初めてのWEB面接対策|準備~本番までの準備・マナー注意点を解説

初めてのWEB面接対策|準備~本番までの準備・マナー注意点を解説

記事更新日: 2020/05/29

執筆: 浜田みか

WEB面接が増えつつあるいま、就職あるいは転職活動をする人にとって、従来の対面面接でのノウハウやマナーがどこまで活かせられるのかは、非常に気になるポイントではないでしょうか?

そこで今回は、これからWEB面接を受ける人を対象に、そもそもWEB面接とはどんなものなのか、どんな準備が必要なのか、WEB面接上のマナーや注意点をご紹介します。

あわせて失敗例もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

WEB面接とは

近年増加傾向にあるWEB面接ですが、初めて経験するという人も多いのではないでしょうか。

従来の対面面接との違いなど、ここではWEB面接とはどのようなものなのかについて、紹介しています。

WEB面接とは

WEB面接は、インターネットを介した面接形式のこと。いま流行りのZOOM(ズーム)やSkypeなどオンライン会議に使われるようなツールを用いて行われます。

これまでは、就職を希望する企業に赴き、会議室などの会場で面接官と直接顔を合わせて行う『対面面接』が主流でした。

しかし、遠方から候補者が足を運ぶのも大変なうえ、2020年の年明けから流行し始めたコロナウイルスによって、いっきにWEB面接の流れに変わりました。

『WEB面接』と『対面面接』の違い

WEB面接と対面面接の違いは、主にコミュニケーション面にあります。

対面面接の場合、同じ室内で直接顔を合わせて会話しますから、相手を視覚的・聴覚的に捉えつつ、空気感も肌で感じ取ることができます。

一方でWEB面接は、画面を通して行われます。インターネットを介すことから、相手の情報の受け取りは通信環境に左右されます。

たとえば、映像や音声の届くタイミング。直接顔を合わせている時とは違い、レスポンスに多かれ少なかれタイムラグが生じがちです。

これらのことから、WEB面接では対面面接に比べてミスコミュニケーションが生まれやすいといえます。

WEB面接でミスコミュニケーションが増える原因

ミスコミュニケーションが起こる直接的な原因は、WEB面接ではコミュニケーションの中でも『非言語コミュニケーション』と呼ばれる要素が欠如しやすいからです。

言語コミュニケーション 非言語コミュニケーション

口から発せられる言語によるもの。
話し言葉の『言葉』そのものが言語コミュニケーションに当たる。

視覚や聴覚で捉えられる情報によるもの。
たとえば、声の抑揚・声音・仕草・態度など。言葉では言い表されていない部分の情報もコミュニケーションを構成する要素になっている。

WEB面接では、相手の細かな表情が見えにくく、非言語コミュニケーションから受け取れる情報が少ないためにミスコミュニケーションが発生しやすくなるのです。

ミスコミュニケーションが多いと、面接官が受ける印象も良くないものになってしまいます。

 

WEB面接をおこなうときの10の準備

候補者がミスコミュニケーションを防いで面接官に悪い印象を与えないためには、何ができるのでしょうか?

ここでは、WEB面接をおこなうときの準備について紹介しています。

1. WEB面接ツールの確認

WEB面接に使われるツールには、企業によって異なります。WEB面接が決まったら、必ず使用するツールはどれなのか?を確認しておきます。

指定のツールが使用未経験であれば、事前にアプリやソフトウェアをダウンロードしたり、IDを取得したりしておかねばならない場合もあります。

ツールによって操作方法も異なるため、不慣れなまま面接に挑むことがないように、面接当日までに実際に使ってみて以下のポイントをチェックしておきましょう。

  • 正常に繋がっているか?
  • 音声テストで双方向の音声がスムーズに聞き取れているか?

