【2023年版】後払い決済サービスのおすすめ10選を徹底比較!

【2023年版】後払い決済サービスのおすすめ10選を徹底比較!

記事更新日: 2024/08/23

執筆: 編集部

「後払い決済サービス」とは、EC・通販サイトなどで、購入した商品が手元に届いてから、あとからコンビニなどで代金を支払う仕組みのことです。

後払い決済があるか無いかは、ネットショップの顧客獲得・売上にも影響があるため、導入を検討している企業も多いでしょう。

「後払い決済サービス」を用いれば、後払い決済特有の未払いリスクを回避しながら"後払い"に対応することができるため、導入を迷っている方にもおすすめです。

今回は、数多くある後払い決済サービスの中から、おすすめの10選と特徴をご紹介します。

気になるメリット・デメリット・選定ポイントも解説しますので、比較検討の参考にしてください。

後払い決済サービスとは

後払い決済とは、購入者が商品を受け取った後に、コンビニや銀行などで代金を支払う決済方法のことを言います。

手元にクレジットカードがなくても購入できる等の利点があるため、ECサイト等でよく使われます。

ただし、後払いには未回収のリスクもあり、複数のクレジットカード会社などと個別に契約をするのは手間がかかるため、「後払い決済サービス」を利用するのが有効です。

「後払い決済サービス」を使えば、代金の回収を代行会社が対応してくれるので、回収遅れ、未回収リスクを心配せずに、後払いを自社のビジネスに取り入れることができます。

後払い決済サービスの仕組み

後払い決済サービスの主な仕組みは次のとおりです。

(1) 顧客が「後払い決済」を選択して商品を購入

(2) 決済代行業者が代金を立て替えて事業者に支払い(=商品を販売した事業者の手元に代金はすぐ支払われる

(3) 事業者は顧客に商品を提供する

(4) 決済代行業者から顧客に後払い分の支払いを依頼・回収


一番のポイントは、商品を販売した事業者・お店が代金を回収するのではなく、すぐに後払い決済サービス(決済代行業者)が、まず商品代金を立て替えて払ってくれるという点です。

これによって、後払い決済をスムーズかつ便利に利用することができます。

後払い決済サービスのメリット2つ

「後払い決済サービス」には、大きな2つのメリットがあります。

売上アップに効果

後払い決済サービスを導入すると、以下理由により、売上がアップするというメリットがあります。

顧客層の拡大 後払い決済はクレジットカードに次いで人気のある決済方法。クレジットカードを持たない若年層・学生や、クレジットカード情報の入力が苦手なシニア層にもアプローチできる。
かご落ち防止 クレジットカードが手元にない場合や、電車内・移動中など、番号の入力がしづらい場面でも購入が可能なので、支払完了前にサイトを離脱してしまう顧客が減る
購入者の不安払拭・購入意欲促進 クレジットカードの不正使用が不安な方、情報をWeb上で入力することが面倒な方、不安な方の心的ハードルを払拭でき、購入意欲が促進される。


クレジットカードの利用に抵抗がある購入者も安心してネットショップを利用できるようになるため、売上を向上できるでしょう。

業務負荷・未回収リスクの軽減

後払い決済サービスには、さらに、業務の負荷や未回収リスクを軽減してくれる効果もあります。

業務負担の軽減 請求書発行・支払い依頼や、督促業務・入金管理なども、後払い決済サービスに全てお任せできるので、業務負荷が軽減できる。
未回収リスクの軽減 決済代行会社が代金の立替を行うので、代金未回収のリスクが軽減。また与信審査も行ってくれるサービスもある。


後払い決済サービスは、代金の立て替えを決済代行会社がしてくれるため、リスクを回避し、自社のキャッシュフローを安定させながらビジネスを運営することが可能になるのです。

それでは、これらのメリットを自社サービスに取り入れることのできる、おすすめ後払い決済サービスを紹介していきます。

おすすめの後払い決済サービス3選

スマホ決済などにも対応!『届いてから払い』

画像出典元:「届いてから払い」公式HP

特徴

「届いてから払い」とは、ECサイトや通販での支払いを商品が届いてから決められる、新しいマルチ決済の後払いサービスです。

商品を確認してから支払いができる安心で便利なコンビニ後払いだけでなく、クレジットカード、PayPayやd払いなどのスマホ決済、主要な携帯電話会社のキャリア決済など、10種類以上という多様な支払い方法の中から自由に選択できます。

