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日々当たり前のように利用しているネットワーク環境ですが、正常稼働の監視や障害回避のためにもネットワーク監視ツールを導入しておくと安心です。
本記事では、ネットワーク監視ツールおすすめ12選の料金や特徴を徹底比較!
ネットワーク監視ツールのメリット・デメリット、選び方、無料プランなど詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
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このページの目次
違いが分かりづらいネットワーク監視・サーバー監視・アプリ監視を順に確認しましょう。
ネットワーク監視は、社内で構成しているネットワークに流れるデータに異常が無いかに注目し、主に下記のポイントにて監視しています。
サーバー監視はその名の通り、社内サーバーに異常が発生していないかを監視するもので、注目するポイントには以下が挙げられます。
アプリケーション監視は、ネットワーク監視上にあるサーバー上で動作するアプリケーションが適切に動作しているかを監視する機能で、注目するポイントには以下が挙げられます。
重要なネットワーク監視方法として「ネットワーク監視」と「侵入検知」があります。
▶ネットワーク監視:企業内で構成しているネットワーク機器の故障や稼働率、流れているデータなどに異常が発生していないかなどをネットワーク内部からの視点で監視
▶侵入検知:企業ネットワークの外部から内部に入ってくるネットワーク上の異常を検知
侵入検知では、主に特定ポートへの頻繁なアクセスや大量のデータ受信、複数のログイン試行の検知などから、悪意ある第3者からのサイト改ざんなどを防ぐことができます。
社内ネットワーク環境に侵入する前に検知するしくみで、ネットワーク監視ツールと同様に備えておきたい監視サービスです。
ネットワーク監視を行うツールには使用料がかからないフリーソフトと、今回ご紹介している有料ツールの2種類があります。
フリーソフトと比べて有料ツールが有利な点としては、以下が挙げられます。
フリーソフトの監視範囲は限定的のため、例えばネットワーク監視には○○ツール、サーバ監視には△△ツール・・・など数種類のツールを組み合わせる必要があります。
フリーソフトは日本語が用意されていない場合もあり、操作方法もまちまちです。
フリーソフトには原則サポート体制はありません。自己責任での使用となります。
ツール名
使用料
無料トライアル
対応言語
特徴
Site24x7
OpManager
ThirdEye
LogicMonitor
Mackerel
画像出典元:「Site24x7」公式HP
Site24x7(サイトトゥエンティーフォーセブン)は、SaaS型のネットワーク監視システムです。
有料プランユーザー数は全世界で13,000以上と、様々な業界・企業規模での導入実績があります。
SaaSだから何よりも容易で、ネットワーク以外にも、サーバー/クラウド/アプリケーション/Webサイトなど、監視対象の広さも魅力。
無料トライアルで30日間全機能無制限で利用可能なので、懸念を徹底検証してから導入できます。
プラン | FREE | STARTER | PRO | CLASSIC | |
費用 (税別) |
月契約 | 0円 | 2,800円 | 9,800円 | 26,000円 |
年契約 | 0円 | 30,000円/年 (2500円/月) |
106,000円/年 (約8,833円/月) |
283,000円/年 (約23,583円/月) |
|
ネットワーク監視 | 2ポート | 5ポート | 5ポート | 10ポート |
上記4プラン以外にも、上位プランが提供されています。
また無料期間に設定した状態を継続して、サービスを利用可能なので便利です。
その他の監視についても様々な要件に対応したプランや、オプションが用意されています。
「OpManager」は、ネットワーク/サーバー/アプリケーションの視点から総合的にネットワーク全体を監視できるツールです。8,000以上の装置テンプレートがあるため自社に合った監視体制をすぐに選択でき、最短10分で監視が開始できるスピーディさが魅力です。
サーバ監視は実サーバに加えて仮想サーバーも監視可能で、社外公開サイトから社内データベースも含め、同一画面で全てのネットワーク状態を確認できます。
「ThirdEye」は、同社の製品「SNMPc」から進化したネットワーク監視ツールで、監視対象が一目で分かるマップ表示が特徴的なネットワーク監視ツールです。
