IDaaSについて

【2023年版】IDaaS・ID管理システムのおすすめ11選を比較

記事更新日: 2024/09/25

執筆: 編集部

数多くのアプリやシステムを利用していると、それぞれへのログイン作業や管理を簡潔にし、社外からもアクセス可能にしたいと思うのではないでしょうか。

そんな時におすすめしたいのが、IDaaSです。

IDaaSを導入すると、クラウド上でログイン情報を一括管理できるため、いつでもどこでも効率的に作業を進められるようになります。

今回は数多くあるIDaaSの中からおすすめの11選を比較し紹介します。それぞれのサービスの特徴や機能についてまとめてるので、比較検討の際はぜひ参考にしてください。

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IDaaSとは 

IDaaSとは、Identity as a Serviceのことで、クラウド上でIDやパスワードといったログイン情報を一括で管理できるサービスです。

ログインの際の手間を減らすだけでなく、ID・パスワードのセキュリティや利便性の向上も実現できます。さらにクラウド上ですべてを管理できるため、いつでもどこでも仕事を行うことが可能になります。

詳しいIDaaSの基本的な機能については後述します。

おすすめのIDaaS4選

おすすめのIDaaSの比較表

190以上のクラウドサービスと連携可能!『HENNGE One』

画像出典元:「HENNGE One」公式HP

特徴

HENNGE One(ヘンゲワン)は、1つの管理コンソール画面でシングルサインオン、ユーザアカウント管理、パスワードポリシー管理、アクセス状況監視を行えます。

連携できるクラウドサービスとしては、Microsoft 365やGoogle Workspaceなどのグループウェア、SlackやLINE WORKSなどのコミュニケーションツール、boxやDropboxなどのコンテンツ管理サービス、Zoom等のウェブ会議ツールなど190以上と連携可能

複数のクラウドサービスを利用している企業にとっては、クラウドサービスへのログインが1アカウントで完了し、管理コストが削減できるため非常におすすめです。

機能

・多要素認証(IP制御、入場証Cookie、デバイス証明書、プッシュ通知アプリ)
・シングルサインオン(SSO)
・Active Directory連携
・セキュアブラウザ
・マルチアプリ制御

料金プラン

  HENNGE One IdP Lite  HENNGE One IdP HENNGE One IdP Pro
月額費用  150円 300円 500円

各プランの機能の詳細はこちらからご確認いただけます。

 

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無料プランから利用可能!『GMOトラスト・ログイン』


画像出典元:「GMOトラストログイン」公式HP

特徴

基本料金0円で利用できるGMOトラスト・ログイン。セキュリティ面や利便性を求める際は、100円からオプションを追加できます。

国内最多の6,200種類以上のサービスログインフォームに対応、リクエストすることで現在非対応のアプリも随時追加されるため、自社に合った使い方が可能です。

機能

・SSO
・ID連携機能
・認証強化

料金プラン

有料プラン「PRO」(ID連携機能と多要素認証が全種類利用可能)と「無料プラン」があります。

※「無料プラン」においても、柔軟に機能のオプション追加が可能です。

  PRO(全機能) 無料プラン
月額(税別) 300円/ユーザー 0円/ユーザー
最少利用ユーザ数 30名~ 無制限
※オプション追加の場合は
10名~
連携アプリ数 無制限 無制限
ログ保管期間 5年 1年


シングルサインオン認証方法(SAML認証・フォームベース認証・ベーシック認証)は、いずれのプランでも基本仕様
となっています。

有料プランでは、クライアント(デバイス)証明書も料金内に含まれています。

詳細は、資料をダウンロードしてご確認ください。

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管理がシンプル!『OneLogin』


画像出典元:「OneLogin」公式HP

特徴

5,000以上の連携アプリケーションを持つ「OneLogin」。シンプルで操作のしやすい画面で、一度のログインでファイアウォールに保護されたアプリケーションへアクセスできるようになります。

20言語以上に対応しているため、日本語でも問題なく使用できます。

機能

・SSO
・ディレクトリ構築
・ユーザープロビジョニング

料金プラン

  SSO STARTER ENTERPRISE UNLIMITED
月額費用 0円 2ドル 4ドル 8ドル

 

 

豊富な認証要素!『Gluegent Gate』

 画像出典元:「Gluegent Gate」公式HP

特徴

クラウドサービスを利用するのが当たり前になって来た今、クラウドサービスを導入する企業におすすめのセキュリティ対策ツールです。

IDの統合管理やシングルサインオンに対応するだけでなく、全ログデータを記録できる監査機能や認証情報の細かい設定も可能なため、セキュリティ対策と利便性を同時に向上できます。

機能

  • 様々なWEBサービスの認証を一元化(SSO)
  • アクセス制限、認証要素(本人認証・端末認証など)組み合わせ自由
  • 統合アカウント管理
  • 監査機能