クレジットカードやキャッシュレス決済でのポイントを貯めることができるため、購入者にとってもメリットが大きく、新規顧客だけでなくリピーター獲得にもおすすめのサービスといえるでしょう。

サービス内容

・対応決済は、クレジットカード/スマホ決済/キャリア決済/請求書払い
・ECサイトの他、カタログ/雑誌/折込チラシ/テレビ/ビデオなどあらゆる通信販売で利用可能
・運用は審査後ECサイト側の利用設定をおこなえばすぐに開始できる

料金プラン

「届いてから払い」の月額手数料は企業ごとに見積もりが必要となります。

  利用プラン
初期費用
(税込)
0円
月額固定費用
(税込)
0円〜49,500円
月額手数料 個別に見積もり


※サービスの内容詳細については、以下の資料を無料ダウンロードしてご確認ください。
 

 

導入企業189,000社以上!『NP後払い』

画像出典元:「NP後払い」公式HP

特徴

「NP後払い」は、日本で初めてリスク保証型の後払い決済サービスを開始した、業界シェアでNo.1を誇る後払い決済サービスです。

コンビニ後払い決済だけでなく、企業間や訪問型サービス向けのサービスもあります。

導入実績はもちろん、通販運用のトータルサポートも支持されており、幅広い企業で導入されているのが特徴。

連携できるシステム数も多く、オプションを導入しやすい点も大きな魅力と言えるでしょう。

サービス内容

・コンビニで24時間支払い可能
・入力が簡単なので、途中離脱率が大幅に減少
・連携しているカートシステムが豊富

料金プラン

・初期導入費:無料
・Aプラン:月0円
・Bプラン:月5,000円
・Cプラン:月20,000円
・Dプラン:月48,000円

 

初期費用0円&固定費0円から!『後払い.com』

画像出典元:「後払い.com」公式HP

特徴

「後払い.com」は、30,000店舗以上のコンビニ後払い決済の実績を持つ後払い決済サービスです。

利用継続率は98%と高い数字を保っており、ユーザーが利用しやすいサービスであることが分かります。

魅力の1つに、注文がキャンセルになった場合でも費用負担がないことが挙げられます。

土日祝日もカスタマーセンターが稼働しているため、店舗側はもちろん、顧客も安心して利用できるでしょう。

サービス内容

・与信上限なしで、高額商品やまとめ買いに対応可能
・キャンセル手数料なし
・土日祝日も問い合わせ対応が可能

料金プラン

・初期導入費:無料
・リスクフリー:月0円
・スタンダード:月4,500円
・エキスパート:月18,000円
・スペシャル:月45,000円

 

その他のBtoB向け後払い決済サービス

支払い.com

画像出典元:「支払い.com」公式HP

特徴

支払い.comはフィンテック企業であるUPSIDERと、大手クレジットカード会社であるクレディセゾンが共同運営する支払いサービスです。

事前審査が不要なため、クレジットカードさえあれば開業して間もない会社でもすぐに利用できるのがメリット。

また、複数のクレジットカードの限度額を合算して、支払いが可能です。

支払いは設定した振込名義で支払い.comから振り込まれ、取引先へクレジットカードを利用していることは分からないため、取引先に心配をかけずにクレジットカードを利用できます。

料金プラン

支払い.comの料金プランは一律で、初期費用や月額費用はかかりません

かかる費用は手数料のみで、振込時に振込金額の4.4%が手数料として上乗せされます。

支払下限額は1万円ですが支払上限額に制限はなく、利用するクレジットカードの与信枠いっぱいまで支払えます。

   
初期費用
(税込)
0円
月額費用
(税込)
0円
支払手数料(税込) 振込金額の4.4%
支払下限額 振込1件あたり1万円
支払上限額 なし
※利用するカードの与信枠に順ずる

 

 

