株式会社Link-Uの決算/売上/経常利益を調べ、IR情報を徹底調査

執筆: 編集部

出版社発マンガアプリサービスを中心に急成長する「Link-U」の第2四半期決算

2020年7月期 第2四半期決算

  • 売上高:6億2,300万円
  • 営業利益:1億8,700万円
  • 経常利益:1億8,700万円
  • 当期純利益:1億2,900万円

サーバープラットフォームビジネスを展開する「Link-U(リンクユー)」の決算を見ていきます。

【グラフ】サービス全体の売上推移

リカーリング売上は既存サービスの伸びが想定を超えました。 初期開発・保守開発においては一部の案件でリリース時期変更していたものが当期中のリリース予定となりました。

 

【グラフ】売上高推移

サービス全体の売上高推移は主要の7サービスにおいて、前年同期比55%増となりました。
また、当期を成長期と捉えて積極的に広告投資を行いました。

【グラフ】海外読者数MAU

MAU(Monthly Active Users.)は前年同期比69%増となり、海外読者数では350万を超えました。

また、業績予想には変更ありません。

 

画像出典元:「株式会社Link-U」決算説明会資料

 

2020年7月期 第1四半期 決算(20年1月更新)

  • 売上高:2億7,500万円
  • 営業利益:5,900万円
  • 経常利益:5,900万円
  • 当期純利益:4,000万円

となっております。


画像出典元:「株式会社Link-U」決算説明資料

2019年7月期 通期決算(19年10月更新)

  • 売上高:10億8,500万円(前期比+77.9%)
  • 営業利益:3億9,800万円(前期比+92.5%)
  • 経常利益:3億8,900万円(前期比+84.8%)
  • 当期純利益:2億7,200万円(前期比+82.4%)

サーバープラットフォームビジネスを展開する「Link-U」の決算を見ていきます。なお、Link-Uは、2019年7月18日に東京証券取引所マザーズに上場しています。

2019年7月期通期の業績は、前期に対し大幅な増収増益となっています。売上・利益ともに過去最高を達成。

増収となった主な要因は、既存サービスの収益⼒向上や新規案件の積上げによるものです。前期は海賊版サイト拡大の影響でマンガワンユーザー数が減少しましたが、2018年4月に海賊版サイトがブロッキングされて以降、マンガワンの収益力が回復したことも業績を押し上げる一因となっています。

営業利益は、販管費増を増収効果により吸収し前期比で約2倍と大幅な増益に。

【グラフ】売上高推移

サービス別の業績を見ていきましょう。

まず、リカーリングサービスは、「マンガワン」「マンガUP!」等のレベニューシェア案件において収益力拡大に努めた結果、前期比51.3%増の8億7,800万円と大幅な増収に。リカーリングサービスは順調に収益力を伸長させています。

初期開発・保守開発サービスは大型案件を複数リリースした結果、売上高は前期比8倍の2億700万円と大幅に伸長。

2019年7⽉期リリース案件

好決算を叩き出した一方で、株価は9月6日の決算発表後、一時ストップ安となりました。2020年7月期は投資フェーズと位置付け、成長が鈍化する見込みであることが嫌気されたようです。

Link-U株価推移

画像出典元:SBI証券

2020年7月期の業績予想

2020年7月期は前期に対し増収増益となる見込みですが、利益の伸びは鈍化予想となっています。

  • 売上高:13億1,100万円(前期比+20.7%)
  • 営業利益:4億2,200万円(前期比+6.1%)
  • 経常利益:4億1,000万円(前期比+5.3%)
  • 当期純利益:2億8,800万円(前期比+6.0%)

2020年7⽉期は、複数の新しい事業領域進出と⼤型案件獲得のため、⼈件費を中心に営業費用がかさむ見込みです。

2020年7⽉期は投資フェーズと位置づけ、2021年7月期以降のリカーリング収益最大化と、より強固な事業ポートフォリオ形成を最優先にするとのこと。現在、漫画アプリが収益の中心となっていますが、漫画アプリ以外の領域にも注力していくということなのでしょう。

ビジネスモデル

Link-Uは、①サーバーの調達、システムの構築及びデータセンター設置のサーバー保守運用、②継続するスマートフォンアプリケーションの開発・アップデート並びに③サービス運用及び広告運用の組み合わせ、もしくは単体でこれらのサービスを提供しています。

