TotaraLMS

記事更新日: 2021/10/21

執筆: 編集部

編集部コメント

「TotaraLearn」は世界1,400社、1,000万人から利用されており実績が豊富!オープンソース型LMS(学習管理システム)の世界シェアトップ「Moodle」をベースとし、企業・組織向けに特化させたeラーニングシステムです。ゼロからのLMS構築も、既存LMSからの移行も、運用、教材作成まで支援してくれます。サポートが手厚い分、初期費用が必要ですが、システムの構築に技術的な不安がある企業や、より自由度の高いeラーニングシステムに切り替えたい企業にはおすすめです。

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良い点

多国語対応(36ヶ国語)となっているためグローバル展開企業の教育運営に最適です。既に多くの導入例があり信頼性が高い点も魅力です。

悪い点

オープンソース型の最大の魅力は無料で利用できることですが、「TotaraLearn」 はLMSの構築やデータ登録などを代行して実施するサービスのため、初期費用や月額料金が必要となる点は十分注意が必要です。

費用対効果:

あくまでeラーニングシステムの構築工数が削減できるだけで、全く無料で利用できる訳ではない点は注意が必要です。

UIと操作性:

21日間の無料デモで、受講側も管理側も使いやすいインターフェースであることを確認できます。

導入ハードル:

LMSの構築は依頼できますが、自社でサーバー等インフラ環境を構築することになるため、エンジニアの確保は必要です。

セキュリティ:

GDPR(一般データ保護規則)にも対応しており安心です。

多国語対応:

日本語・英語を含め36ヶ国語に対応しています。

Totara Learnとは

「Totara Learn」は世界シェアNo.1のオープンソース型LMS「Moodle」が持つ基本的な学習管理機能に、企業・組織で求められる機能を追加・強化したLMS(学習管理システム)です。

企業内での人材育成のニーズに特化した機能が標準で使用できるよう機能設定を代行する役割を担い、世界1,400社、1,000万人が利用しています。

Totara Learnのインストール・初期導入は、Totaraパートナー経由での提供に限られています。この記事では、Totara Learn公式ホームページおよび、日本唯一の公式パートナーである株式会社ヒューマンサイエンスのホームページの情報を元に執筆しています。

TotaraLearnの特徴3つ

1. 企業向けに追加・強化された機能とは

「Totara Learn」はMoodleの学習機能に加え、効率的な学習管理機能や企業に必要な組織階層管理機能が備わっており、「企業向けに特化」したLMSとなっています。

組織階層・チーム単位での学習状況管理機能、人事部が受講者の学習効果を把握するためのデータインポート機能、適材適所へ人員配置する助けとなるタレントマネジメント機能などの企業向け機能が強化されています。

機能だけでなく、システム構築・導入や運用を代行してくれる点も企業にとっては嬉しいポイントです。

オープンソース型を利用する際に本来必要となる、専門のエンジニアを抱えるための人件費や、システム構築にかかる工数を削減できるでしょう。


moodleから進化した「Totaralearn」
 

2. 教育受講者に便利なマルチデバイス対応

教育を受講する立場としては業務の合間に時間を取る都合上、いつでもどこでも利用できる環境があれば嬉しいところです。

「TotaraLearn」でも多くのeラーニングシステムと同様、マルチデバイス対応を行っています。モバイルアプリを利用すれば社内だけではなく社外からも受講が可能です。

シングルサインオン機能を追加すれば、受講者のMicrosoft、Google、またはFacebookのアカウントでアクセスできるため、学習への障壁がより低くなります。

シングルサインオンはeラーニングのために新たなIDを発行・管理する手間がなくなるので、管理者にとってもメリットです。

また日本語・英語を始めとした36ヶ国語に対応しており、グローバル展開している企業にも最適です。

ブレンディッドラーニング(ブレンディング学習)と呼ぶ、対面式とオフライン式の学習を混ぜたプログラムや、集合研修、課題提出の機能で、研修の効果を高めることができます。

導入企業からは、「Totara Learn導入後の最初の1か月で、コース完了率が181%増加し、アクティブユーザー数が42%増加」「学習者の意欲とモチベーションを高めています。」などの声があり、受講者が積極的に学習に取り組んでいる様子がうかがえます。

マルチデバイス対応イメージ

3. オープンソースの恩恵を受けて経費削減を実現

「TotaraLearn」は教育を提供する運営側にもメリットが多いシステムと言えそうです。

通常LMSには予め作成されたプログラムを利用するための料金が必要となりますが、このシステムの部分がTotaraLearnではオープンソースとなっているためプログラム利用料が0円です。

その分経費を削減することが可能になります。

またオープンソースは改造も許可されており、その分自社に合ったシステムを作りやすくなっているのです。

TotaraLearnはこのあたりの改造や設定を代行してくれるサービスもありますので、自社に専門知識を持った担当者を配置しなくてもeラーニングシステムの運営が可能になります。


LMSで期待される機能イメージ

 

TotaraLearnの料金プラン

サブスクリプション費用

サブスクリプションは1年間有効です。

料金表はドル建てですが、支払い時は日本円で行います。変換レートは、使用開始時の為替レートを基準としたヒューマンサイエンス社所定の変換レートによります。詳細は直接お問い合わせください。

関連サービス費用

eラーニング環境構築のための費用です。以下は提供サービスの一部です。ご要望・目的に応じて機能追加やカスタマイズも可能です。詳細は直接お問い合わせください。

導入:
要件定義、仕様・運用設計 200,000円~
LMS構築費 350,000円~
サーバ構築費
(自社での用意も可)
別途お見積り
初期設定 300,000円~
既存データ移行・コンテンツ移植 別途お見積り
操作トレーニング
(標準2日間、参加者は5名まで)
500,000円~

運用:
お問い合わせ対応
(年間20チケットまで。電話・メールでの操作に関するお問い合わせに対応)
500,000円~

オプション:
操作マニュアル作成
(管理者向けマニュアルの場合)
350,000円~
AD(LDAP)などとの連携によるシングルサインオン 300,000円~
画⾯デザイン・UIの変更 350,000円~
カスタムレポート追加 200,000円~


この他、運用代行や教材コンテンツ作成のサービスもあります。

TotaraLearnの評判・口コミ

レポートの生成にかかる労力を15%削減し、管理作業の時間を節約
ヤマハ発動機

TotaraLearnプラットフォームにより、学生は休暇を計画するときに他のWebサイトや予約ツールにアクセスするのと同じくらい簡単に、すべて自分の言語でWebトレーニングを勉強したり教室セッションに登録したりできました。

オープンソースの柔軟性を取り入れています
株式会社Indeed

従業員は会議の予定をカレンダーに直接時間を記入することに慣れているため、LMSから直接カレンダーにトレーニング予定を入れることができることで、管理者の余分な手順を削除し、通常のルーチンの一部のようになっています。

*「TotaraLearn」公式HP参照

まとめ

今回は、「TotaraLearn」の評判や口コミ・特徴・料金について紹介しました。

TotaraLearnではオープンソースを利用することで、不要な機能は減らし、必要な機能のみの自由度の高いeラーニングプラットフォームを作ることができます。

また、LMSの構築工数を削減し、さらに難しい設定を代行してくれます。

オープンソースとはいえ無料ではありませんが、オープンソースの自由度の高さを享受しつつ、運用コストを抑えたeラーニングプラットフォームを利用したいなら、TotaraLearnがおすすめです。

画像出典元:「TotaraLearn」公式HP「株式会社ヒューマンサイエンス」公式HP

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