eラーニングとは?企業研修への導入メリットを解説!

eラーニングとは?企業研修への導入メリットを解説!

記事更新日: 2021/05/06

執筆: 編集部

インターネットを利用しているため、研修場所の確保や交通費といったコストが削減された「eラーニング」。

現在ほとんどの企業がeラーニングを導入していますが、中には「eラーニングを導入するメリットが分からない」という人もいるでしょう。

今回はそんな人に向けて、eラーニングを導入するメリットなどをご紹介していきます。

eラーニングって何?通信教育との違いをご紹介!

eラーニングは、インターネットを介した学習形態ですが人によっては通信教育との違いがよく分からないという人もいるでしょう。

ここでは、eラーニングと通信教育の違いを簡単に解説していきます。

eラーニング 通信教育
インターネットを中心に学習をする 紙媒体のテキスト中心で学習をする
学習履歴が残るので、どれくらい進んでいるか把握しやすい 個人個人の学習の進捗度が把握しづらい
オンライン動画と合わせて学習を進めることもある ビデオやCDといった教材を使うこともある
オンラインで行うので、送料や交通費などはかからない・低コストで行える 教材やレポート提出時の送料やスクーリングの場合は交通費など一定のコストがかかる


eラーニングと通信教育の大まかな違いは以上です。

eラーニングは基本的に、インターネットを中心とした学習形態のため「コストがかかりにくい」「テキストだけでなく動画を使って視覚的な学習にも使える」「学習履歴が残るのでどれくらい進んだかがわかりやすい」といった特徴もあります。

従来の通信教育のデメリットを、うまく払拭できるのがeラーニングです。

また、個人だけでなく複数の学習にも使えるという特徴があります。

進捗も比較的管理しやすいので、企業研修にかなり向いていると言えますね。

eラーニングを行うメリット・デメリットとは?

では、eラーニングを行うメリット・デメリットとは具体的にはどういったものなのでしょうか?

受講者視点・管理者視点でそれぞれご紹介していきます。

受講者側のメリット・時間や場所を選ばずに学習が可能

eラーニングは、インターネットを介して受講するため時間や場所を選ばずに学習することができます。

従来の研修の場合は、わざわざ会場などに出向かなければならないといったデメリットがありましたが、eラーニングの場合はオンラインなので家や出張先でも学習可能です。

時間や場所を選ばずに学習ができるので、自分のペースで行えるというのがeラーニングのメリットです。

管理者側のメリット・教材や印刷費や会場代といった費用がかからない

まず、教材や印刷費・会場代といった諸々の費用がかからないという点です。

従来の企業研修の場合、人数分の教材や用紙の印刷・会場代や講師の確保、会場までの交通費などかなりの費用がかかっていました。

しかし、eラーニングならインターネットさえあればどこでも行うことができます。

そのため、低コストでも企業研修を開始することができるのです。

用意するものも比較的少なく、運用しやすいのがeラーニングの最大のメリットと言えますね。

受講者側のデメリット・自分のペースで出来るがその分モチベーションの維持が難しい

eラーニングは時間や場所を選ばないので、自分のペースで学習しやすいですが一方でいつでも学習できるのでモチベーションを維持するのが難しいというデメリットがあります。

「今日は忙しいから、明日やっておけばいいか」

「今週は仕事で時間が取れないから、来週あたりにやればいいか」

このようにどんどん先延ばしにしてしまい、なかなか学習が進まないことも考えられます。

また、eラーニングの場合は基本的に一人で学習をするのでなかなかモチベーションを維持できないのも特徴的です。

直接指導してくれる人も、共感してくれる学習仲間もいないので行き詰まりやすくなってしまうのが最大の難点ですね。

管理者側のデメリット・受講者の質問にすぐに答えにくい

管理者側のデメリットとしては、受講者の質問にすぐに答えることが難しいところです。

通常の研修の場合は、直接顔を合わせながら行うので質問にすぐ答えやすいですが、eラーニングの場合は受講者が単独で学習するため分からないところがあってもすぐに質問できず、管理者側との認識のズレが起きやすいです。

こういったデメリットを解消するために、「チャットや電話を使ってその都度コミュニケーションを取るように心がけている」「受講者側のモチベーションが上がりやすいように、質問窓口や交流会などを定期的に設けている」という会社もあります。

eラーニングは、従来の研修と比べるとコストもかかりませんが、受講者側のモチベーションをアップさせるための工夫も必要になってくると考えておきましょう。

Eラーニングで学べることとは?