マップ表示では複数の拠点間を結ぶネットワーク状況を一目で把握できます。
ダッシュボードという名称で作成できる画面では、マップを表示しながら各拠点の監視データを確認することが可能となり、使い勝手が従来製品より向上しています。
画像出典元:「LogicMonitor」公式HP
「LogicMonitor」は2,000件以上の導入実績、第三者評価機関からの高い評価とセキュリティ認証を得たIT統合監視サービスです。
サーバ、ネットワーク、コンテナ、仮想基盤(VMware/Hyper-Vなど)、ログ、SaaSサービス(M365/Zoomなど)の各種管理画面を、LogicMonitor一つに集約、一元的に監視できます。
クラウド型・エージェントレスのため、リモートによる初期環境構築が容易です。
2,000種類以上の監視テンプレートは全て事前設定済みで、テクニカルサポートも充実しているため、IT統合監視サービスに詳しくない企業でも安心して導入することができます。
基本パッケージは契約必須で、監視対象の最低契約数は50台。
基本パッケージに、簡易のオンボーディング支援やオンラインチャットなどの標準サポートも含まれているので安心です。
プラン名 | 環境 | 最低契約数 | 月額料金/1デバイス |
基本パッケージ(Enterprise Package) | オンプレミス | 50台以上 | 2,700円/月(税別) |
オプション (LM Cloud) |
クラウド (Iaas/PaaS監視) |
50インスタンス以上 | 270円/月(税別) |
その他、SaaS監視、コンテナ監視、Web監視、ログなどもオプションで提供されています。
また、監視対象台数に応じたボリュームディスカウントも可能です(500台~)。
30日間の無料トライアルが提供されているため、使いやすさを試してから契約できます。
画像出典元:「Mackerel」公式HP
Mackerelはクラウドに対応した監視サービスです。
わかりやすいUIで、初心者でもサーバー管理を楽にする機能が搭載されています。
細かなアラート設定や豊富な連携先により業務に合わせた導入が可能。
直感的に操作できるため誰でもすぐに使え、チーム全員で管理できる点が魅力です。
Mackerelの料金プランには無料プランと有料プランがあり、使用できる機能に違いがあります。
(2つのプランにおける具体的な機能の違いは、下記の資料をダウンロードしてご確認ください。)
料金体系は、ユーザー数ごとではなく「ホスト」と呼ばれるシステムを構築する最小単位ごとに料金が発生する仕組みのため、必要な分の料金で使用できるのが魅力です。
2週間のトライアル期間はスタンダードプラン相当の機能が使用できるため、しっかりとメリットを確かめてから有料プランの仕様を開始できます。
フリー | スタンダード | |
初期費用 | 0円 | |
1スタンダードホストの 月額費用 |
無料 | 2,180円 |
1マイクロホストの 月額費用 |
無料 |
660円 |
1メトリックの 月額費用 |
無料 | 11円 |
(税込み表示)
画像出典元:「NetKids iMark」公式HP
「NetKids iMark(ネットキッズ アイマーク)」は、Windows向けのネットワーク監視ツールです。
社内で利用しているサーバやネットワーク機器などに障害が発生していないか検出し、内容を通知します。
20年以上多くの企業に利用されており、豊富な実績があります。
ただし、ポーリング型のネットワーク監視ソフトウェアとなりSNMPトラップ監視には対応していないため、SNMPトラップを利用したい場合は、別ソフトウェアのNetKids TrapViewを検討しましょう。
NetKids iMarkの料金プランは、買い切りタイプとサブスク版があります。
製品は下記のようなラインナップとなります。
詳細については問い合わせてみましょう。
ラインナップ | 料金(1年・保守含む) |
NetKids iMark Ping | 11,000円 |
NetKids iMark10項目 | 12,100円 |
NetKids iMark 50項目 | 26,400円 |
NetKids iMark 100項目 | 70,400円 |
NetKids iMark 標準 | 105,600円 |
(税込)
※すべてサブスク版
※標準版 / Ping版の項目数の上限はなし。(監視端末を分散する場合、分散数分のライセンスが必要)
※サブスク版の年更新は保守を含むため、別途次年度保守の契約は不要。
