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不祥事や法的トラブルが増えている現代では、企業は以前よりも厳格にコンプライアンスを遵守する必要があります。
社内での研修には限界があるため、専門の研修会社やサービスを利用するのがおすすめです。
この記事では、コンプライアンス研修について解説し、さらにおすすめのサービス11選についても比較・紹介します。
このページの目次
企業に勤める人間として守るべき基本的なルールを学びます。
例えば、「SNSの適切な使い方」「情報の取り扱い方」など、日常業務に関わる初歩的な注意事項を身につけます。
これをベースとして理解しておくことで、より発展的な研修を学んだり、実際の業務に活かすことができます。
パワハラ、セクハラ、マタハラなど、おもなハラスメントの内容や、それを防止するための注意事項などを学びます。
例えば、「適切な指導とパワハラの境界線」「何気ない言葉がセクハラになるケース」など、実際によくある場面を題材にしたロープレなどを行います。
企業に勤める人間として守るべき各種法令(下請法、独占禁止法など)を学びます。
法律の条文をただ暗記するのではなく、「なぜこのルールが必要なのか」という根本的な理解も得られるのが特長です。
また、機密情報の取り扱い、労働時間管理など、日常的に関わる場面での具体的なルールと注意点も学びます。
コンプライアンス研修サービスの利用費用は、研修の内容や期間、受講方法によって異なります。
例えば、オンラインでの自己学習なら1人あたり月額数百円から数千円のサービスが中心。
対して、講師による研修の場合は、オンライン/オフラインの違いはあるものの、1回で10万円~50万円程度は必要になると考えましょう。
ツール名 | 料金 | 導入実績 | 研修スタイル | 特長 |
---|---|---|---|---|
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要問合せ
|
有名大企業を含む多数
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公開講座・講師派遣・オンライン講座
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柔軟な研修スタイル
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1,500円/ID・月
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4,000社以上
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eラーニング
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8,500本以上の研修動画が見放題
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eラーニング:44,000円/月〜・講師派遣:100,000円/半日〜・公開講座:15,400円/半日〜
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5,000社以上
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公開講座・講師派遣・eラーニング
|
柔軟な研修スタイル
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要問合せ
|
累計400社以上の有名企業
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講師派遣・eラーニング
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マネジメント向け研修が充実
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10,000円/講座〜
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6,000社以上
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eラーニング
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新人からマネジメントまで幅広くカバー
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120円/人〜(年契約)
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ベンチャーから大企業まで多数
|
eラーニング
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自社オリジナルコースも作成可能
|
![]() |
30,000円/月〜
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約1,500社
|
eラーニング
|
自社オリジナルコースも作成可能
|
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要問合せ
|
450社以上
|
講師派遣
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実践的なケーススタディ
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要問合せ
|
要問合せ
|
講師派遣
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コンプライアンスに特化
