TOP > SaaS > マーケティング > SNSマーケティング > 【活用事例あり】BtoB企業のYouTubeマーケティング術!費用相場・活用方法も解説
ネットメディアの中でユーザー数が多いプラットフォームの一つであるYouTube。
BtoB企業にとって利用価値が高いプラットフォームですが、どうすればうまく活用できるのでしょうか。
本記事では、BtoB企業が成功するYouTubeマーケティング術について、活用事例や費用相場も含めて詳しく解説します。
このページの目次
YouTubeマーケティングに取り組むべき企業には、どのような特徴があるのでしょうか。
BtoCに比べ、BtoB向けのサービスや商品は複雑で、理解するのに時間がかかります。
その点、動画であれば複雑な内容を視覚的にわかりやすく、短時間で伝えることが可能なため、BtoBとYouTubeマーケティングは相性が良いと言われているのです。
YouTube動画の制作・運用には多くの工数がかかるため、専任の担当者を配置できると理想的です。
自社にスキルがない場合は、動画編集ツールの使用や外注なども視野に入れて、リソースを確保できるかが鍵となります。
通常、YouTubeマーケティングには長期的な戦略が必要となります。
質の高いコンテンツを定期的に更新することで、顧客の関心と信頼を得ることができるからです。
そのためには、広告のパフォーマンスを定期的に確認し、フィードバックを取り込み、必要に応じて調整を行わなければなりません。
そういったノウハウが自社にあるのであれば、YouTubeマーケティングに向いていると言えるでしょう。
BtoB企業がYouTubeマーケティングをうまく活用するには、どのような方法があるのでしょうか。
ここで、7つの活用方法について詳しく見ていきましょう。
商品やサービスを紹介する際にYouTubeを活用すれば、画像やテキストではイメージしづらい魅力を、わかりやすく説明できます。
口頭による説明は、営業担当者の力量により差が生じる可能性がありますが、動画であれば説明にブレがなくなります。
視覚的なインパクトと訴求力が強い動画を活用することで、記憶に残りやすく、興味や関心も高められて、スムーズな商談に繋がることでしょう。
YouTubeでイベントやウェビナーの告知を行えば、従来の手法よりも認知度のアップが可能です。
詳細なターゲティングと柔軟な予算設定ができるため、費用対効果の高い告知が期待できる手法と言えます。
イベントやウェビナーのアーカイブ動画を公開すれば、参加できなかった顧客に視聴してもらうことができます。
日時・場所を問わず視聴が可能なため、機会損失が大幅に減少し、顧客のフォローアップにも利用できます。
商品やサービスの導入事例の紹介にも、大きな効果が期待できます。
実際のユーザーが語る動画であれば、インタビュー記事よりも熱量が伝わり、視聴者の信頼を得やすくなるでしょう。
さらに、ユーザーならではの視点により、自社では見えなかった新たな気づきを得られることもあります。
採用のためのPR動画を制作することによって、マッチングの精度が上がる可能性が高くなります。
企業の説明だけでなく、社内の雰囲気や経営者・社員のインタビューを紹介すれば、自社の魅力をよりわかりやすく伝えることが可能です。
また、入社後のイメージがしやすくなるため、早期離職などのミスマッチが少なくなります。
短時間でインパクトを与えられるYouTube動画は、効果的な販促ツールとして活用できます。
短尺でインパクトのある動画を流すことで、自社商品やサービスへの興味喚起につながり、ブースへの誘導がスムーズになるのです。
動画で自社商品の操作方法やQ&Aなどを説明すると、より顧客に伝わりやすくなります。
YouTubeを見れば理解・解決できるように、丁寧にわかりやすいものを作っておけば、顧客満足度のアップにつながります。
さらには、サポートセンターへの問い合わせ件数が減少し、社員の負担軽減やコスト削減も期待できるでしょう。
詳細なターゲティングが可能なYouTubeは、動画広告にも最適です。
自社商品・サービスに興味があるターゲットに向けて、結果につながる広告を届けることができます。
また、一定時間以上視聴されると課金されるなど、YouTube広告には種類があり、費用対効果を見ながら広告運用が可能です。
広告のクリック率、コンバージョン率、完全視聴率など、計測ができるため、予算に合わせて効果的に運用しましょう。
ここで、YouTubeマーケティングの活用事例を3つご紹介します。
成功しているチャンネルを分析しながら、自社の施策に活かしてください。
IBM Corporationの日本法人である同社が開設するYouTubeチャンネル「IBMJapanChannel」では、TVCMや企業PR、関連製品、サービスなどを発信しています。
IT技術やクリエイター紹介のほか、顧客と自社チームとの打ち合わせの様子も公開。
自社の取り組みをイメージしやすくする工夫をしています。
