起業ログTOP > 法人ITサービス一覧 > IDaaS
起業ログTOP > 法人ITサービス一覧 > IDaaS
数多くのアプリやシステムを利用していると、それぞれへのログイン作業や管理を簡潔にし、社外からもアクセス可能にしたいと思うのではないでしょうか。
そんな時におすすめしたいのが、IDaaSです。
IDaaSを導入すると、クラウド上でログイン情報を一括管理できるため、いつでもどこでも効率的に作業を進められるようになります。
今回は数多くあるIDaaSの中からおすすめの7選をご紹介いたします。それぞれのサービスの特徴や機能についてまとめてありますので、比較検討の際はぜひ参考にしてください。
おすすめサービスの比較を無料で!
このページの目次
IDaaSとは、Identity as a Serviceのことで、クラウド上でIDやパスワードといったログイン情報を一括で管理できるサービスです。
ログインの際の手間を減らすだけでなく、ID・パスワードのセキュリティや利便性の向上も実現できます。さらにクラウド上ですべてを管理できるため、いつでもどこでも仕事を行うことが可能になります。
詳しいIDaaSの基本的な機能については後述します。
画像出典元:「HENNGE One」公式HP
HENNGE One(ヘンゲワン)は、1つの管理コンソール画面でシングルサインオン、ユーザアカウント管理、パスワードポリシー管理、アクセス状況監視を行えます。
連携できるクラウドサービスとしては、Microsoft 365やGoogle Workspaceなどのグループウェア、SlackやLINE WORKSなどのコミュニケーションツール、boxやDropboxなどのコンテンツ管理サービス、Zoom等のウェブ会議ツールなど190以上と連携可能。
複数のクラウドサービスを利用している企業にとっては、クラウドサービスへのログインが1アカウントで完了し、管理コストが削減できるため非常におすすめです。
・多要素認証(IP制御、入場証Cookie、デバイス証明書、プッシュ通知アプリ)
・シングルサインオン(SSO)
・Active Directory連携
・セキュアブラウザ
・マルチアプリ制御
HENNGE One IdP Lite | HENNGE One IdP | HENNGE One IdP Pro | |
月額費用 | 150円 | 300円 | 500円 |
各プランの機能の詳細はこちらからご確認いただけます。
画像出典元:「GMOトラストログイン」公式HP
基本料金0円で利用できるGMOトラスト・ログイン。セキュリティ面や利便性を求める際は、100円からオプションを追加できます。
国内最多の6,200種類以上のサービスログインフォームに対応、リクエストすることで現在非対応のアプリも随時追加されるため、自社に合った使い方が可能です。
・SSO
・ID連携機能
・認証強化
有料プラン「PRO」(ID連携機能と多要素認証が全種類利用可能)と「無料プラン」があります。
※「無料プラン」においても、柔軟に機能のオプション追加が可能です。
PRO(全機能) | 無料プラン | |
月額(税別) | 300円/ユーザー | 0円/ユーザー |
最少利用ユーザ数 | 30名~ | 無制限 ※オプション追加の場合は 10名~ |
連携アプリ数 | 無制限 | 無制限 |
ログ保管期間 | 5年 | 1年 |
シングルサインオン認証方法(SAML認証・フォームベース認証・ベーシック認証)は、いずれのプランでも基本仕様となっています。
有料プランでは、クライアント(デバイス)証明書も料金内に含まれています。
詳細は、資料をダウンロードしてご確認ください。
画像出典元:「OneLogin」公式HP
5,000以上の連携アプリケーションを持つ「OneLogin」。シンプルで操作のしやすい画面で、一度のログインでファイアウォールに保護されたアプリケーションへアクセスできるようになります。
20言語以上に対応しているため、日本語でも問題なく使用できます。
・SSO
・ディレクトリ構築
・ユーザープロビジョニング
SSO | STARTER | ENTERPRISE | UNLIMITED | |
月額費用 | 0円 | 2ドル | 4ドル | 8ドル |
「メタップスクラウド」はトライアルプランが用意されたSaaS管理ツールで、シングルサインオンによりIDやパスワードの一括管理が可能です。
クラウド化やDX化で急増するSaaSを一元管理でき、コスト削減やセキュリティリスク低減に有効です。
トライアルプランでも、SaaSのアカウント一括管理や利用状況の可視化など、有料プラン同様の機能を利用できるのが嬉しいポイントです。
利用SaaS数によってプランを選べ、煩雑なSaaS管理の効率化も実現できます。
コスト抑えて、SaaS管理を始めたい企業におすすめのツールです。
プラン | トライアル | スタンダード | ビジネス | プレミアム | |
利用SaaS数 | 30個まで | 30個まで | 100個まで | 無制限 | |
月額料金 1ユーザーあたり |
無料 | 350円(税抜) | 450円(税抜) | 550円(税抜) | |
年間料金 (年間一括前払い) |
ー | 3,850円 (税抜) |
4,950円(税抜) | 6,050円(税抜) |
※機能の詳細につきましては、下記の資料を無料ダウンロードして、ご確認ください。
