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VTuberキャスティングサービスとは、企業のマーケティングニーズにマッチしたVTuberの選定・アサインをおこなうサービスです。
バーチャルな存在であるVTuberはデジタルネイティブのZ世代と親和性が高い上、実在のタレント起用時に比べるとスキャンダルリスクの不安が少ないと言われます。
積極的に若い世代を取り込みたい企業は、キャスティングサービスの利用によって理想のVTuberマーケティングを展開することが可能です。
本記事では、VTuberキャスティングサービスの概要や選び方・おすすめのVTuberキャスティングサービスをご紹介します。
このページの目次
VTuberキャスティングサービスを利用するメリットは、企業が「自社の商品・サービスイメージにマッチしたVTuberを見つけられる」「キャスティング工程を効率化できる」などです。
VTuberの人気は若年層を中心に高まっているものの、VTuber業界に精通した専門家はまだ少なく、キャスティングの根拠となる定量的なデータを探すのも難しいです。
VTuberキャスティングサービスに代わりに選定をおこなってもらうことで、企業は手間なくマーケティング戦略に最適なVTuberをアサインできます。
VTuberマーケティングはなぜ難しい?
VTuberにはスーパーチャット(スパチャ、YouTubeでの投げ銭)で年間数千万円が課されるほど多くのファンがいます。
しかしファンが熱狂しているのはキャラクターに対してであって、VTubeが数秒のTVCMのようにただ商品を紹介しただけで、ファンが興味をもってくれるとは限りません。
VTuberに「自分ごと」として、商材をファンに紹介してもらう必要があるのです。
VTuber起用を成果につなげるためには、「VTuberに商材を理解してもらう」ことにくわえ、
などさまざまな要素を考慮してキャスティングする必要があるので、ノウハウのない企業が自社で選定や企画をおこなうのは非常に難易度が高いと言えます。
サービス会社によってはイベントの企画から運用までサポートしてくれるため、効率的かつ精度の高いVTuberマーケティングを実現可能です。
VTuberは、YouTubeで配信をおこなう配信者です。
2016年に配信をスタートした「キズナ・アイ」さんが「VTuber」を名乗ったことから、世間に広く知られるようになりました。
VTuberとYouTuberとの違いは、配信者本人が顔や姿を出しているかどうかです。
「バーチャル」という名前のとおり、VTuberは2Dまたは3Dのアバターを利用して配信をおこないます。
アバターは美少女から美少年までさまざまあり、個人のほか企業がVTuberを運用しているケースも少なくありません。
ファン層は30歳以下の若年層に集中しており、VTuberの起用は若い世代に向けたマーケティングで効果を発揮しやすい傾向です。
キャスティング会社による違いはありますが、キャスティングサービスを依頼すると以下の業務を依頼できます。
「VTuberで何を実現したいか」を明確化し、対応してくれるサービス会社を選択しましょう。
画像出典元:「株式会社uyet」公式HP
VTuber市場に特化した事業創造や事業支援を展開している企業です。
VTuberと企業との新たなシナジー効果を生み出すべく、多種多様なコンテンツの企画・制作をサポートしています。
株式会社uyetの強みは、業界最大級のVTuberネットワークを持っていることです。
企業のマーケティング戦略にマッチしたVTuberを適切にアサインできるほか、ネットワークを駆使した広告展開・イベント展開を実現できます。
スタッフの半数は業界歴4年以上で、フォロワー数だけでは計れないV市場のトレンドやニーズについても詳しいです。
ターゲット層に刺さる配信番組の企画・制作・ディレクションも依頼でき、「VTuberで製品やサービスの認知度を上げたい」「新たなターゲット層を獲得したい」といった企業ニーズを実現できます。
料金につきましては、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「株式会社ブイエール」公式HP
VTuber応援メディア「ブイエール」を運営する、「株式会社ブイエール」によるキャスティングサービスです。
キャスティングを依頼すると、約3,000人以上のVTuberから企業ニーズにマッチする人材がアサインされます。
株式会社ブイエールに依頼するメリットは、会社とVTuberとの間に強固な信頼関係が築かれている点です。
案件にしっかりと取り組んでくれるVTuberをキャスティングしてくれるので、ドタキャンややる気のない対応をされる心配が少ないでしょう。
また株式会社ブイエールは、各種イベント企画・コラボ企画の提案や運用も手掛けているのが魅力です。
VTuber参加のオンライン・オフラインイベントも丸ごと委託できるため、VTuberイベントのノウハウやリソースが不足している企業も安心です。