大手電子部品メーカーである同社のYouTubeチャンネル「株式会社村田製作所/Murata Electronics」では、企業PR、企業の取り組み紹介、製品の使い方などを投稿しています。
59の海外関連会社を展開し、世界シェアNo.1の製品を多く抱えているため、製品に関する注意喚起の動画について、同じ内容の動画を日本語だけでなく、英語や中国語でも公開するなどの工夫がなされています。
Web集客のコンサルティングサービスを提供する同社は、YouTubeチャンネル「WebマーケティングTV【StockSun株式会社】」において、SEOやWeb制作ECサイト運用などのテクニックを伝える動画を公開しています。
注目したいのは、動画内において、各施策で生じた効果を隠さず披露している点。
その結果、視聴者からの信頼を獲得し、Webマーケティング業界での知名度が大幅にアップし、
YouTubeチャンネルの開設後2ヶ月で、22件の問い合わせ、7000万円の売上を達成しました。
YouTubeマーケティングには、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
ここでは、動画制作を依頼した場合の費用相場と、YouTube広告にかかる費用について、それぞれ解説します。
一般的な動画制作には、企画構成、撮影、レコーディング、編集といった工程があり、動画の長さやクオリティによって費用は大きく変動します。
自社では対応できない工程のみを外注すれば、コストダウンも可能です。
各工程にかかる平均的な費用は、下記のとおりです。
企画・構成 | 10~35万円 |
撮影 | 10~50万円 |
編集 | 5~30万円 |
レコーディング | 5~15万円 |
その他(配信アカウントの管理・運用など) | 1~50万円 |
BtoBで利用されている動画の費用相場は、次のとおりです。
外注する際、予算の参考としてください。
インタビュー動画 | 30~100万円 |
研修・マニュアル | 30~150万円 |
セミナー・イベント | 50~200万円 |
採用動画 | 50~200万円 |
商品・サービス紹介 | 50~200万円 |
会社紹介 | 100~200万円 |
ブランディング動画 | 200~400万円 |
YouTube広告には主に6つの種類があり、それぞれ費用も料金発生方法も異なります。
YouTube動画を見る際に再生される6秒間スキップ不可の広告。
再生回数1,000回ごとに費用が発生します。
費用:400~600円
YouTube動画を見る前や途中に流れる広告で、動画広告開始5秒でスキップが可能。
30秒以上の視聴、またはリンクをクリックされるごとに費用が発生します。
費用:2~25円
YouTube動画を見る前や途中に流れるもので、一定時間スキップ不可の広告。
再生回数1,000回ごとに費用が発生します。
費用:500~800円
YouTubeの検索結果や関連動画上に表示される広告。
リンクをクリックされるごとに費用が発生します。
費用:3~20円
YouTubeのホーム画面の最上部に表示される広告で、最大30秒自動再生。
日数ベースでカウント、もしくは表示回数1,000回ごとに費用が発生します。
費用:1日数百万円になるケースも
モバイル専用の動画広告で、Google動画パートナーのWebサイトやアプリ上で表示。
再生回数1,000回ごとに費用が発生します。
費用:400~600円
BtoB企業がYouTubeマーケティングを行う場合、以下のことに注意しなければなりません。
ここでしっかりと確認しておきましょう。
YouTubeマーケティングは即効性が期待できないケースが多く、初期に大きな成果が表れるのは稀です。
YouTubeチャンネルの目的を明確化し、一貫したブランディングを行うなど、中長期的に戦略的計画を立てて臨みましょう。
中長期的な運用を行うには、継続的な動画投稿が欠かせません。
動画の企画・構成、撮影、編集など、さまざまな工程で多くのコストが必要となります。
社内でのリソース確保が困難であれば、外注を検討してみましょう。
YouTubeチャンネルの運営には、出演者が必要です。
訴求力アップを求めるなら、タレントやユーチューバー、インフルエンサーなどに出演を依頼するのも手です。
予算に合わせて、出演者を確保しましょう。
拡散力が高いYouTube動画は、万が一、動画が炎上してしまうと、商品やサービスだけでなく、企業そのもののイメージダウンに繋がる可能性があります。。
対策として、コンプライアンスの強化や倫理観の向上をもって、動画の内容には細心の注意を払うようにしましょう。
YouTubeは、BtoCマーケティングのイメージが強いように思われがちですが、うまく活用すればBtoB企業にも大きな効果をもたらすことができます。
既存顧客だけでなくターゲット層が求めているものを理解し、わかりやすく見やすい動画を制作して、自社のチャンネルを育ててみてください。
画像出典元:o-dan
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