TOP > SaaS > 帳票ツール > yagisan-reports
TOP > SaaS > 帳票ツール > yagisan-reports
yagisan-reportsは、WebブラウザやNode.js環境で動作するJavaScript製の帳票エンジンです。
印刷ズレのない精密なPDF生成が可能で、JIS第四水準漢字や縦書きといった日本固有の複雑な帳票要件に対応しています。
また、AIによる帳票テンプレート生成機能を業界に先駆けて実装しており、開発効率をより高めることが可能です。
料金体系は「プロダクトまたは組織単位」のライセンスモデルを採用しており、高いコストパフォーマンスを実現します。
yagisan-reportsは、WebブラウザやNode.js環境で動作するJavaScript製の帳票エンジンです。
印刷ズレのない精密なPDF生成が可能で、JIS第四水準漢字や縦書きといった日本固有の複雑な帳票要件に対応しています。
また、AIによる帳票テンプレート生成機能を業界に先駆けて実装しており、開発効率をより高めることが可能です。
料金体系は「プロダクトまたは組織単位」のライセンスモデルを採用しており、高いコストパフォーマンスを実現します。
このページの目次
yagisan-reportsの特徴は、日本特有の複雑な帳票要件をJavaScriptで完結させつつ、最新のAI技術を融合させている点です。
JIS第四水準漢字や異体字(IVS)、縦書き、複雑な表組みに対応し、現在はAIによる帳票開発の革新に最も注力しています。
具体的には、Claude CodeやGitHub Copilotといったコード生成AIへの最適化に加え、AIに帳票テンプレートを自動生成させるデモを公開するなどを通じ、エンジニアがゼロからレイアウトを定義する手間を削減する環境を整えています。
npmパッケージとして提供されるこのエンジンは、サーバーサイドだけでなくクライアントサイドでの生成も可能なため、既存のWebシステムからAWS LambdaのようなFaaS環境まで、インフラ構成を問わず柔軟に組み込める点も大きな魅力です。
多くの帳票製品が「CPU数」や「インストールサーバー台数」に応じてライセンス料を積み上げ、出力枚数に制限がある体系をとる中、yagisan-reportsは「プロダクトまたは組織単位」の契約を採用しています。
そのため、サーバーの増設やビジネス規模の拡大に伴う出力枚数の増加があっても、追加費用が発生せず「出力無制限」の運用が可能です。
さらに、多くの競合製品で必要となる「デザイナー用ライセンス」や「開発用ランタイム」といった費用も一切かかりません。
開発期間中は無料で全機能を利用でき、費用が発生するのは本番運用を開始するタイミングのみであるため、導入検討時のコストリスクを最小限に抑えられます。
この体系により、サーバーの増設やビジネス規模の拡大に伴う出力枚数の増加があっても、追加費用が発生しない「出力無制限」の運用が可能です。
yagisan-reportsは、既存のPDFファイルをインポートしてレイアウトを作成する機能を備えています。
企業がすでに保有している帳票デザインをテンプレートとして再利用できるため、一からデザインを作り直す手間を削減可能です。
また、Excelなどのオフィスソフトを介在させないため、ミリ単位の精度が求められる契約書や公的書類においても、画面上の見た目と出力結果がずれることなく、信頼性の高い帳票を作成できます。
【日本語帳票に必要な機能が充実】
yagisan-reportsは、JavaScript製エンジンでありながら、非常に高い処理能力を備えている点も大きな強みです。
例えば、クレジットカードの利用明細のように1万明細を超える大規模なPDF(約400〜500ページ相当)の生成においても、安定した動作実績があります。
また、帳票生成という負荷の高い処理をユーザーのWebブラウザ側(クライアントサイド)に分散させることができるため、サーバー側の計算リソースを劇的に節約できます。
アクセス集中時のスケーラビリティ設計や重いバッチ処理の実装といったバックエンド開発の手間を省き、シンプルな構成で安定した運用を実現します。
yagisan-reportsはシステムに組み込むライブラリであるため、利用にはJavaScriptやNode.jsに関するエンジニアリング知識が必要です。
kintoneなどのツールと連携する場合でも、現時点では開発者によるセットアップが前提となるため、IT部門やエンジニアのリソースを確保した上での導入検討が推奨されます。
現在、AIによる自動生成機能を最優先で開発しているため、「帳票デザイナー」や「kintoneプラグイン」は正式リリース前のステータスです。
ただし、これらはクローズドな開発版として既に提供が開始されており、問い合わせることで先行して試用することが可能です。
「AIではなくGUIでの操作を重視したい」というユーザーは、一度メーカーへ最新の提供状況を確認してみるのが良いでしょう。
yagisan-reportsは、AIによる開発支援と、組織単位のリーズナブルな価格体系が特徴の次世代の帳票エンジンです。
1万明細超の大量出力にも耐えうる性能を誇り、JIS第4水準漢字や縦書きなど日本独自の要件にも対応しています。
特に「サーバーライセンスや開発ライセンスのコストを抑えたい」「AIを積極的に活用して開発工数を削減したい」と考えているエンジニアチームにとって、従来の重厚な帳票システムに代わるサービスといえるでしょう。
画像出典元:「yagisan-reports」公式HP
yagisan-reportsは、開発やテスト、デモ作成などの目的に限り、機能やユーザー数の制限なく無料で使用可能です。
本番環境での利用には有償契約が必要で、現在の「スタンダード版」と「エンタープライズ版」の2プランに加え、今後小規模システム向けの「スターター版」の提供を予定しています。
また、スタンダードまたはエンタープライズの契約時に導入事例を公開することで、オプション料金を除く3カ月分の利用料が無料になります。
さらに、プレミアムサポートやkintone連携プラグイン、帳票テンプレートの作成支援、新機能の優先開発といったオプションサービスも企業のニーズに合わせて柔軟に選択できます。
| スタンダード版 | エンタープライズ版 | |
| 初期費用 | 要問合せ | |
| 月額利用料 | 20,000円 ※1 | 200,000円 ※1 |
| テンプレート数 | 無制限 | |
| 出力ページ数 | 無制限 | |
| 機能制限 | なし | |
| システム数 | 1 ※2 | 無制限 ※2 |
| 提供範囲 | 無制限 |
|
| ローカルライセンス認証 | 通常のライセンス認証 ※3 | ○ ※3 |
※1 税表示なし
※2 スタンダード版は、システムごとに個別にライセンス購入の必要があります。エンタープライズ版は、単一のライセンスで契約組織内の複数のシステムで使用可能です。
※3 通常のライセンス認証では、デンキヤギ管轄のライセンスサーバーとのHTTPS通信が必要です。ローカルライセンス認証では外部通信を一切行わず、ローカルでライセンスを検証します。