ラインナップ | 料金(買い切りタイプ) オプション機能除く |
次年度年間保守(1年) |
NetKids iMark Ping | 26,400円 | 9,900円 |
NetKids iMark 標準 | 242,000円 | 90,200円 |
(税込)
※初年度保守を含む。次年度以降は任意更新
※未更新の場合、オプション機能・保守サポートは使えなくなる
画像出典元:「srest(スレスト)」公式HP
「srest(スレスト)」は、株式会社メタップスホールディングスが提供するイベントログのAWS横断監視ツールです。
さらに、AWSをはじめとする各種インフラ系アプリケーションのコストを可視化することで、異常コストの解明やコスト意識の向上に繋がります。
また、直感的に操作のできるダッシュボードで情報共有・アラート管理も簡単におこなうことができます。
srest(スレスト)では、料金プランの公開がされていないため、費用の詳細が知りたい場合は問い合わせが必要です。
ダッシュボードの1か月間の無料トライアルを提供しています。
実際のUIを試すことができる貴重な機会なので、是非利用してみましょう。
画像出典元:「arGuss」公式HP
「arGuss」は、導入実績1,200社を超える信頼性が魅力の総合ネットワーク監視ツールです。
19年以上の経験を生かした対応を提供しており、またサポート体制が24時間365日対応してくれるため、夜間や休日に何かあってもすぐに対応してもらえる点が心強いです。
料金は業界では安価な完全月額固定制を導入しており、予期しない障害対応があっても追加料金が発生しない点も安心です。
「LogStare Collector」は、ネットワーク監視とログ管理の運用開始を望んでいる企業にうってつけのセキュリティ運用支援ソフトウェアです。
ファイアウォールのようなセキュリティ対策機器やネットワーク接続機器等、あらゆる機器の監視とログ管理の両機能を実装し、一元管理を実現します。
監視デバイス数・監視項目数・ログ保管期間など、全て無制限で利用でき、ユーザー数の増加にも追加費用は不要です。
またライセンス費用以外の初期設定費用や、ベンダー等によるサポート費用も一切掛かりません。
ネットワークコンフィギュレーション管理の自動化でコストを大幅に削減できるNetLineDancer(ネット・ラインダンサー)のライトバージョンです。
netLDの80%の機能を備え、ネットワーク管理における人為的エラーの根絶を目指せます。
「Net StreetDancer」は、現在無償版のみの提供をしています。製品版や詳しい価格については、直接問合せをする必要があります。
「OPS」ではサーバーの構成・ネットワーク設計の提案から運用、セキュリティ対策までフルマネージメントしています。
事業内容に合わせて柔軟に対応できるため、システム運用コストを削減したい、担当者の負担を減らしたいと考えている企業にぴったりです。
運用代行サービスについては、初期費用が50,000円~、運用代行ランニング費用が月額10,000円~となっており低価格で始められます。
ライセンス費用・各種導入支援サービスについての詳細はお問い合わせをする必要があります。
監視システムの運用にかかる経費や手間・時間を削減したい会社におすすめのシステムです。従来、複数の製品が必要だったサーバー監視を1つのシステムで対応できます。
経費を最小限に抑えるとともに、高性能な監視機能によって手間や時間をかけない効率のよい運用が実現します。
画像出典元:「Watchdog」 公式HP
IoTデバイスの故障検知や、アプリケーション異常終了の自動検知をしたい会社にうってつけです。
サーバアプリケーション・スマートフォンといった様々な機器やデバイス・アプリケーションのデータをリアルタイムに自動通知。処理時間の長いアプリケーションの正常性確認や定期的にデータをやり取りするアプリケーションの正常確認、見守り系のサービスなどに役立ちます。
タイマー回数によって料金プランが異なります。
タイマー回数では、トライアルプランは1分間に最大10回まで、スタンダードプランでは1分間に最大20回まで、カスタムプランでは無制限のタイマーセットとなっており、用途に応じたプランを選択できます。
ネットワーク監視には本来、専門知識と経験を備えた人材が必要ですので、そのための人員の配置と教育期間が必要になります。
しかも拠点が複数存在する場合は、拠点ごとに人材を揃える必要がありました。
ネットワーク監視ツールの導入によって監視作業自体を丸投げできるため、企業はその分の工数と人員を他の作業に割り当てることができます。