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要問合せ
|
各業界の有名企業含む多数
|
eラーニング
|
弁護士監修のカリキュラム
|
画像出典元:「リスキル」公式HP
「リスキル」は、600種類以上のビジネス研修を一律料金で提供するサービス。
コンプライアンス研修では、基本的な内容から発展的なものまで、公開講座から一社研修、オンライン講座と柔軟なスタイルで受講できます。
主なプログラム |
|
注意点 | ー |
サポート体制 | 研修準備をフルサポート |
導入実績数 | 有名大企業を含む多数 |
こんな企業におすすめ | 研修内容を柔軟にカスタマイズしたい企業 |
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「Schoo」公式HP
「Schoo」は、200種類以上の研修パッケージが利用可能な定額制サービス。
365日毎日コンテンツが更新されるほか、生放送授業で双方向式で学習できるため、eラーニングでありながら効果が大きいのが特長です。
主なプログラム |
|
注意点 | オフライン研修には対応していない |
サポート体制 | 導入・運用を丁寧にサポート |
導入実績数 | 4,000社以上に導入 |
こんな企業におすすめ | 自己学習を中心に教育したい企業 |
月額利用料は、1,500円/ID(税抜)の定額プランですが、契約は20ID〜可能なため、注意が必要です。
画像出典元:「ビズアップ総研」公式HP
「ビズアップ総研」は、eラーニング、公開講座、一社研修まで柔軟に対応する研修システムです。
単発の研修だけではなく、中長期的な支援も可能で、長い目線での社員教育のパートナーとしても最適です。
主なプログラム |
|
注意点 | ー |
サポート体制 | 中長期まで見据えた丁寧な支援 |
導入実績数 | 大手企業からベンチャーまで5,000社以上 |
こんな企業におすすめ | 長期的な支援を受けたい企業 |
【eラーニング(e-JINZAI)の場合】
ユーザー数 1~100名 |
ユーザー数 101~200名 |
ユーザー数 201~300名 |
|
初期費用 | 無料 | ||
月額利用料 | 44,000円 | 88,000円 | 132,000円 |
(税込)
【講師派遣サービスの場合】
半日プラン | 1日プラン | 2~3日プラン | 年間パッケージ | |
初期費用 | 無料 | |||
月額利用料 | 100,000円~ | 200,000円~ | 500,000円~ | 650,000円~ |
(税表記なし)
【公開講座の場合】
(税込)
画像出典元:「シナプス」公式HP
「シナプス」は、マーケティング・新規事業コンサルティングと研修を中心に企業支援を行う会社です。
コンプライアンス研修を含めて、経営リスクを回避するためのマネジメント向け研修が充実しているのが特長で、eラーニングと講師派遣に対応しています。
主なプログラム |
|
注意点 | マネジメント研修の一貫としてコンプライアンス基礎研修が行われるため、特化した会社ではない |
サポート体制 | 担当コンサルタントが支援 |
導入実績数 | 累計400社以上の有名企業を支援 |
こんな企業におすすめ | リスク管理を重視する企業 |
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「ユーキャン」公式HP
個人向け学習で有名な「ユーキャン」が提供する法人向けサービス。
eラーニングと通信講座で自己学習できるほか、集合研修にも対応しています。
また、新人向けの基礎的な内容に加えて、マネジメント向けの内容もカバーしているのも特長です。
主なプログラム |
|
注意点 | 研修開始まで1〜2ヶ月ほどかかる |
サポート体制 | 専任担当者による導入支援 |
導入実績数 | 有名企業を含む6,000社以上の取引実績 |
こんな企業におすすめ | 自己学習を中心に教育したい企業 |
研修内容 | 料金 |
社会人のコンプライアンス講座 | 11,000円 |
管理職向けコンプライアンス講座 | |
ハラスメント防止コミュニケーション講座 | |
リスクマネジメント講座 | |
アサーティブコミュニケーション講座 | |
問題解決講座 |
(税込)
画像出典元:「AirCourse」公式HP
「AirCourse」は、1,000コース以上の動画研修が低価格で受け放題のeラーニングシステム。
自社オリジナルコースの作成も可能で、管理機能も充実しており、学習者・管理者ともに使いやすいサービスです。
主なプログラム |
|
注意点 | オフライン研修には対応していない |
サポート体制 | 要問合せ |
導入実績数 | ベンチャーから大企業まで多数 |
こんな企業におすすめ | コストをかけずに研修を行いたい企業 |
AirCourseでは、初期費用0円で次の料金プランを提供しています。
フリー | ベーシック | コンテンツプラス | |
月額 | 0円 | 120円/1ユーザー | 200円/1ユーザー |
自社コース作成 | 〇 | 〇 | 〇 |
受講制限 | 制限あり | 無制限 | 無制限 |
動画研修コース | 一部 | 一部 | すべて |
(税表示なし)
※ベーシック/コンテンツプラスの上記例は1000~2999ユーザーで利用したときの料金
画像出典元:「etudes」公式HP
「etudes」は、汎用性の高さが特長のクラウド型eラーニングシステム。
「etudes Plus」はその豊富な学習コンテンツを階層別に体系化し、定額制・受け放題で利用することができます。
動画教材だけでなく、テストや提出物などを活用できるほか、自社コンテンツのアップも可能で柔軟に使えます。
また、管理機能も充実しているのもポイントです。
主なプログラム |
|
注意点 | コンプライアンス関連のコースは少なめ |
サポート体制 | 要問合せ |
導入実績数 | 約1,500社に提供 |
