AIライティングツールについて

AIライティングツール比較11選!おすすめ・選び方も解説

記事更新日: 2024/02/13

執筆: Mai Nemoto

AIライティングツールで圧倒的な効率化を実現するには、プロンプト*の確立が重要です。

プロンプトを自力で試行錯誤できる方は生成AIを直接使い、よくわからない方は、テンプレートが用意されているツールを選びましょう。

テンプレートはSEO記事・SNS投稿文・営業電話スクリプトなど100種類以上あるので、まずは業務に必要なテンプレートがあるかをチェックし、そのうえで料金と文字数制限を勘案してください。

この記事では、おすすめのAIライティングツール11選を比較しご紹介。AIライティングツールを利用するうえでの注意点も解説していきます。

*プロンプト:ChatGPTなどのチャットAIサービスを利用する際に入力する指示文。意図した回答(生成文章)を得るために適切に指示を出すことが難しいため、補助としてテンプレートが用意されているツールが多い。

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AIライティングツールとは

AIライティングツールとは、機械学習や自然言語処理を行った人工知能を用いて文章を自動生成するシステムを指します。

本来であれば人が手作業で行う競合リサーチや記事構成などを、テンプレートや条件に沿って短時間でAIが生成してくれます。

おすすめのAIライティングツールサービス5選

Jasper AI,inc「Jasper」

画像出典元:「Jasper AI,inc」公式HP

特徴

「Jasper」は、アメリカ合衆国のテキサス州に本社を置く、Jasper AI,incが提供しているAIライティングツールです。

Google ChromeやMicrosoft Edgeの拡張機能として使えるだけでなく、Jasper APIを使用すれば自社のプラットフォームに組み込むことも可能となります。

アメリカ合衆国のデータセンターで管理されており、SOC2認証などを含む継続的なテストを通じて世界レベルのセキュリティを維持しているので安心して利用できます。

注目ポイント

  • LinkedIn個人略歴用やFacebook広告見出し用など、50種類以上の用途で生成できる
  • SNSやEmailなどオンラインで作業するならどこでもJasperを利用できる
  • 自社サイトやweb製品カタログなどを読み込んでブランディングに合ったコンテンツを作成

料金プラン

  Creator Teams Business
初期費用 0円 0円 要問合せ
月額利用料 月間契約:$49
年間契約:$39/月
月間契約:$125
年間契約:$99/月
要問合せ

(税込)

無料トライアル:7日間

株式会社デジタルレシピ「Catchy」

画像出典元:「株式会社デジタルレシピ」公式HP

特徴

「Catchy」は、東京都に本社を置き、デジタルマーケティング事業やDXコンサルティング事業を展開する株式会社デジタルレシピのAIライティングツールです。

自然な言葉選びで文章を生成できるChatGPTを搭載したAIシステムを採用しており、日本人向けに作られたUIは使いやすさにも優れています。

コピーライティングなどの幅広いマーケティングに使える文章だけでなく、LINEの返信や仕事の相談・新規事業のアイデアなど100種類以上の生成ツールが用意されています。

注目ポイント

  • ChatGPTを搭載したAIシステムを採用し、UIが日本語
  • 広告用キャッチコピーSEO記事作成など生成ツールは100種類以上
  • ターゲットの明確化や戦略の立案などマーケティングアイディアもAIが作成

料金プラン

  Free Starter Pro Enterprise
初期費用 0円 0円 0円 0円
月額費用 0円 3,000円〜 9,800円〜 要問合せ

(税表記なし)

OpenAI「ChatGPT」

画像出典元:「OpenAI」公式HP

特徴

「ChatGPT」は、人間同士のように自然な会話をできる高性能なAIで、2022年11月30日のリリース直後から世界中で注目を集めて利用者を増やしています

ChatGPT Plus(GPT-4)は、プラグインのインストールも可能であり、機能を拡張してよりAIチャットボットの活用幅を広げることができます。

ただし、入力したデータが他者の回答生成に使われる可能性もあるので、機密情報や個人情報の入力は避けるように注意しましょう。

注目ポイント

  • 無料版:GPT3.5、有料版:GPT-4の言語モデルが利用できる
  • 膨大なデータから学習したAIが幅広い領域に対して回答
  • AIが画像を視覚的な入力として理解し、入力された内容と合わせて回答をしてくれる