料金プラン

    Business Enterprise
1ライセンス辺りの月額(税別) 100円 500円
シングルサインオン クラウドサービス
(1サービス)
1ライセンス 無制限
SAML サービスプロパイダ
(3サービス)
1ライセンス 無制限
代理認証(フォーム認証)
(3サービス)
1ライセンス 無制限
SAML ID プロバイダ
(1サービス)
オプション オプション


上記のほか、1ライセンスあたり月額 1,000 円(税別)のUnlimitedプランも提供されています。

その他、要望に応じて様々な組み合わせが可能です。

サービスの詳細は以下の無料資料をダウンロードしてご確認ください。

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その他のおすすめIDaaSサービス

StartIn

 画像出典元:「StartIn」公式HP

特徴

「StartIn」は、企業のセキュリティ強化とID管理効率化をサポートするクラウドサービスです。

位置情報認証により、許可されたエリア内でのみアクセスを許可し、不正アクセスを防止します。

また、上長承認を要する第三者認証で機密データへのアクセスを厳重に管理します。

料金プラン

StartInの料金プランは、2種類あり、「f-FILTER」などの対象製品と同時に利用すると割引価格で利用が可能です。

  価格 ライセンス
標準価格(1ユーザー) 300円/月 10~
ユーザー価格(1ユーザー) 150円/月
※セット販売価格

(税表示なし)

最低新規購入ライセンス数は10ライセンスとなります。
購入単位は1ライセンス(ユーザー/年)です。
ユーザー価格は、「f-FILTER」などの対象製品とセット購入または、すでに購入している場合に適用される割引価格です。
契約は、年間での契約となります。

 

証明書追加発行オプション価格 150円/枚
(1枚から購入が可能)


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SecurID(IDaaS)


画像出典元:「SecurID(IDaaS)」公式HP

特徴

サービス提供する運営会社RSAは、セキュリティに敏感な企業に向けて、ゼロトラスト基盤に基づいた最新の認証セキュリティ対策、ライフサイクル管理、アイデンティティガバナンス機能などを提供し、デジタルマーケティングにおける企業成功を支援するIAMソリューション企業です。

SecurID(IDaaS)は、RSA認証と複数のID管理をセキュアなクラウド環境で一元管理、アクセス制御、効率化できるサービスです。

シングルサインオン(SSO)や多要素認証(MFA)、アクセスガバナンス、セキュリティガバナンスまで幅広くサポート、柔軟な拡張性を提供しています。

DX推進し、アクセス制御でセキュリティリスクを最小限に抑えたい企業などにおすすめです。

料金プラン

SecurlDの料金プランは非公開となっています。

詳細は、問い合わせでご確認ください。

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jugaa


画像出典元:「jugaa」公式HP

特徴

「jugaa」は、シングルサインオン方式を採用したパスワード管理ツールです。1回のユーザー認証で複数のクラウドサービスを利用できます。

専任スタッフがサービスの導入、運用、DX化などの悩みについて電話でサポートしてくれるのも魅力です。

ITツールに慣れていない方でも安心してサービスを利用できます。

ただ、無料トライアルでは専任スタッフによるサポートが受けられません。本格的なサポートを受けるには有料プランに契約する必要があります。

料金プラン

2か月間の無料トライアルにも対応しています。

基本料金 ユーザー数
110円〜/月額 10人~

 

 

Keyspider

画像出典元:Keyspider公式HP

特徴

Keyspiderは、日本企業向けに開発されたクラウドIDサービスなのが特徴です。

例えば外資系や他ツールでは、日本企業向けに作成されていないため、日本企業特有の「階層型の組織管理」や「人事異動や発令日の対応」、「APIのない国産SaaSや社内独自システムへの連携」といった柔軟な対応ができません。

ですがKeyspiderであれば、企業が使用している全てのシステムに簡単にID連携でき、安全性と管理のしやすさもバッチリです。

機能

Keyspiderは、初期設定を完了させてくれるため、設計や設定作業も必要なく、すぐに利用できるのが嬉しいポイントです。

またKeyspiderでは、クラウドサービスだけでなく、オンプレシステムの一元管理も可能なため、特別なAPIへの理解や開発作業なしで主要SaaSとの連携を実行できます。

料金プラン

初期費用
(税表記なし)
要問い合わせ
月額費用
(税表記なし)
300円/1ユーザー
※最低利用100ユーザー以上


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Okta


画像出典元:「Okta」公式HP

特徴

SSOに対応しているクラウドサービス数が6,000以上、ID管理まで一元管理が可能なクラウド数が150以上と、どちらも業界トップを誇る「Okta」。

ワンタイムパスワードや指紋認証といった複数の高度なセキュリティ対策も行われており、世界各地で根強い人気を持つIDaaSです。

機能

・シングル・サインオン
・多要素認証
・ユニバーサルディレクトリ
・ライフサイクル管理
・APIアクセス管理
・高度なサーバーアクセス
・アクセスゲートウェイ

料金プラン

  SSO 多要素認証 ライフサイクル管理
月額費用 2ドル 3ドル 4ドル

 