※上記の他、SaaS管理のみ利用したい企業向けにライトプランも用意されています。
【ライトプラン】
画像出典元:「Okta」公式HP
SSOに対応しているクラウドサービス数が6,000以上、ID管理まで一元管理が可能なクラウド数が150以上と、どちらも業界トップを誇る「Okta」。
ワンタイムパスワードや指紋認証といった複数の高度なセキュリティ対策も行われており、世界各地で根強い人気を持つIDaaSです。
・シングル・サインオン
・多要素認証
・ユニバーサルディレクトリ
・ライフサイクル管理
・APIアクセス管理
・高度なサーバーアクセス
・アクセスゲートウェイ
SSO | 多要素認証 | ライフサイクル管理 | |
月額費用 | 2ドル | 3ドル | 4ドル |
画像出典元:「CloudGate UNO」公式HP
「CloudGate UNO」は、高度なセキュリティと高い信頼性のアイデンティティ管理プラットフォームです。
パスワードレス認証をはじめとした強固な認証機能と柔軟なアクセスコントロールでセキュリティを強化し、シングルサインオン連携でクラウドサービスの利便性を高めます。
ベーシック | スタンダード | EP | |
月額費用 | 100円 | 200円 | 300円 |
画像出典元:「Azure Active Directory」公式HP
オンプレミス、クラウド、エッジのどれにでも対応できるハイブリッドなシステムです。
世界的に企業の大小を問わず導入されており、知名度も抜群ですが、国産ではないため公式HPが分かりにくく、サポート体制にも不安が残ります
詳細はお問い合わせをする必要があります。
IDaaSを選定する際は、まず対応アプリ数について確認することをおすすめします。
対応アプリ数が多ければ、それだけ様々なアプリと連携でき、自社に合わせた柔軟な使い方が可能になります。
それぞれのIDaaSによって対応アプリ数は異なりますので、できるだけアプリ数の多いシステムが良いでしょう。
IDaaSは、細かい機能がオプションで用意されているケースが多く見受けられます。そのため、まずは自社で必要な機能をリストアップすることが必要です。
そして、それらの機能が基本料金に含まれているのか否かを確認すると共に、きちんと見積もりを取ることが大切です。
初期費用はもちろん、月々のランニングコストも含めたトータルコストがいくらになるのかを把握しましょう。
すでに社内で導入しているシステムがある場合、導入予定のIDaaSとそれらのシステムが連携可能か否かを確認しておくことが重要です。
システム連携が可能であれば、より自社に適したシステムの使い方が可能となり、効率的かつ高度なセキュリティのもとビジネスが行えるようになります。
さらに今後、自社で導入する予定のシステムがある場合、これらのシステムとの連携も確認することをおすすめします。
IDaaSには、主に以下のような機能があります。
一つのID・パスワードを使って一度ログインをすれば、他のシステムやアプリへも自動ログインできます。
従業員のアカウント管理を一括で行えます。
多要素認証等、システムへのアクセスが可能な人や端末に制限をかけられます。
管理者が社内のIDaaSの利用状況を把握できます。
今や複数の様々なシステムやアプリを利用して仕事に取り組む時代。それらのツールを使用するには、ログインする際にそれぞれIDやパスワードを入力する必要があり、手間がかかります。
そこでIDaaSを導入すると、IDやパスワードを1つ使用してログインするだけで、その他のシステムやツールの使用も可能となります。
IDやパスワードが1つで済めば、従業員が複数のパスワードを記憶する必要がなくなり、効率的に仕事へ取り組めるようになります。
IDaaSではIDやパスワードだけでなく、多要素認証でのログインを導入しているシステムが多いため、セキュリティ面を向上させられます。
そのため、時間や場所を問うことなく、安心してシステムを利用できるようになります。
社員の背景に合わせた勤務形態を実現する上でも、IDaaS導入によってセキュリティ対策を講じることは有効です。
IDaaSの導入によって、入社した社員や退社した社員、異動に伴って必要・不要となるIDやパスワードの発行・管理を一括で行えるため、無駄な作業が不要となります。
システムへのログオン状況も一括で把握できるようになるため、不正なアクセスを見極めやすくなります。
情報はクラウド上で一元管理されるため、時間や場所を問わず、管理作業を行いやすくなることも大きなメリットです。
IDaaSを導入すると効率的に業務を行えるようになるとはいえ、様々なコストがかかります。
初期費用だけでなく月々のランニングコストも必要となるため、長期的な視点でシステム導入を決定する必要があります。
システムを導入すれば、トラブルが起きる可能性もあります。IDaaSの場合、使用しているシステムへのログインが不可能となってしまい、業務に影響を及ぼすケースも考えられます。
もしそのような状況に陥ってしまった場合でも、早急に対応をしてくれるなどサポートが充実しているIDaaSを選定することをおすすめします。
業務を効率化し、セキュリティ面も向上させられるIDaaS。このシステムを導入することによって、様々な面でメリットが得られます。
IDaaSの利用を考えている方は、ぜひ今回ご紹介したIDaaSの導入を検討してみてください。
画像出典元:O-dan
100社の導入事例まとめがついてくる!
起業LOG独自取材!