よくある失敗には、WEB面接中に接続が切れてしまう、音声が届かないといったことが挙げられます。

このほかにも、ツールに表示されるアイコンやプロフィール画像がビジネスに適したものになっているかも確認しておきましょう。

プライベートでも使用しているツールの場合、アイコンやプロフィール、表示名が私的なもののままになっているケースがあります。

アイコンに設定する写真で適切なものがないのであれば、履歴書の写真を使う、あるいは設定なしにしておくのが無難です。

2. 安定したインターネット接続環境を確保する

インターネット環境があれば、場所を問わずにいつでも受けられるWEB面接ですが、周囲の環境や接続状態が悪い場所で受けるのは避けましょう。

インターネット接続状態の悪い環境では、WEB面接が中断する原因にもなりかねません。

あらかじめWEB面接に指定されたツールを使って接続状態を確認しておき、接続状態が悪い場合は場所を変えるなどして安定した場所を選ぶようにしましょう。

最近では、コワーキングスペースなどで個室を一時利用することも可能です。

こうしたところでのインターネット環境は比較的安定していますから、自宅でWEB面接を受けられない場合は、利用を検討してみてください。

3. 画面位置・高さの確認と調整

WEB面接を受ける場合は、カメラの位置が顔と正対になるようにセッティングします。

高さが合っていないと、カメラを覗き込んだり、見上げたりする格好になり、面接官からあなたの顔が確認しにくい状態になります。

それでは表情も伝わりにくくなるため、せっかくの熱意や誠意も半減します。

内蔵カメラが搭載されていないパソコンを使用する場合は、外付けのWEBカメラを事前に用意しておきます。安いものであれば、ネット通販で2,000円ほどで購入可能です。

スマートフォンやモバイル端末を使用するのであれば、必ずスタンドを使いましょう。手に持ったままでは、画面が揺れたり、カメラの画角から顔が外れたりする原因になります。

スタンドも、WEBカメラ同様にネット通販で購入可能です。価格は、1,000円ほどでありますので、事前に用意をしておきましょう。

画面の位置を合わせてみて、顔が暗く映るようならスタンドライトを用意するなどして明るさを調整します。

暗い顔のままでは印象も悪いですし、表情も見えにくいので、面接官が顔を確認しにくくなるからです。

スマホでWEB面接を受けたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

 

映りを良くするための方法は、こちらの記事を参考にしてください。

 

4. 背景は整理・整頓して清潔な状態に

WEBカメラは、意外にも広い画角で相手のモニターに映ります。そのため、自室でWEB面接を受けていると、背景に室内の映像が映り込むことも少なくありません。

身なりを清潔に整えていても、乱雑な室内が映ってしまっては、「見えないところでだらしがない」などと思われてしまう可能性も。

WEB面接前に一度、画面に映る室内の状態を確認してみましょう。

カメラを通してみると、意外と雑然としていると感じることも少なくありません。事前に生理整頓しておけば、本番直前に慌てることもありません。

どうしても部屋が狭く、室内の様子が映り込んでしまうようであれば、壁を背景にするといいでしょう。

最近では、多種多様なバーチャル背景がありますが、プライベートで使用するならまだしも、WEB面接での使用は不適切です。

また、自室でWEB面接を受けるのが難しいときに、カフェなどの飲食店をWEB面接の場に使うのはおすすめしません。

雑音も発生しやすく、会社の情報が漏れてしまう可能性があるからです。こうしたときは、コワーキングスペースやネットカフェを利用するなどしましょう。

5. 書類は手元に用意しておく

WEB面接では、対面面接以上に予期せぬトラブルに見舞われやすいものです。たとえば、WEB面接中に通信トラブルによる中断や音声の停止、映像のタイムラグなど。

考えうる限りのトラブルを想定したうえで、必要な書類を手元に準備してWEB面接に臨みましょう。以下に、用意しておくといいものを列挙しています。ぜひ参考にしてください。