料金プラン

  ChatGPT ChatGPT Plus
初期費用 0円 0円
月額費用 0円 $20

(税込)
※API利用は従量課金制

株式会社EXIDEA「EmmaTools」

画像出典元:「株式会社EXIDEA」公式HP

特徴

「EmmaTools」は、東京都に本社を置き、WebコンサルティングやWeb広告運用事業などを展開する株式会社EXIDEAのAIライティングツールです。

見出しやリード文の自動生成ができるだけでなく、上位サイト(1位〜20位まで)の記事構成が一目でチェックできるため構成案の検討時間を短縮できます。

コンテンツ分析も可能で、既存記事の健康状態やSEO品質をひと目で確認できるので、リライトの優先順位付けにも役立ちます。

注目ポイント

  • 独自のスコアリング技術によりSEOの強さを数値で可視化
  • 本文・タイトル・見出しの自動生成が可能
  • キーワード分析機能により毎日の順位チェックや関連キーワードの検索ができる

料金プラン

  個人向け 企業向け
  for Personal for Personal+ for Team for Team+
初期費用 0円 0円 0円 0円
月額費用 月間契約:2,480円/月
年間契約:1,980円/月
月間契約:6,980円/月
年間契約:5,980円/月
月間契約:30,000円/月
年間契約:25,000円/月
月間契約:65,000円/月
年間契約:58,000円/月

(税抜)

無料トライアル:14日間

株式会社sprout「ブンゴウ」

画像出典元:「株式会社sprout」公式HP

特徴

「ブンゴウ」は、神奈川県にあるWebサービス開発やWebサイト制作事業を展開している株式会社sproutのAIライティングツールです。

高品質なAIモデルであるOpenAIのGPT-3を搭載し、記事制作に特化したシンプルな日本語UIは初心者でも使いやすい仕様といえます。

同じキーワードの場合でも毎回異なる文章を生成してくれるので、アイディア出しとしても活用できます。

注目ポイント

  • SEOキーワードからAIが構成案を作成してくれる
  • 導入文や見出しをAIが作成してくれる
  • 同じキーワードや見出しに対して豊富なバリエーションで文章を作成してくれる

料金プラン

  ライト スタンダード プレミアム
初期費用 要問合せ 要問合せ 要問合せ
月額費用 2,700円 4,800円 9,800円

(税込)

無料トライアル:期間についてはお問い合わせが必要です。

ブンゴウ の資料を無料ダウンロード 

その他おすすめのAIライティングツールサービス

​​シェアモル株式会社「Transcope」

画像出典元:「シェアモル株式会社」公式HP

特徴

「Transcope」は、共同購入サービスの企画・運営事業を展開するシェアモル株式会社が、出店店舗の要望から開発したAIライティングツールです。

OpenAIのGPT-4をベースに作られており、フリーテキスト・URL・画像・Google・CSVなど指定した情報を元にキャッチコピーや記事をAIが自動作成します。

自社の情報や業界の専門用語といった情報をふまえた文章の作成も可能で、情報をCSV読み込みを使って追加学習させることができます。

注目ポイント

  • 音声ファイル・Transcope上で録音した音声・YouTube動画から自動で文字起こし
  • 既存記事をAIがSEOに強い文章でリライト可能
  • 日本語・英語・中国語から言語を選択してAIライティングを実行できる

料金プラン

  Free Basic Pro Enterprise
初期費用 0円 0円 0円 0円
月額費用 0円 11,000円 38,500円 66,000円

(税込)

NOVEL株式会社「SAKUBUN」

画像出典元:「NOVEL株式会社」公式HP

特徴

「SAKUBUN」は、GPT-4を用いたシステム開発や月額制アジャイル開発サービスなどを展開するNOVEL株式会社のAIライティングツールです。

マーケティング戦略の立案に使えるフレームワークや動画の構成案など、100種類以上の豊富な日本語テンプレートが用意されています。

テンプレートを使うことで、プロンプト(ChatGPTなどへの指示入力)に悩むことなく、簡単に欲しい回答がえられるのが特徴です。

注目ポイント

  • 営業電話のスクリプトSNS広告の見出しなど100種類以上のテンプレートあり
  • 年齢・居住地・性格など細かい条件までペルソナ設定が可能
  • プロジェクト設定やコンテンツの共有などチーム機能を搭載

料金プラン

  Free Personal Standard Team
初期費用 0円 0円 0円 0円
月額費用 0円 2,980円〜 9,800円 29,800円〜

(税表記なし)

株式会社ELYZA「ELYZA Pencil」

画像出典元:「株式会社ELYZA」公式HP

特徴

「ELYZA Pencil」は、東京大学・松尾研究室発のDeep Learningを軸としたAI事業を展開している株式会社ELYZAのAIライティングツールです。

日本語に特化した大規模言語モデルであるELYZA Brainを独自開発しており、文章を高精度に理解した上で修正や評価を実行できます。

ELYZA Pencilはデモ用のモデルであり、精度面で不十分なケースもあるとされていますが、2〜8個のキーワードをもとに無料で文章を生成してくれるので便利です。