料金につきましては、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「株式会社wonderX」公式HP
インフルエンサーを活用したプロモーションの提案やサポートをおこなう企業です。
キャスティングサービスも手掛けており、VTuberはもちろん、あらゆるジャンルのタレントやインフルエンサーにアプローチできます。
キャスティングサービスを依頼すると、最短で翌日にはリストが提出されるスピード対応。
サービスはクオリティ重視できめ細かく、企画立案からKPI設計・管理、レポーティングまで、一気通貫で依頼できます。
また自社でめぼしいVTuber候補を挙げられない場合は、丁寧なヒアリングにもとづいてキャスティングが提案される仕組みです。
専門人材による高精度なリサーチには定評があり、細かい条件・ニッチなジャンルでも、企業ニーズにマッチしたVTuberキャスティングを実現してくれます。
インスタグラマー等はフォロワー単価、タレントやYouTuber、TikTokerは都度見積もりとなります。
料金につきましては、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「株式会社実現屋」公式HP
タレナビ経由でVTuberと契約するメリットは、さまざまな販促物にVTuberを起用することが可能になることです。
YouTubeで実際に商品・サービスを紹介してもらうのはもちろん、自社の紹介ムービーやオンラインイベントにゲスト出演してもらうこともできます。
「声だけ」「短期間のみ」などの契約形態にも対応しており、企業のマーケティング戦略にマッチしたVTuberマーケティングを実現可能です。
ただしVTuberのキャラクターによって、制限や条件は異なります。詳細や対応可能な業務については、事前の確認・問い合わせが必須です。
「フォロワー単価:3~6円」×「フォロワー数」 +「手数料20%」
※VTuberによって単価の変動があります
画像出典元:「株式会社エイスリー」公式HP
タレント・インフルエンサー等のキャスティングや、エンターテインメント業界における人材紹介などを手掛けるキャスティングサービス会社です。
分野ごとに10の専門ユニットが設けられており、専門的かつトレンドを熟知した提案がおこなわれる仕組み。
VTuberは「ジャパンカルチャーユニット」に分類され、サブカル・オタクカルチャーに詳しい担当がクライアントニーズにマッチしたVTuberを提案します。
またVTuberによるイベントマーケティングを実行したい企業は、イベントの企画・立案から制作、運営まで一気通貫で依頼することも可能です。
運営事務・機材手配・タイムスケジュールの作成といった細かい作業まで一任することにより、イベント開催ノウハウのない企業でもVTuberのマーケティング力を最大限に活用できます。
料金につきましては、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「株式会社uyet」公式HP
日本テレビのVTuber事業が独立したかたちで設立された、エンターテインメント企業です。
世界最大級のVTuberネットワーク「V-Clan」を持ち、テレビ局発のYouTube MCNとして注目を集めています。
VTuberのキャスティングを依頼すれば、幅広いVTuberネットワークから最適な人材のアサインを受けることが可能です。
またVTuberを使ったマーケティングを希望する企業は、VTuberの効果を最大化する企画の立案・制作を依頼できます。
日テレグループの企画・制作力にもとづく提案は質の高さを強みとしており、確実にVTuberのファンに刺さるマーケティング戦略を実現できるのが魅力です。
料金につきましては、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「ANYCOLOR株式会社」公式HP
VTuber・バーチャルライバーグループ「にじさんじ」を運営する企業です。
約150人の人気VTuberを擁するグループはV業界でも絶大な人気を誇り、グループ全体のチャンネル登録者数は5,400万人を超えています。(2023年12月時点)
にじさんじ所属のVTuberの魅力は、人気・知名度が高いこと。
ジャンルはアニメ、ゲーム、アイドルと多岐にわたり、SNSのトレンドに上がることも少なくありません。
個々のVTuberに付くファンの熱量も極めて高い傾向があり、キャスティングによって確実なコンバージョンを期待できます。
なおにじさんじのファンは、18~24歳までの男女がボリュームゾーンです。
若年層に刺さるマーケティングを展開したい企業にとっては、にじさんじからのキャスティングは非常に魅力的といえます。
料金につきましては、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「BIJIN&Co.株式会社」公式HP