では、eラーニングで学べることとは具体的にはどういったものがあるのでしょうか?

サービスによって詳細は異なってきますが、大まかに学べることは以下のとおりです。

  • 資格試験
  • Officeソフト(Word・Excel・PowerPointなど)の学習
  • マネジメント
  • ビジネススキル(ビジネスマナーなど)
  • コンプライアンス
  • 情報セキュリティ

など

社会人に必要な基礎知識や、スキルアップに必要な講座などをeラーニングを使って効率よく学ぶことができます。

またサービスによっては、模擬問題を出してくれる機能や言語・ヒューマンスキル、メンタルヘルスといった多種多様な機能を揃えていることもあります。

必要なことを学べるのにぴったりなeラーニングを導入するのがオススメです。

Eラーニングの導入事例をご紹介!

ここからは、eラーニングの導入事例をいくつかご紹介していきます。

自社でeラーニングを導入したい・導入しようか検討しているという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

キャノン

研修に参加するための旅費などのコストを削減し、個人個人が必要なタイミングで受講できるeラーニングを導入したキャノン。

eラーニングを導入したことによって、毎年1,000名以上の受講者がほぼ100%修了するようになりました。

スタッフサービス

人材派遣会社でおなじみのスタッフサービスも、eラーニングを導入しています。

元々は人材のスキルアップを目指すために集合型研修スクールを運営していましたが、「広範囲に渡ってスクールを運営するのが難しい」「年々受講者数が減る」という問題に直面します。

それらを改善するためにeラーニングを導入した結果、受講者の数が増える・地方に住んでいる人でも研修を受けられるようになったという成功事例があります。

キューピー

キューピーマヨネーズでおなじみの大手会社「キューピー」も、eラーニングを導入しています。

全国の工場で働く人のためにeラーニングを導入した結果、個人個人に学ぶ習慣がつきました。

現場で働く人にとって、わざわざ出向かずに学べるeラーニングは適していたといえます。

上記以外の企業も、eラーニングを導入し効率よく研修を進めています。

「大型の研修を開きたい」

「個々人のスキルアップをより効率よく上げたい」

そんなときに、eラーニングはオススメです。

おすすめのeラーニングの会社

ここからは、eラーニングでオススメな会社を3つほどご紹介していきます。

これからeラーニングを導入したいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

AirCourse

まずご紹介するのが、KIYOラーニング株式会社が提供するクラウド型のeラーニングシステム「AirCourse」

誰でも簡単に利用でき、導入初期費用は0円となっているのが売りです。

また、100名以上の大規模な研修時にオススメなコースもあるので、手軽にeラーニングを導入したいときにオススメの会社です。

SAKU-SAKU testing

続いてご紹介するのが、株式会社イー・コミュニケーションズが提供している「SAKU-SAKU testnig」です。

ドリル型の学習システムが売りのeラーニングです。

また、ガラケー・スマホ・タブレット・PCにも対応できます。

光Webスクール

映像を使った講座にオススメと言われているのが、エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社が提供する「光Webスクール」です。

自分たちで撮影した動画を、光Webスクールのスタッフがきれいに編集をし配信してくれるのが特徴的です。

映像を使ったオリジナルの講座を作成したいという場合にオススメですね。

まとめ

今回は、eラーニングを利用するメリットについて詳しく解説していきました。

eラーニングは、従来の研修と異なり「学習の自由度が高い」「進捗管理がしやすい」「会場レンタル代・交通費などのコストが削減可能」といったメリットがあります。

また、インターネットを介して利用をするので全国規模で研修をすることも可能です。

これからeラーニングを利用したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

画像出典元:Burst

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