GMO Payment gateway

画像出典元:「GMO Payment gateway」公式HP

特徴

「GMO Payment gateway」は決済方法を増やそうと思っている会社や、後払い決済の導入・海外進出を目指している会社にぴったりのツールです。

自社の人員を割くことなく一括の業務を代行してもらえるため、自社ビジネスに集中しながらの決済方法導入・海外進出が実現します。

料金プラン

初期導入費用・月額固定費用・処理料が発生しますが、詳しい料金は問い合わせが必要です。

契約は決済手段ごとではなく、PGマルチペイメントサービスとして利用契約を締結する形になります。

 

その他のBtoC・EC通販向け後払い決済サービス

Paidy


画像出典元:「Paidy」公式HP

 

特徴

Paidy」は、クレジットカードなしでも翌月支払いが行える後払い決済サービスです。
クレジットカード情報を登録せずに利用できるため、購入者の購入意欲を下げずに新規顧客の獲得を実現できるでしょう。

多くのユーザーに支持され、アカウント数は900万を突破。
「今欲しい」のユーザーニーズに応え、分割手数料無料の3回後払いで決済の選択肢を増やしています。

初期費用・月額費用が無料で利用できるので、コストをかけずに後払い決済サービスを導入したい企業にうってつけです。

料金プラン

Paidy」は初期費用・月額料金なしで利用できます。かかる費用としては、決済手数料だけです。

詳細についてはお問い合わせをする必要があります。

 

 

スコア後払い

画像出典元:「スコア後払い」公式HP
 

特徴

スコア後払い」は業界最安水準の手数料で知られる決済代行サービスです。

与信・請求・回収まで自社で行い、面倒な手続き、導入、運用までしっかりサポート。

万が一購入者の代金未払いの場合も、スコアが立替払いをしているので、未回収リスクはゼロにすることができます。

 

料金プラン

導入される通販サイトの取扱規模により4つの基本プランを用意。
担当者からそのサイトに合わせた最適プランを提案し、売上向上などにより臨機応変にプラン変更が可能

 

GMO後払い

画像出典元:「GMO後払い」公式HP

特徴

「GMO後払い」は通販サイトで利用可能な後払い決済サービスです。

リアルタイム与信や未回収リスクゼロなど、後払い決済での不安を一掃し、安心して利用できます。

決済方法の選択肢を増やして売上アップをはかりたい通販サイトにはおすすめのサービスです。

料金プラン

・A:0円+消費税/月
・B:4,500円+消費税/月
・C:18,000円+消費税/月
・D:45,000円+消費税/月

プランにより月額費用、決済手数料が異なります。月間取引金額によって自社に合ったプランを選択するとよいでしょう。

 

クロネコ代金後払いサービス

画像出典元:「クロネコ代金後払いサービス」公式HP

特徴

「クロネコ代金後払いサービス」は、宅急便を利用した配送と後払い決済が連動した通販事業者用サービスです。

立替払いなので未回収の不安もありません。

後払い決済を導入したいけれど不安がある、支払い方法の選択肢を増やし利益を拡大したい、などと考える通販業者にはおすすめのサービスです。

料金プラン

・A:48,000円+消費税/月
・B:22,000円+消費税/月
・C:5,000円+消費税/月
・D:0円+消費税/月

A~Dまでの4つのプランがあり 0円〜4,8000円(税別)の月額固定費がかかります。商材単価や件数により個別の手数料がかかる場合もあるようです。

 

アトディーネ(※2023年9月30日サービス終了)


画像出典元:「アトディーネ」公式HP

特徴

「アトディーネ」は、ジャックスグループが運営する、信頼度の高い後払い決済サービスです。

13,000店舗以上の導入実績があるサービスから手厚いサポートを受けることが可能。

運営企業の知名度が高いため、お客様も安心して後払い決済を選択できるでしょう。

ジャックスグループの強味を活かした与信スピードも魅力の1つです。圧倒的な速さで、顧客を取り逃すことがなくなるでしょう。

料金プラン

・初期導入費:無料
・Aプラン:月0円
・Bプラン:月4,500円
・Cプラン:月18,000円
・Dプラン:月45,000円

 

