ウィズグループ代表 奥田浩美がおすすめするウェビナー・オンラインイベントに使いたいサービス 3選

ウィズグループ代表 奥田浩美がおすすめするウェビナー・オンラインイベントに使いたいサービス 3選

記事更新日: 2020/11/18

執筆: 吉田杏佑

株式会社ウィズグループ代表取締役

奥田浩美

インド国立ボンベイ大学 大学院社会福祉課程修了。1991年にIT特化のカンファレンス事業を起業。

2001年に株式会社ウィズグループを設立。2013年には過疎地に「株式会社たからのやま」を創業し、地域の社会課題に対しITで何が出来るかを検証する事業を開始。委員:情報処理推進機構(IPA)「IT人材白書」検討委員、「医療系ベンチャー振興推進会議」委員等、 著書:ワクワクすることだけ、やればいい!(PHP出版)ほか

これまで30年以上、IT分野の大規模カンファレンスの運営やスタートアップイベント・コミュニティの運営に携わってきました。
そして今、イベントのオンライン化へのニーズが急速に高まっています。
 
今回は、私がイベント運営に使っているサービスを紹介します。

1.VirBELA

https://www.virbela.com

VirBELAは、バーチャル空間上で会議やセミナーを実施できるプラットフォームサービスです。

このVirBELA上でバーチャルのコワーキングスペースやバーチャルオフィス、セミナー会場を作って運営しています。例えば、最近はバーチャルのコワーキングスペース上で、神戸市とスタートアップのピッチイベントを実施しました。
海外発のサービスなのですが、おそらく今日本で一番使っているのが私だと思います。
VirBELAでは、バーチャル空間の中のアバターを自由に動かして、話をしたいアバターに近づいていって話しかけたりできます。現状はリアルの延長線上でしかないと感じていますが、バーチャル空間で働く先駆者でいたいという思いで、積極的にイベント開催などを行っています。

▼VirBELAの利用イメージ(出典元:ウィズグループYouTube)

今後バーチャル空間での活動が一般的になっていくには、個の再現性が鍵になってくると思いますが再現性がアバターに依存するのかどうかが興味の中心です。その点において、しっかり自分のアバターを作って動ける代表がVirBELAではないでしょうか。

Remoのようなサービスも使いますが、それに比べるとVirBELAは臨場感がある点が良いですね。

2.Zoomウェビナー(同時通訳機能)

https://zoom.us/jp-jp/webinar.html

海外と繋いでのイベントも多いので、Zoomウェビナーによるイベントもよく実施しています。現在は最低週2回ほど定期的に配信しています。

Zoomウェビナーは同時通訳機能が非常に便利ですね。
同時通訳者をウェビナーに参加させることができる機能なのですが、この機能があることによって海外にいる方に通訳をお願いできるようになりました。

日本にいる方に通訳をお願いしようとすると、システムの親和性から引き受けていただける方が限られていますし、仮に1時間でも10万円以上のコストがかかります。
海外にいる方だともう少し費用を抑えてお願いすることも可能ですし、分野によってはシリコンバレーなどの方がその分野に長けていることも多く、ありがたいです。

 

3.Youtube Live

https://www.youtube.com/live?hl=ja&gl=JP

Zoomウェビナーと連携させてのYoutube Liveでのイベント配信もよく実施します。

Zoomウェビナーなどよりは双方向のコミュニケーションはとりずらいのですが、Youtubeで配信する魅力はZoomなどよりも人数負荷に耐えられることとコストです。

Zoomのプロプランだと100人を超えると非常にコストがかかりますが、Youtube Liveだとほぼ無制限で配信に参加いただける点が良いです。

まとめ:今後のSaaS・DXの流れは?

株式会社ウィズグループ代表取締役

奥田浩美

身近なところだと、営業支援ツールのような「人が行っていたことをノウハウ化して、自動化する」分野は伸びていくと思います。具体的には、商談やテレアポが分かりやすい例ですね。
 
ただ今後はより強く属人化していて、より社会的なニーズがある部分でもDXが今後進むのではないかと感じています。
例えば介護の領域。介護職の方の、介護される方への接し方・コミュニケーションは現在非常に属人的なものですが、ケアワーカーが利用できるようなデジタルが生まれることで解決できる課題は多いはずです。
 
このように社会にあるニーズを、テクノロジーとつなげることで解決していくような流れが今後加速すると思います。
 
SaaSの導入に関していえば、どんどん乗り換える前提で色々使っていくことが必要だと考えています。
「経理システムはここ」というような答えを探して選ぶのではなく、今あるサービスもそのうち陳腐化していくと思って、新しいサービスを色々使っていってほしいと思います。身近なところだと、営業支援ツールのような「人が行っていたことをノウハウ化して、自動化する」分野は伸びていくと思います。具体的には、商談やテレアポが分かりやすい例ですね。

奥田浩美のおすすめITツールまとめ