・履歴書

・職務経歴書、エントリーシート

・ポートフォリオ

・質問事項のメモ書き

・伝えたいことのメモ書き

・緊急時の先方の連絡先

当日は、できるだけ面接官の顔を見て受け答えができるように、書類の内容はしっかりと頭の中に入れておくのがベストです。

面接中、何度も手元の書類を確認するようなことがあれば、視線を外すことになり、ミスコミュニケーションのもとになります。

不安な場合は、目線の少し上に当たる壁面などに貼っておくのもおすすめです。

通信トラブルによる切断が起こる事態も想定して、緊急時の連絡先は事前に必ず確認しておきましょう。

万が一、面接前や面接中にトラブルで中断せざるを得なくなった場合、連絡先がわからないと慌てる羽目になります。

こうしたときにどんなアクションが取れるかも、企業側は見ています。

事前に想定できるはずのことに対して対応策を講じていないとなれば、それもまた面接官の印象を悪くする原因になりかねません。

6. メモ帳と筆記用具をすぐ使える状態にしておく

WEB面談中、いつ面接官から何を言われるかわかりません。いつでもメモが取れるように準備しておけば、すぐに対応できます。

手書きよりもパソコンでメモを取ればいいじゃないか、という声も聞こえてきそうですが、WEB面接中は控えましょう。

タイピング音は自分が思っている以上に相手によく聞こえています。

話をしている最中に、カチャカチャとキーを打つ音が聞こえてくると話しづらいものですし、耳元も煩くて不快感を与えてしまうかもしれません。

キーボードで入力しているときも、視線がカメラから外れるなどして「ちゃんと聞いているのか?」と思われる可能性もあります。

相手にはこちらの画面が見えていませんから、「本当にメモを取っているのか?」と勘繰られてしまっては、不利になります。

メモを取る際も「メモを取らせていただいてもよろしいですか?」と前置きしてから始めましょう。

7. 服装はオフィススタイルを用意する

自宅でWEB面接を受ける場合でも、そのまま会社に行けるくらいの服装(オフィススタイル)が適切です。

受験する企業によっては、個性を求めるところもあれば、そうでないところもあります。

スーツスタイルよりも私服のほうが感触が良いケースもありますので、リサーチをしてから服装を決めるのが良いでしょう。

服装で特に気を付けたいのが、下半身の恰好です。よくある失敗では、WEB面接は上半身しか映らないから大丈夫と下半身だけ部屋着のまま受けるケースです。

いつ、どんなときに下半身が映り込むかわかりませんから、全身オフィススタイルに着替えるようにしましょう。

8. バッテリー状態を確認しておく

モバイル端末やノートパソコンでWEB面接に臨む際には、バッテリーの状態にも注意しましょう。面接中にバッテリーが切れてしまっては大変です。

特にコワーキングスペースなど自宅外で受験するときには、WEB面接前に十分に充電しておくか、電源コードを用意して電源供給しておくようにしましょう。

9. SNSや通知がくるサイトは全て終了させておく

WEB面接中、不要な画面を開いていたり、起動させたままにしていたりして通知音が鳴っているケースがあります。その音は、機器を通して面接官の耳にも聞こえています。

WEB面接前には必ず、SNSや通知が届くサイトは全て終了させておきましょう。

スマホやモバイル端末の場合、マナーモードでバイブレーションだけにしていても、その振動音が伝わります。サイレントモードに切り替えておくのを忘れないでください。

10. マイク付きイヤホンで通話できるようにセットしておく

内蔵スピーカーを使ってコミュニケーションを図ることは可能ですが、互いの声が聞き取りにくくなったり、周りの雑音が入り込んで伝わりにくくなったりすることがあります。

それらを避けてスムーズなコミュニケーションを図るならば、マイク付きイヤホンは必須と考えましょう。

無線よりも有線のものがベストです。無線マイク付きイヤホンの場合、本体との接続状態によっては音声の受発信ができなくなります。

