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ferret oneは、サイト制作(CMS)やメール配信、かんたんなユーザー行動解析など、BtoBマーケに必要な機能が一通りそろっているサービスです。
デザイナー・コーダーがいなくてもマーケター自身でWebサイトを綺麗に、かつスピーディーに作って、更新していけるのが良い点ですね。
安価なCMSやWordPressなどよりも柔軟性があって、内容の更新などもしやすい印象です。
サイト改善のPDCAスピードが確実にあがるので、これから新しくプロダクトサイトを作る場合、本格的にマーケティングを始めていきたい場合におすすめです。
一方で初期費用10万円・月額費用10万円〜と費用はそれなりにかかるので、まだプロダクトがかたまっていない段階でスタートアップがいきなり使うのはあまりおすすめしませんね。
AhrefsはSEO分析ツールなのですが、競合他社のWebマーケティング情報を把握するのに使うのがおすすめです。
競合他社サイトがどんなキーワードで上位表示されていて、どんなキーワードでリスティング広告を出しているのか、サイト全体のトラフィックは増えているのかなどが分かります。
例えば、競合他社のリスティング広告の出稿キーワードを研究して、自社の出稿キーワード選定に活かせます。
もちろん自社サイトにどういうキーワードからどれぐらいの流入があるか、被リンク数がどれくらい増えているかなども把握することができます。
また、自社サイトで狙っているキーワードの検索順位を追っていける機能が個人的に便利だと感じています。
順位が急に下落してしまっているキーワードがないかを確認するのに使っていますね。
一つ注意点があるとすれば、海外のツールなので精度はそれほど良くないことくらいでしょうか。
料金は機能の充実度によって変わるのですが、私は月1万円程度の一番ライトなプランで契約しています。
BtoBサービスを提供している多くの会社にとって必要十分な機能がそろっているので、おすすめです。
Hubspotは、オールインワン型のマーケティングツールです。サイト構築(CMS)・MA・SFA・CRMの機能が一通りそろっていて、一気通貫でデータをつなげられるのが魅力ですね。
別々のMAやSFAを連携することも可能ですが、連携コストがかかるし、ちゃんと連携させようと思うとツール選定の難易度が高いです。
実はMAツール「A」とSFAツール「B」間の連携は読み込み時間がけっこうかかって、MAツール「C」とSFAツール「B」の読み込み時間のほうが短い、みたいなこともあったりするわけです。
そういった連携の負担なく、Hubspot一つでマーケティングの上流から下流までできるメリットはやはり大きいですね。
またHubspotは自社でマーケティングをしっかりやっている企業でもあるので、Hubspotを使い込むだけで、現代のマーケターがやるべき施策が自然とできてしまうのも良い点です。
潜在リードからコミュニケーションして、メールマーケティングをして、リードのスコアがたまったら、インサイドセールスに通知がいってコールができるようになるという、いわばBtoBマーケティングのベストプラクティスを実践できるような機能が揃っています。
これからマーケティングの仕組み作りをしていくようなSMB企業には特にフィットすると思います。
FORCASは、本来事業責任者がやっていたような「ターゲット戦略の決定」を助けてくれるサービスです。
過去の受注企業をインポートすると、例えば「アミューズメント系の企業にもっと売れるのではないか」といった形で狙うべきターゲット企業を提案してくれます。
過去の受注企業の傾向を分析して、適切なターゲットにアプローチをかけるというのは、BtoBマーケでかなり再現性高く成果につながる施策なので、実際に導入後に売上が上がったという話をよく聞きます。
あと良いのは、「フラグ付け」のような機能がある点です。
適正なセールス活動を行うには、売上・業種・従業員数・BtoB/BtoC・利益率といった属性情報をリードに付与することが必須なのですが、それをマーケターやセールスがやるとなると気の遠くなるような作業量になります。それをFOCASが自動でやってくれます。
機能を考えると、BtoBマーケに必須のサービスだと思います。
ただ、ある程度予算をもった企業をターゲットにしたサービスと値付けをしているので、年間売上が10億円程度、あるいは高LTVの商材を扱うような企業が導入検討をすべきだと思います。
https://product-senses.mazrica.com
Sensesは安価でコスパが高いSFAツールです。他のSFAツールだと1アカウントあたり月額2万円程度かかるような機能が月5千円~1万円程度で導入できます。
機能としては、カンバン形式のダッシュボードとネクストアクション管理が便利です。
ネクストアクション管理は、商談のログを登録すると「ネクストアクションを登録してください」というポップアップが自動で出る機能です。
ネクストアクションをしっかり管理すると如実に受注率は上がるので、本来やるべきことをソフトウェアがやらせにきてくれるのが良いと思います。
他にも見込み客とのメールのやり取りなどのログも自動でSenses内に入るので、SFA入力の手間が省けます。
メールマーケティングは伝統的なマーケティング施策ですが、マーケティング施策別のROIの比較でも上位になることが多く、今でも最もコストパフォーマンスの高い施策の一つです。
ただ、KPI設定の仕方、メールのタイトルや配信頻度などのノウハウはいまだにブラックボックスの部分が多く、きちんと運用できている企業は少ないです。
配配メールは、セミナーやユーザー会、事業部長の安藤さんのTwitterなどでそういったノウハウを発信しているので、メールマーケティングを行う上で参考になります。
今でも機能追加や改善が活発に行われている数少ない国産のメール配信システムでもあるので、おすすめです。