイメント)

Natural Paymentはクレジット決済代行サービスで12年以上の実績があります。

クレジット決済以外のコンビニ決済・電子マネー決済など全7種類の決済サービスに対応しています。

導入費用 決済端末が無料
おすすめポイント

・クレジット・モバイルSuica・楽天Edy・コンビニ決済など7種類の決済方法に対応
・クレジットの決済手数料が固定なので売上金額に応じて手数料が高くなる心配がない

 

Square

 

初期費用が安く月額費がかからず、導入が簡単とうことで人気なのが「Square」です。

法人企業だけでなく個人事業主でも導入可能です。

Square Readerという決済端末をスマホやタブレットに接続するだけでカード決済に対応できるようになります。

現在はクレジット決済のみに対応していますが、今後は電子マネーにも対応予定です。

対面での直接決済だけでなく、オンラインでの決済にも対応したサービスも提供しています。

導入費用

決済端末Square Readerは7,980円
その他の初期費用や月額費は無料

おすすめポイント

・最短で即日から利用可能
・導入が簡単
・入金は最短で翌営業日で振込手数料が無料

 

まとめ

決済代行サービスを導入すべき理由を4つ説明しました。

1. 各種決済サービスとの契約や手続きの負担が軽減

2. 各種決済サービスに対応したシステム開発が必要ない

3. 事務処理にかかる手間と時間が節約できる

4. 顧客獲得につながる

今後キャッシュレス化がますます進み、決済方法が多様化することを考えるなら、早いうちに決済代行サービスを導入するのが賢明でしょう。

決済代行サービス会社の種類も増えています。自社の求める決済方法に対応し、なおかつ安心できるサービスを提供してくれる決済代行サービスがきっとあります。

導入にはたくさんのメリットがある決済代行サービス、この機会に導入を積極的に検討されるのはいかがでしょうか。

画像出典元:pixabay

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