有線であれば、断線したり、壊れたりしていない限りは接続状態に影響されません。事前に、念のため音声テストもしておきましょう。

WEB面接途中でマイク付きイヤホンに着け替えるときは、一旦こちらの音声をミュート状態にします。

音声が繋がっている状態でイヤホンジャックに抜き差しをすると、大きな雑音が面接官の耳に届きます。

マイク付きイヤホンを使わずにWEB面接に臨んだものの、音声が聞き取りにくい状態のまま質問に無理に答えようとして的外れな返答をしてしまうといった失敗例もあります。

お互いにクリアな音声でコミュニケーションを図るためにも、マイク付きイヤホンは事前にセットしておきましょう。

また、マイク付きイヤホンでよく起こりがちなのが、知らないうちに断線していたり、紛失していたりしていざ使おうとしたときに使えないケースです。

マイク付きイヤホンは、安いものであればネット通販でも1,000円ほどで購入可能ですから、予備を常備しておくと安心ですね。

WEB面接での注意点

WEB面接では、普段の対面と同じようなレスポンスで話すと、面接官の言葉と重なってしまうことが多々あります。

これが積み重なると、お互いに非常にストレスになり、ミスコミュニケーションのもとになります。

そんな失敗をしないために、ここではWEB面接受験時の注意点について紹介しています。

焦らずに一呼吸おいてから話そう

WEB面接では、高頻度でタイムラグが生じると考えておいたほうがいいです。ラグを意識しないでいると、不意にタイムラグが生じたときに慌ててしまうからです。

それを挽回しようと焦って話してしまえば、余計に聞き取りにくい音声になってしまいかねません。

相手が話し終わった頃合いを見計らい、落ち着いてゆっくり話すようにすると、聞き取りやすく、ちょうどいい間も取れるはずです。

対面面接とは違って、相手の話し終わったタイミングが非言語コミュニケーションからは読み取りにくいため、普段よりも一呼吸おいて話すくらいの意識を持って臨みましょう。

画面は頭頂から肩まで収まる距離で正対する

画面に近すぎると、相手に圧迫感を与えます。かといって、近すぎるのも表情が見えにくくなるので、おすすめできません。

適切な距離は、頭のてっぺんから肩までがモニター内に収まるくらいです。それくらいの距離であれば、比較的細かな表情も伝わりやすくなります。

声とボディランゲージは普段よりも2割増しにする

2割増しというのは、あくまでも目安です。WEB面接では、細かな表情の違いが伝わりにくく、接続状況によっては音声も聞こえにくくなります。

自分の接続状態はなかなか把握しにくいことから、WEB面接中は、声やうなづきなどの仕草も普段よりも大きめにすることを意識しましょう。

視線は画面ではなくカメラへ

WEB面接中は、視線をつい画面の面接官に合わせてしまいそうになりますが、それでは面接官から見たときに視線が合いません。面接官と目を合わせるには、WEBカメラを見ます。

このとき、カメラの位置が低かったり、高かったりすると目線を合わすために姿勢が悪くなってしまいます。

そのためにも、事前に画面の高さを調節してカメラと目の高さが同じになるようにしておくことが大切です。

開始前と終了後に連絡を

WEB面接の開始時間になったからといって、急に通話を始めるのはやめましょう。

まずはWEB面接を受ける準備が整ったことをメッセージなどで伝え、企業側からのアクセスがあるまで待機します。

面接が終了したら、面接をしてもらったことに対してお礼を伝えましょう。企業側も面接のために時間を割いているのですから、そこにきちんとお礼を述べられるかどうかも見られています。

まとめ

WEB面接においてのマナーは、従来の対面面接とさほど変わりません。ただ、オンラインでおこなわれるという点では、対面面接のときにはなかった注意点が多々あります。

しかし、準備すべき点さえしっかりと押さえておけば、慣れないWEB面接で仮にトラブルがあったとしても冷静に対処できるはずです。

画像出典元:Pixabay

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