【22年9月最新機能紹介】Googleカレンダーでスケジュール調整を効率化!

【22年9月最新機能紹介】Googleカレンダーでスケジュール調整を効率化!

記事更新日: 2022/09/06

執筆: 川崎かおり

Googleカレンダーは、ビジネスパーソン必携のデジタルスケジュール管理ツールです。

「新機能の追加により、ますます便利になった」といわれますが、どのような機能がプラスされたのでしょうか?

業務スピードアップ・効率アップをかなえてくれる、Googleカレンダーの新機能をチェックしてみましょう。

Googleカレンダーの新機能!予約スケジュール機能とは

Googleカレンダーに新機能としてプラスされたのが、「予約スケジュール機能」。会合・面談の設定がより一層スムーズになり、「業務効率がアップする」と評判です。

どのような機能なのか、具体的に見ていきましょう。

1. 誰とでもスケジュール調整できる機能

Googleカレンダーの「予約スケジュール機能」とは、誰とでも簡単に会合・面談の予約を行える機能です。

Googleカレンダーユーザーなら、「それ、予約枠でできるよね?」と思った人もいるかもしれません。

しかし予約枠は、調整する側もされる側もGoogleアカウントが必要。Googleアカウントを持っていない人との調整には使えないため、万能とはいえません。

その点予約スケジュール機能は、Googleアカウントを持たない部外者との調整もOKです。ホスト側が予約ページを作成してリンクを共有すれば、Googleアカウントの有無を問わず会合・面談を予約できます。

これまで外部ツールで日程調整をしていた人も、Googleカレンダーのみで事足りるでしょう。

2. 予約スケジュール機能で設定できること

Googleカレンダーの予約スケジュール機能を使えば、会合・面談予約について以下の設定が可能です。

  • 予約場所
  • 予約の長さ
  • 予約日時
  • リマインダーメール
  • 予約の説明・質問の入力

特に便利なのが、予約フォームに説明や質問を入れられること。

相手の希望・質問等が会合・面談前に把握できるため、ムダな時間を消費せずに済みます。

Googleカレンダーの「予約スケジュール機能」の使い方

Googleカレンダーの予約スケジュール機能を設定できるのは、パソコンのみです。どのように行うのか、順を追って見ていきましょう。

1. Google Workspace のGoogleカレンダーを開く

予約スケジュール機能は、通常アカウントでは利用できません。「Google Workspace 」のアカウントが必要となるため、注意してください。

2. 「+作成」をクリック

「予定」「タスク」の下に「予約スケジュール」があるので、こちらをクリックしましょう。詳細設定画面が開くので、詳細を入力していきます。

3. 予約内容を入力する

予約の詳細画面が開いたら、以下の項目を埋めてください。

  • タイトル:面談のタイトル
  • 予約の長さ:最低15分から設定可能
  • 予約日時:スポットのほか、定期的なスケジュール予約も可能
  • 予約受付時間


タイトルはどのようなものでもかまいませんが、全てのユーザーに通知される上、カレンダー上にも表示されます。一目で分かる、シンプルなものがベターです。

また予約受付時間は、60日前から12時間前まで選べます。自分が確認できるタイミングで予約を受け付けてください。

4. 予約済みの予定枠を設定

都合の悪い時間・面談・会合を入れたくない時間は「予約済」として候補から外すことが可能です。

予約済みとして候補から外せます

1日あたりの予約件数の上限も設定できるため、予約が1カ所に集中する心配がありません。

5. 予約ページの内容を埋める

予約内容を入力したら、面談・会合調整したい相手がスムーズに予約できるよう形式を整えてください。

記載・設定が必要な項目は以下のとおりです。

  • 予約ページの写真と名前
  • 場所と会議:「対面」「電話」「ビデオ会議」のいずれかを選ぶ
  • 予約フォームの説明記入
  • 予約リマインダーの設定


面談・会合を外部ツールで行う場合は、「なし/後で指定」を選択してください。

また予約リマインダーの設定は、デフォルトで「1日前」となっています。リマインドしたいタイミングがある場合は、都合に合わせてカスタマイズしましょう。

6. 保存を押して完了

「保存」を押すと、面談・会合の予約が完了します。作成した予約スケジュールは自動的にGoogleカレンダーに反映されるため、特別な処理はいりません。

全て終わったら「予約ページのリンクをコピー」をクリックして、必要な相手に共有しましょう。

Googleカレンダー「時間の分析」機能もより便利に!

予約スケジュール機能のほか、注目したいのが「時間の分析機能」。2021年8月にリリースされたものですが、22年8月に新たな機能が加わりました。

時間の分析機能と、追加された新機能について紹介します。

時間の分析機能とは

「時間の分析」機能とは、ユーザーがどのような業務・会議にどのくらいの時間を費やしたのかを分析できる機能です。

テレワークでWeb会議や面談が増え、勤務状況の把握やスケジュール管理が複雑化したユーザーは少なくありません。

時間の分析機能は、「簡単に自分の勤務状況や業務時間を知りたい」というユーザーの声に応えるかたちで実装されました。

時間の分析機能でできること

時間の分析機能で確認できるのは、以下のような項目です。

  • 時間の内訳: 勤務時間や、参加する会議の種類
  • 会議に割いた時間:会議が多い曜日と期間・会議の頻度
  • 会議に参加したユーザー:どのユーザーと会議に同席することが多いか

参加した会議のデータを確認することで、スケジュールにおける時間配分の管理や、勤怠管理がスムーズになります。

新機能「カラーラベル」機能がリリース

カラーラベル機能とは、それぞれのイベントをカラーでカスタマイズできる機能です。これまでのモノトーンカラーから色の選択肢が増えたことで、視認性が向上しました。

イベントごとの時間経過が一目で分かり、時間分析をよりスムーズに行えるでしょう。

カラーラベルの設定を行うには、まずパソコンでラベルを作成する必要があります。以下の手順で設定してください。

1. パソコンでGoogleカレンダーを開く

2. ページ左側にある「その他の分析情報」を開く

3. 「時間の内訳」の横にあるペンアイコンをクリック

4. 色のラベルのポップアップで、以下の操作を行う

5. 「新しい色ラベルを追加」をクリックして色ラベルを作成

6. 「ラベルを追加」欄にラベル名を入力

7. 保存をクリック

ページ左側にある「その他の分析情報」より作成可能
※2022年8月30日以降、本機能が利用できるまで最大15日以上かかる見込み

パソコンでラベルを作っておけば、スマホやタブレットからでも色を割り当てられます。

まとめ

Googleカレンダーの新機能を使えば、外部ツールに頼らずに面談・会合の予約・設定が可能です。Googleアカウントを持たない人との調整も容易なため、Googleカレンダーだけで全てが完結します。

業務でGmailやGoogle meetを使っている人には、特に使いやすいといえるでしょう。

また2022年8月には、イベントごとの時間経過が一目で分かるカラーラベル機能もリリースされました。会議や面談の状況が容易に把握でき、時間分析の精度が高まります。

ビジネスパーソンにとって、Googleカレンダーはスケジュール管理を容易にしてくれる心強い味方です。

新機能を使いこなし、業務効率化に役立てましょう。

画像出典元:pixabay

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