こんな企業におすすめ | 自己学習を中心に教育したい企業 |
etudes | etudes Plus | 必要教材のみ | |
初期費用 | 無料 | ||
月額利用料 | 50,000円〜 | 30,000円〜 | 要問合せ |
(税抜)
画像出典元:「一般社団法人日本コンプライアンス推進協会」公式HP
「一般社団法人日本コンプライアンス推進協会」は、コンプライアンスに特化した専門機関として、研修プログラムの提供や資格認定を実施する社団法人。
実践的なケーススタディを重視したプログラム構成で、身につきやすいのが特長です。
主なプログラム |
|
注意点 | オンライン教材等には対応していない |
サポート体制 | 協会によるサポート |
導入実績数 | 450社以上にコンプライアンス研修を実施 |
こんな企業におすすめ | 専門性の高いサービスを探している企業 |
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「OneCompliance」公式HP
「OneCompliance」は、コンプライアンス研修に特化したeラーニングサービスです。
コンプライアンスの専門家によって作成された効果的なカリキュラムが特長で、振り分けや進捗確認などの管理機能も充実しています。
主なプログラム |
|
注意点 | オフラインでの研修には対応していない |
サポート体制 | 無料トライアルあり |
導入実績数 | 要問合せ |
こんな企業におすすめ | 自己学習で研修を進めたい企業 |
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「GRONIA plus」公式HP
「GRONIA plus」は、企業向けeラーニングサービスで、特にコンプライアンスやハラスメントに関する内容が充実しています。
弁護士監修で作成された質の高いカリキュラムでありながら、幅広い分野をカバーしています。
主なプログラム |
|
注意点 | オフラインでの研修には対応していない |
サポート体制 | 導入から運用までサポート |
導入実績数 | 各業界の有名企業含む多数(受講者延べ200万人超) |
こんな企業におすすめ | 自己学習で研修を進めたい企業 |
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「人援隊」公式HP
「人援隊」は、コンプライアンスをはじめ、幅広い種類の企業内研修を支援する企業です。
各分野で経験豊富な講師陣が質の高い研修を行うため、確実に身に付くのが特長です。
主なプログラム |
|
注意点 | 導入実績が公開されていない |
サポート体制 | フォローアップ研修あり |
導入実績数 | 要問合せ |
こんな企業におすすめ | 質の高い研修を求める企業 |
詳細については、お問い合わせが必要です。
コンプライアンス研修を行うことで、各種情報の取り扱い、SNSでの投稿における注意点、下請との取引など、実践的な知識が身につきます。
これによって、実際の業務で発生する「これって違反になる?」「どこまでOK?」といったリアルな疑問に対して、具体的な判断基準を示すことができます。
なんとなく自分には関係ないと感じられがちなコンプライアンスですが、具体的な事例やロープレを通じて当事者意識を醸成できます。
研修を通じて、なぜルールを守る必要があるのか、どんなリスクがあるのかを理解することで、自発的な意識向上を促すことができます。
コンプライアンス研修を受け、法令やルールの遵守を徹底することができれば、「あの会社は社員教育がしっかりしている」という良い評判を得られます。
これによって、取引先との新規取引の獲得や、関係の構築にもプラスになります。
また、トラブルを未然に防ぐことで、会社の評判を損なうリスクからも身を守ることができるでしょう。
コンプライアンス研修を成功させるコツは、社員に当事者意識を持ってもらうことです。
よって、業界や会社の特性に合わせた事例を盛り込んだり、ロープレを豊富に行うことが重要になります。
そうしたニーズに合わせたカスタマイズに対応している会社やサービスを選ぶことで、成功の確率を高められます。
企業によって、研修に割ける時間や、全員が集まる難しさは異なります。
よって、ニーズに合わせた研修スタイルを選べることが、重要なポイントです。
オンラインでの自己学習、オンライン/オフラインの集合研修、公開講座など、選択肢はさまざまですが、事前に対応するスタイルを確認しておきましょう。
研修だけを受けっぱなしで、実際の効果がでないという事態に陥らないためには、研修後のフォローが重要です。
フォローアップ研修や、理解度の確認、追加で自己学習できる資料の提供など、学んだことを定着させるための仕組みがあるかをチェックしましょう。
一回きりの研修では、どうしても効果は限定的です。
定期的な開催で繰り返し学ぶことで、知識や当事者意識を定着させていきましょう。
また、新入社員研修や昇進時、異動時など、立場が変わるタイミングでの実施もあわせて仕組み化すると効果的です。
経営層、管理職、一般社員では、必要な知識や直面する課題が異なります。
例えば、管理職ならパワハラと指導の線引き、労働時間のコントロール、一般社員ならSNSでのトラブル、情報漏洩など、役割に応じた内容設計が重要です。
そうした職位別のカリキュラムに対応しているかも事前に確認しておきましょう。
「こんなことが実際にあった」という事例やロープレを通じて、社員が自分の問題として捉えやすくなります。
他社の失敗事例をもとにしたワークや、実際のSNSトラブルを題材にした対応シミュレーションなど、リアリティーのある内容を取り入れると効果的です。
コンプライアンスの重要性が高まるなか、質の高い研修で社員教育を行うことは必須になりつつあります。
研修会社を使う場合、対応する研修の内容やカスタマイズ、実施方法、フォロー体制などを基準に、自社にあったサービスを選ぶことが重要になります。
画像出典元:O-dan