セグメントはインターネットサービス事業の単一セグメントですが、「リカーリングサービス」「初期開発・保守開発サービス」、その他にスポットで発生する「その他サービス」の3つで構成されています。 

1

リカーリングサービス

リカーリングサービスは、レベニューシェア収益と月額固定収益(サブスクリプション)で構成されています。

 

レベニューシェア収益は、主に課金売上と広告売上により構成されています。

主たるサービスであるマンガアプリにおける課金売上は、コンテンツを閲覧するためのユーザーによる課金、広告売上は、コンテンツの閲覧に必要なライフを入手するためのユーザーアクション及び広告閲覧です。 

リカーリングサービスの収益の多くを占める漫画アプリは、マンガワンです。

2

初期開発・保守開発サービス

リカーリングサービス案件獲得のための受託開発を提供するサービス

画像出典元:「株式会社Link-U」決算説明資料・成長可能性説明資料

 

 

第5期決算公告(19年7月更新)

  • 売上高:6億1,025万円
  • 経常利益:2億1,108万円
  • 当期純利益:1億4,917万円
  • 利益剰余金:4億6,580万円

となっています。

業績推移

決算期
(百万円)
16/07
(第3期)
17/07
(第4期)
18/07
(第5期)
売上高 391 629 610
経常利益 187 279 211
当期純利益 127 166 149 


株式会社Link-Uが配信している「Manga Plus by SHUEISHA」は、英語版を2019年1月28日に提供開始しており、『ONE PIECE』『僕のヒーローアカデミア』『BORUTO -ボルト-』 『NARUTO NEXT GENERATIONS-』『DRAGONBALL超』など人気マンガが、日本と同時に全世界最速で無料で読めるサービスです。
2019年2月スペイン語版の提供を開始し、今後も英語版、スペイン語版両方の作品追加、ラインナップを拡充する予定です。

事業内容

「電子書籍」や「動画配信」の分野において実績を重ねています。
新規サービス立ち上げや、既存サーバー乗り換えに係る各関連業務を、将来の運用保守・サービス拡大を見据え、ワンストップで提供しています。

3つのコアソリューション

1
1
1

サーバー開発

取引先のニーズに合わせてサービスごとに自社で設計したオリジナルサーバーを提供しています。 データセンターは東京都心部にあり、広帯域の専用線も保有しています。

2

アプリケーション開発

iOS/Android/web各プラットフォームにおいて、クオリティの高いアプリケーションを提供しており、安定的なサービス運用およびユーザー動向をサービスに反映するための適時アップデート対応もしています。

3

運用

ユーザーに満足してもらうコンテンツを安定して届けるため、収入を拡大化するため、のサービスを運用をしています。
コンテンツ配信や広告運用など、より魅力的なサービスも提供しています。

「Manga Plus by SHUEISHA」は株式会社集英社の人気漫画コンテンツを日本での発売と同時に世界中で楽しめる、完全無料の集英社公式マンガアプリです。
海外における需要に合わせた縦読み/横読みの切り替え機能や画質切り替え機能により、海外からの閲覧でもサクサク閲覧いただける設計になっています。

現在、コンテンツは英語翻訳とスペイン語翻訳に対応しており、リリース後App store(ブックカテゴリ)では5ヶ国以上、Google Play store(コミックカテゴリ)では10ヶ国以上で1位を獲得するなど、世界中で大きな反響を受けています。

この他のアプリ、「マンガワン」では小学館と提携し、日本の漫画文化を発信しています。

海外で横行する大量の海賊版から日本の誇る漫画文化を守るべく正規版を最速で提供するLink-UのIPO後の動向からも目が離せません。

あわせて読みたい

Amaziaは、2018年12月20日に東京証券取引所マザーズへ上場しました。
先に上場を果たした同業の新興勢力もLink-U同様、参考にしてみてください。

 

東証マザーズ上場へ

6月13日、東証マザーズへの新規上場が承認されました。
2019年7月18日に上場予定です。

出典:公式HP

 

会社概要

会社名 株式会社Link-U
事業内容 サーバープラットフォーム事業
所在地 東京都千代田区神田駿河台四丁目4番1号 4F
設立日 2013年08月
代表 松原 裕樹
資本金 4,345万円
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