注目ポイント

  • ニュース記事・メール文・職務履歴書用の文章を生成
  • 登録などの手間がなく、Webサイトのフォームにキーワードを入力するだけ
  • 独自開発された日本語特化の大規模言語AI「ELYZA Brain」を搭載

料金プラン

一般で利用できるのは、デモンストレーション用モデル(無料)のみです。

ビジネス用途として、ニュース記事・メール文・職務履歴書以外の文章や、企業独自のデータを盛り込んだ文章の生成など、企業ごとの開発にも対応しています。

株式会社Bit192「AIのべりすと」

画像出典元:「株式会社Bit192」公式HP

特徴

「AIのべりすと」は、全世界で120万ダウンロードを突破しているアプリゲームTone Sphereなどを展開する株式会社Bit192のAIストーリージェネレイターです。

小説モードは、3種類の出力モードを選択するだけでセリフ優先の文章や地の文を優先した文章など、ワンタッチで小説を生成できます。

チャットモードは、独自のAIモデルとチャット形式でセリフのやり取りをすることで小説を作っていくことが可能です。

注目ポイント

  • 2TB以上のコーパス(Corpus)から学習した独自AIモデル「スーパーとりんさま」を搭載
  • 入力文につながる文章を生成。書きかけの文章・レポートをAIのサポートで完成させられる
  • Wikiがあり、基本操作から使い方のコツ、テンプレート集などを調べられる

料金プラン

  無料会員 ポイジャー会員 ブンゴウ会員 プラチナ会員
初期費用 0円 0円 0円 0円
月額費用 0円 1,060円 1,800円 3,150円

(税別)

合同会社ゼロイチスタート「AI Writer」

画像出典元:「AI Writer」公式HP

特徴

「AI Writer」は、ChatGPTのAPIを利用することで自動で文章を生成してくれるツールです。

キーワードなど必要な情報を入力すると、タイトルやアウトラインを提案。

好きなタイトルやアウトラインを選択すると、AIが記事を作成します。

競合分析などSEO対策も万全で、利用者の目的・ニーズに合ったカスタマイズ機能(文章のテーマやスタイルを指定可能)も搭載されているのが魅力です。

注目ポイント

  • キーワード入力と、タイトル/アウトラインを選択するだけで簡単に記事を生成
  • 競合他社のWebサイトやキーワードの分析/検索ボリューム/上位表示の難易度などを表示可能
  • 文章テーマ/トーン/スタイルもカスタマイズ可能で、生成した文章の編集も可能

料金プラン

料金プランは、以下の「法人向け」または「個人・小規模企業向け」プランから選択できます。

すべてのプランで無料トライアルが用意されています。

【法人向け】

  お試しプラン
(試験的に導入を
検討している
小規模企業向け)
カスタイマイズプラン
(中小企業向け)
初期費用 0円 0円
月額費用 要問合せ 要問合せ
機能 3アカウントまで
60記事を作成可能
無料トライアルあり
アカウント数の設定が可能
記事数の設定が可能
無料トライアルあり

(税表示なし)

【個人・小規模企業・ライターチーム向け】

  ベーシックプラン
個人ライター/
ブロガー向け)
スタンダードプラン
(個人ライター/
ブロガー向け)
プロプラン
(小規模企業/
ライターチーム向け)
月額費用 1,900円 4,900円 9,800円
機能 1アカウントのみ
5記事を作成可能
無料トライアルあり
1アカウントのみ
20記事を作成可能
無料トライアルあり
3アカウントまで
60記事を作成可能
無料トライアルあり

(税表示なし)

 

Rytr LLC「Rytr」

画像出典元:「Rytr LLC」公式HP

特徴

「Rytr」は、アメリカ合衆国のデラウェア州に本社を置くRytr LLCのAIライティングツールです。

ブラウザ拡張機能をインストールすることで、SNSやブログ、メールなど様々なオンライン上のツールで簡単にRytrを使用できます。

文章だけでなく、AIを使用した画像生成にも対応しています。

注目ポイント

  • 日本語を含む30カ国以上から執筆する言語を選択できる
  • ブログの見出しやコピーライティングフレームワークなど40種類以上のテンプレートを搭載
  • 20種類以上のトンマナから選択可能

料金プラン

  Free plan Saver plan Unlimited plan
初期費用 0円 0円 0円
月額費用 0円 $9 $29

(税表記なし)