後払い決済サービスの3つの選定ポイント

利用料金

利用料金は各サービス・プランによって異なりますが、毎月かかる費用となるため、企業としては重視するべき選定ポイントです。

後払い決済は、取引額によってプランを選択します。取引額が少なければ無料のプランを利用できますが、企業の成長に伴い、取引額が増加することは避けられません。

取引額が増えるとプランの変更をすることになるため、現段階の利用料金だけでなく、今後どのような料金の変化があるのか確認した上で選定する必要があるでしょう。

また業務の自動化や請求書同封などのオプションサービスを受けたい場合は、月額の費用の他に、初期導入費がかかる場合もあります。

このように、利用料金は後払い決済やそれぞれのプラン、オプションの追加などによって変わるため、必要なオプションの見極めや料金の事前確認をすることが大切です。

実績

選定の際は、各後払い決済の実績も重視するべきポイントと言えるでしょう。実績のあるサービスを利用すると、お客様が安心して利用できることはもちろん、自社のブランドイメージを守ることにも繋がります。

後払い決済の選定に悩む場合は、各サービスのホームページに載っている導入実績を参考にするのがおすすめです。

サービスを検討している企業は、導入によってどれだけ顧客が定着するのか、業務負担をどのくらい削減できるのかなどが気になる場合もあるでしょう。

後払い決済のホームページには、導入実績として様々な企業の導入効果や選定理由などが書かれているため、自社と同じ業種の企業の事例を参考にできます。

事例を参考に、自社に合ったサービスを選定することはもちろん、顧客が安心して利用できるよう、実績を重視して選定するとよいでしょう。

連携システム

後払い決済を導入する際は、業務負担を軽減するために連携システムを確認する必要があります。

すでに、利用しているカートサービスや受注管理システムが後払い決済と連携していない場合、注文情報や配送伝票番号などを重複して登録することになり、作業に手間がかかります。

各サービスが連携しているシステムと同じシステムを利用すると、取引情報の登録を始めとした様々な作業が自動化され、負担を軽減することが可能です。

後払い決済サービスのホームページに、自社が利用しているシステムが掲載されていない場合もあるかもしれませんが、開発により利用できる可能性もあるため、一度相談してみるとよいでしょう。

担当者の作業負担を減らし、業務効率を上げるためには、「現在利用しているシステムと連携するかどうか」という視点で選定することが大切です。

後払い決済サービスのデメリット2つ

毎月のコストがかかる

各後払い決済サービスでは、取引額によってプランが分かれているため、額が大きくなればなる程、毎月の費用がかさみます。

規模の大きい企業や、ネットショップの運営に注力している企業では、業務負担を軽減するためにオプションを利用したいと考えるでしょうから、基本料金と共にオプションの月額費用がかかります。

またオプションの初期費用が高いという点も、後払い決済サービス全体の特徴と言えるでしょう。サービスによっては数十万円することもあります。

しかし、顧客獲得や業務負担の削減など様々なメリットが得られるため、導入する企業が増加しているのも事実です。費用対効果を十分に得るためにも、各後払い決済サービスの料金を確認し、自社に合ったサービスを利用することが大切です。

条件が合わなければ利用できない

後払い決済は、利用条件を確認した上で導入する必要があります。

対象外となる商材を扱っている場合や日本国内以外で事業の運営を行っている場合などは、サービスを利用できません。また自社のホームページが見られない状態の場合は、加盟審査ができないため、申し込み時には注意が必要です。

数万円、数十万円の商材を多く扱うネットショップを運営する場合、利用限度額を設定している後払い決済では、利用が難しいということも考えられます。

その他にも後払い決済は注意事項が数多くあるため、導入を検討しているサービスのホームページを確認することをおすすめします。

まとめ

今回ご紹介した後払い決済は、顧客層を広げ、売上を上げるというメリットがあることはもちろん、代金の未回収リスクを保証するため安心して利用できます。

また代金の請求・回収業務を行ってくれるため、経理担当者の負担が大幅に軽減され、効率的に業務を進めることが可能となるでしょう。

後払い決済の導入したいと考える企業は、ぜひ今回紹介したサービスを検討してみてはいかがでしょうか。

画像出典元:O-dan

ページトップへ