必要な人材のキャスティングをWeb上で完結できる、クラウド型のキャスティングサービスです。
約37,000人(2023年12月時点)の登録人材にはVTuberも含まれており、Webから希望のVTuberに仕事を依頼できます。
サービスを利用したい企業は、無料アカウントを作成して、募集または指名の形式でオファーを登録するだけ。
キャストが決まるまでは一切料金が発生しないため、キャスティング費用のムダがありません。
「自社で人材を見極めたい」「アサインのコストを抑えたい」という企業には特におすすめのサービスです。
アカウント登録とオファー掲載は無料です。
人数1名ごとに、キャスト報酬+システム利用料+消費税が必要になります。
キャスト報酬は自由に設定でき、システム利用料は起用する人数1名あたり下表の料金が発生します。
費用の発生は起用が確定(キャストの合格設定&決済完了)した時点になるので、起用者がいなければ費用はかかりません。
システム利用料 | |
報酬額が10万円以下の場合 | 1名起用あたり10,000円(税別) |
報酬額が10万円以上の場合 | 1名起用あたり報酬額の10%(税別) |
画像出典元:「株式会社RATEL」公式HP
eスポーツ大会の運営/放送事業をメインに、様々なタイトルの公式大会や大規模大会を年間250件以上運営している企業です。
eスポーツ大会を運営していることからプロゲーマーや配信者に詳しく、ゲーム配信者・VTuberに特化したインフルエンサープロモーションサービスも展開。
人気VTuberだけでなく、フォロワーから高いエンゲージメントを獲得しやすいマイクロインフルエンサーまで起用が可能です。
キャスティングから企画・ディレクションまで幅広いフェーズをサポートしてくれます。
30万円~
VTuberグループ「にじさんじ」を運営するANYCOLOR株式会社によると、にじさんじの視聴者の約8割は34歳以下で、ボリューム層は18~24歳とのことです。
参考:プロモーション | ANYCOLOR株式会社(ANYCOLOR Inc.)
VTuberは若年層からの支持が篤いことが分かります。
テレビとの親和性が低いといわれる若い世代にアプローチしたい場合、VTuberのキャスティングは非常に有効です。
一般的な芸能人・インフルエンサーと比較して、VTuberとそのファンは非常に距離が近い特徴があります。
VTuberによるおすすめはファンに刺さりやすく、コンバージョンにつながりやすい傾向です。
自社製品やサービスと親和性の高いVTuberをキャスティングすることにより、商品・サービスの認知度アップ・購入率アップを期待できます。
株式会社矢野経済研究所の調査によると、2023年度のVTuber市場は、前年度比153.8%を達成する見込みであることが分かりました。
参考:VTuber市場に関する調査を実施(2023年) | ニュース・トピックス | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所
VTuber市場は順調に成長を続けており、今後も成長していくと見られています。
早い段階でVTuberを起用した企画をおこなっておくことは、他社との差別化・トレンドの先取りなどの観点から有益です。
VTuberを使ってマーケティングを展開するなら、選択肢は広い方が有利です。
人気VTuberからニッチなVTuberまで、幅広く紹介を受けられるサービス会社を選択しましょう。
判断に迷う場合は、自社と同じ業種・ジャンルでの実績を持つ会社を探すと、キャスティングのミスマッチが起こりにくくなります。
キャスティングを依頼したとき、「素早く丁寧に対応してくれること」は必須です。
担当者とのコミュニケーションに不安を覚えるような会社は、候補から外してください。
また自社にVTuberに詳しい人材がいない場合は、VTuberを選ぶ基準に迷います。
サービス会社が「VTuberのプロフィール・価格・フォロワー数・ファン層などが分かる適切な資料を提示してくれるか」どうかも重要なポイントです。
キャスティングサービス会社によっては、キャスティング戦略の提案やキャスティング後の効果検証まで対応しています。
「VTuberをキャスティングした後」までサポートがあれば、自社リソースを割く必要がありません。
VTuberによる広告戦略の精度を高めたい企業は、広告運用・効果検証まで一気通貫でおこなってくれるサービスがおすすめです。
VTuberキャスティングサービスとは、マーケティング戦略にマッチしたVTuberを提案・紹介するサービスです。
VTuberに自社の製品やサービスをアピールしてもらうことで、リーチが難しい若年層とつながりやすくなります。
企業は「どのようなVTuberが必要か」を明確化した上で、キャスティングを依頼しましょう。
若年層へのアピール力が高いVTuberをキャスティングできれば、コンバージョン率の向上はもちろん、企業のブランド力を高めることにもつながるはずです。
画像出典元:O-dan