株式会社chipper「Creative Drive」

画像出典元:「株式会社chipper」公式HP

特徴

「Creative Drive」は、東京都に本社を置き、D2C・EC特化型のコンサルティング事業を展開する株式会社chipperのAIライティングツールです。

GPT-3.5もしくはGPT-4と独自のSEOロジックを掛け合わせたAIによって、キーワード設定をするだけで瞬時にSEO記事を生成できます。

使いやすい日本語のUIであることに加えて、記事内容の修正や加筆が同時にできるカスタム生成機能も加わる予定です。

注目ポイント

  • OpenAIのGPT-3.5もしくはGPT-4をベースに独自のロジックによるSEO対策が可能
  • 執筆テーマに応じてSEOを意識した構成や文字数で記事を自動生成
  • 執筆内容案を複数生成してくれるため、より良いアイディアから記事作成ができる

料金プラン

  Free Starter Standard Premium
初期費用 0円 0円 0円 0円
月額費用 0円 10,000円 10,000円 50,000円

(税込)

AIライティングツールを使用するメリット3つ

1. コンテンツの量産が可能

膨大なデータを学習したAIにより、人が手作業でリサーチや執筆するよりも瞬時に文章を生成します。

調査事例では生成に15分、校正に10~25分と、1記事が30分程度で完成していました。

記事の公開本数を大幅に増やしていきたい企業は、導入を検討すべきツールです。

2. 人員コストや時間の削減

ライターや校正・校閲など、コンテンツ作成には様々なプロセスが存在します。

AIライティングツールを活用することで、各プロセスにかかる人件費や時間の削減にも繋がります。

ツールによっては、Facebook広告用やTwitter投稿文章などのプロンプト用テンプレートが搭載されているため、人よりも早く最適な文章を生成します。

3. 属人化せず一定レベル以上の文章作成が可能

AIライティングツールを活用することで、ライターのレベルに左右されず、SEOに強く・良質な文章を作成できます。

高精度なAIモデルが搭載されたツールであれば、誤字脱字など人的ミスがなく、読みやすい文章を生成できるでしょう。

AIライティングツールを使用するデメリット3つ

1. 不自然・無機質な文章になる可能性がある

AIライティングツールは、機械学習自然言語処理という技術によってAIが文章を生成するため不自然な言い回しや、単調で無機質なコンテンツとなる可能性があります。

文章やコンテンツは人のために作られるものなので、人間が自然と感じる言い回しや文章の流れまで必ずしもAIが100%の答えを出せるとは限りません。

2. 専門的・センシティブな内容には不向き

AIライティングツールは、専門的な分野に関する文章やセンシティブな内容にはあまり向いていません。

専門用語のニュアンスや不適切な表現など、データだけでは判断できない内容については、人が介入をして判断をする必要があります。

3. 情報の正確性には人のチェックが必須

AIライティングツールは、機械学習をさせたデータを元に文章やコンテンツを生成するため、最新の情報であるか・正しい情報かは人のチェックが必須です。

機械学習に含まれている情報が古い情報や間違った情報である可能性をふまえて、チェック体制を整えましょう。


■AIライティングツールの使用が不安なら

AIライティングツールの導入せずに記事作成の工数を減らしたい場合には、記事作成代行サービスもチェックしてみてください。

AIライティングツールサービスの比較ポイント

1. 希望する言語対応の有無

AIライティングツールが希望する言語に対応しているかどうかは、選定時のポイントです。

インターフェースが英語のみである場合や、生成する文章が日本語でない可能性もあります。

自社がどのようなコンテンツを作るのか、操作性の良さをどこに求めるかは明確にしておく必要があります。

2. 用途と機能がマッチしているか

自社の用途とAIライティングツールのサービス内容が合っているのかも確認しましょう。

SEO記事に特化したツールや、多機能を売りにした、SNS投稿文やトークスクリプト作成などマーケティング用途での活用も可能なツールもあります。

AIライティングツールをどこに活用するか、あらかじめ導入目的を明確化させておきましょう

3. コンテンツのクオリティ

AIライティングツールを実際に使用してみて、生成されるコンテンツのクオリティを比較しましょう。

AI自体も技術的に完璧ではない上、サービスによってベースとして採用しているモデルも異なります

機械学習や自然言語処理の精度が自社の求めるコンテンツクオリティにどれくらい近いのかどうかは、トライアル期間などを活用して本格的な導入前に確認しましょう。

まとめ

今回ご紹介したAIライティングツールの導入によって、人が時間をかけて行っているコンテンツや文章を時間を短縮して作成できる可能性があります。

また、膨大な情報を学習したAIによって網羅性のある記事やコンテンツごとの最適な文章を簡単に作れるようになるでしょう。

AIライティングツールを活用したいと考えている方は、ぜひ今回紹介したツールを参考に導入を検討してみてください!

画像出典元:O-dan

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