 

CloudGate UNO


画像出典元:「CloudGate UNO」公式HP

特徴

「CloudGate UNO」は、高度なセキュリティと高い信頼性のアイデンティティ管理プラットフォームです。

パスワードレス認証をはじめとした強固な認証機能と柔軟なアクセスコントロールでセキュリティを強化し、シングルサインオン連携でクラウドサービスの利便性を高めます。

料金プラン

  ベーシック スタンダード EP
月額費用 100円 200円 300円

 

 

Azure Active Directory


画像出典元:「Azure Active Directory」公式HP

特徴

オンプレミス、クラウド、エッジのどれにでも対応できるハイブリッドなシステムです。

世界的に企業の大小を問わず導入されており、知名度も抜群ですが、国産ではないため公式HPが分かりにくく、サポート体制にも不安が残ります

 

料金プラン

詳細はお問い合わせをする必要があります。

自社にあうIDaaSの3つの選定ポイント

対応アプリ数

IDaaSを選定する際は、まず対応アプリ数について確認することをおすすめします。

対応アプリ数が多ければ、それだけ様々なアプリと連携でき、自社に合わせた柔軟な使い方が可能になります。

それぞれのIDaaSによって対応アプリ数は異なりますので、できるだけアプリ数の多いシステムが良いでしょう。

トータルコスト

IDaaSは、細かい機能がオプションで用意されているケースが多く見受けられます。そのため、まずは自社で必要な機能をリストアップすることが必要です。

そして、それらの機能が基本料金に含まれているのか否かを確認すると共に、きちんと見積もりを取ることが大切です。

初期費用はもちろん、月々のランニングコストも含めたトータルコストがいくらになるのかを把握しましょう。

社内システムとの連携

すでに社内で導入しているシステムがある場合、導入予定のIDaaSとそれらのシステムが連携可能か否かを確認しておくことが重要です。

システム連携が可能であれば、より自社に適したシステムの使い方が可能となり、効率的かつ高度なセキュリティのもとビジネスが行えるようになります。

さらに今後、自社で導入する予定のシステムがある場合、これらのシステムとの連携も確認することをおすすめします。

IDaaSの主な機能

IDaaSには、主に以下のような機能があります。

シングルサインオン機能

一つのID・パスワードを使って一度ログインをすれば、他のシステムやアプリへも自動ログインできます。

ID管理機能

従業員のアカウント管理を一括で行えます。

アクセスコントロール機能

多要素認証等、システムへのアクセスが可能な人や端末に制限をかけられます。

ログレポート機能

管理者が社内のIDaaSの利用状況を把握できます。

IDaaSのメリット3つ

作業の効率化

今や複数の様々なシステムやアプリを利用して仕事に取り組む時代。それらのツールを使用するには、ログインする際にそれぞれIDやパスワードを入力する必要があり、手間がかかります。

そこでIDaaSを導入すると、IDやパスワードを1つ使用してログインするだけで、その他のシステムやツールの使用も可能となります。

IDやパスワードが1つで済めば、従業員が複数のパスワードを記憶する必要がなくなり、効率的に仕事へ取り組めるようになります。

セキュリティ面の向上

IDaaSではIDやパスワードだけでなく、多要素認証でのログインを導入しているシステムが多いため、セキュリティ面を向上させられます。

そのため、時間や場所を問うことなく、安心してシステムを利用できるようになります。

社員の背景に合わせた勤務形態を実現する上でも、IDaaS導入によってセキュリティ対策を講じることは有効です。

クラウド上で一元管理が可能

IDaaSの導入によって、入社した社員や退社した社員、異動に伴って必要・不要となるIDやパスワードの発行・管理を一括で行えるため、無駄な作業が不要となります。

システムへのログオン状況も一括で把握できるようになるため、不正なアクセスを見極めやすくなります。

情報はクラウド上で一元管理されるため、時間や場所を問わず、管理作業を行いやすくなることも大きなメリットです。

IDaaSのデメリット2つ

コストがかかる

IDaaSを導入すると効率的に業務を行えるようになるとはいえ、様々なコストがかかります

初期費用だけでなく月々のランニングコストも必要となるため、長期的な視点でシステム導入を決定する必要があります。

トラブルが起きる可能性も

システムを導入すれば、トラブルが起きる可能性もあります。IDaaSの場合、使用しているシステムへのログインが不可能となってしまい、業務に影響を及ぼすケースも考えられます。

もしそのような状況に陥ってしまった場合でも、早急に対応をしてくれるなどサポートが充実しているIDaaSを選定することをおすすめします。

まとめ

業務を効率化し、セキュリティ面も向上させられるIDaaS。このシステムを導入することによって、様々な面でメリットが得られます。

IDaaSの利用を考えている方は、ぜひ今回ご紹介したIDaaSの導入を検討してみてください。

画像出典元:O-dan

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