特に支店増加などでネットワーク監視範囲が広がった場合でも、ツールから一目で離れた支店のネットワーク状態を把握できるので、工数削減効果は抜群です。
ネットワークは基本的に24時間365日稼働していなくてはなりません。
そのため、従来のネットワーク管理者は夜間や休日に作業が発生することも珍しくはありませんでした。
ネットワーク監視ツールの利用によって、従業員の残業時間抑制や休日の確保が可能になり、「働き方改革」の視点でも適切な労働時間を従業員に提供できるようになります。
夜間・休日出社が減少すれば会社の光熱費なども削減できるため、金銭的にも効果が見込めます。
ネットワークに万が一異常が発生した場合、例えば一般ユーザに公開している企業サイトが見られなくなったり改ざんされたりしていることが世間に発覚したら、企業としての信頼性はがた落ちです。
中途半端な知識で頑張って企業内で対応しようとするよりは、専門知識を持ったネットワーク監視ツールに任せた方が安心です。
異常を検知した場合は素早く通知してくれる機能がありますので、迅速に対応できます。
また、契約によっては復旧対応まで任せられる場合もあります。
ネットワーク監視ツールの監視範囲は、ツールによって幅があります。
例えば企業サイトが閲覧できなくなった場合、原因がどこにあるのかを総合的に判断できないと復旧までに時間を要してしまいます。
長時間サイト閲覧ができなくなった場合、世間からの企業の信頼性にかかわる事態になるかもしれませんので、素早い対応が不可欠です。
などを中心によく確認しておきましょう。
ネットワーク監視ツールは、外国産のソフトウェアをベースに作成されている場合が多いです。
どうしても日本人には馴染みの無い操作感があったり、監視結果データの表示内容が読みづらかったりするケースもあります。
また監視結果レポートがあまりにも専門的なデータの羅列である場合、結局社内にもネットワーク専門家が必要になってしまうことになります。
日本語対応されているだけではなく、企業の担当者が使いやすいかを重点的に確認しておきましょう。
またツールとしての操作や活用方法など、ツール運営会社側のサポート体制の手厚さもチェックポイントです。
オプションプランが用意されている利点は、導入時点では基本機能のみで低価格で始められる点です。
しかし、オプションプランありきで基本料金が設定されている場合は注意が必要です。
将来的に支店拡張などでネットワークの範囲が広がった場合、ライセンスの追加や監視フォーマットの拡張などで追加料金が発生しがちです。
逆に支店縮小の場合には、一定規模以下には未対応のツールもあるため、そのまま使い続けられるかも確認しておきましょう。
ネットワーク監視の定義として、対象範囲は広範囲に渡ります。
せっかくツールを利用するのですから、文字通りネットワークを流れるデータのみではなく、サーバ監視やアプリケーション監視も含め、総合的に監視できるツールをお勧めしたいところです。
さらに細かいレベルを確認するのであれば
なども合わせてチェックしておくと良いでしょう。
ネットワーク監視ツールは高機能な反面、外国製のツールをベースとしている場合は一般ユーザとして利用する場合に難しいと感じる場合があるかもしれません。
ですが、せっかく導入するのですから、企業内の人件費や工数は削減したいですよね。
そのため、実際に使用する際の使い勝手は良いか、サポート体制は万全かなどを事前に確認しておくことが大事です。
ツール導入前には無料トライアル期間を利用し、実際の使用感を確かめておきましょう。
初めてネットワーク監視ツールを導入する場合、まずは基本機能のみで運用して様子を見たいと考えることもあるかと思います。
ツール自体が既にフルパッケージで運用される場合は別として、最初に低予算で始められる場合にはおおむねオプションプランが用意されています。
オプションプランとしては主にネットワーク規模を拡張した時の対応、監視に留まらず異常を検知した際の復旧対応、サポート体制の強化などが用意されています。
将来的に企業の成長にあわせて監視個所を強化する場合を想定して「オプションプラン」についても導入時に確認しておきましょう。
ネットワーク監視ツールの導入によってネットワーク管理に関する工数が大幅に削減できます。専門家の監視によってネットワークが常時安心して使用できるようになることで、企業の信頼性と業績向上への効果も期待できるでしょう。
ぜひ今回紹介したツールを始めとしたネットワーク監視ツールの導入を検討してみることをおすすめします!
画像出典元:O-dan