有給管理ソフトおすすめ比較11選!自社に適切な選び方を解説

有給管理ソフトおすすめ比較11選!自社に適切な選び方を解説

記事更新日: 2024/12/04

執筆: Mai Nemoto

人材不足が深刻化している現代では、労働環境の改善や業務効率化が急務となっています。

ワークライフバランスという言葉があるように、質の良いパフォーマンスを発揮するためには有給休暇を含めた従業員の休息は企業にとって重要です。

本記事では、おすすめの有給管理ソフト11選に加えて導入メリットを紹介します。

さらには、有給管理ソフトを導入する際の比較ポイントについても解説しているのでぜひ参考にしてください。

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有給管理ソフトとは

有給管理ソフトとは、勤続年数などによって異なる有給休暇の付与や残日数を自動で計算して管理ができるソフトウェアを指します。

法律によって有給休暇の年5日取得・有給管理簿の作成/保管が義務付けられているため、有給の管理は必須です。

有給管理簿をエクセルで行っていたり、紙での申請・承認をしている場合、人的ミスの防止や業務効率化ができるようになります。

有給管理ソフト2つのタイプ

1. 有給管理専用タイプ

有給管理のみに特化したソフトは、中小企業やシンプルな機能を求める場合に最適です。

有給取得の申請や承認、従業員ごとに異なる有給日数の付与や残り日数などを簡単でスムーズに実行できます。

2. 勤怠管理も含めて管理できるタイプ

有給管理を機能の1つとして搭載している勤怠管理ソフトは、時間のかかる労務管理をまとめて効率化したい場合に最適です。

タイムカードの打刻や労働時間の集計・シフト作成など勤怠管理と合わせて、有給管理ができるようになります。

ソフトによっては、勤怠管理データから自動計算する給与管理や入社・退社管理などの幅広い労務にも対応しています。

おすすめの有給管理ソフトサービス5選

株式会社 月華堂「有休ノート」

画像出典元:「株式会社 月華堂」公式HP

特徴

「有休ノート」は、富山県にあるシステムやアプリの設計・開発を展開する株式会社月華堂の有給管理ソフトです。

7,000社以上の導入実績があり、法定義務のチェックや有給自動付与・一斉付与など様々な有給休暇の管理を実現します。

クラウド型であるだけでなく、スマートフォン用のアプリケーションも用意されているため有給申請や承認をスムーズに操作できます。

機能

  • 有休消化状況の一覧確認ができる
  • クラウド型のためインターネット環境があればデバイスを問わずに利用可能
  • 有給申請フォームをオンラインで申請できる

料金プラン

  フリープラン スタンダード カスタムプラン
初期費用 0円
月額利用料 0円
従業員15人まで
110 円
従業員1人あたり
要問い合わせ

(税込)

​​株式会社ステラコンサルティング「有休ママ」

画像出典元:「​​株式会社ステラコンサルティング」公式HP

特徴

「有休ママ」は、東京都に本社を置き、アプリケーションの開発を手掛ける​​株式会社ステラコンサルティングが提供する有給管理ソフトです。

社労保険労務士が監修しているため、労働基準監督署の是正勧告にも対応できる仕様で、1,000法人以上の導入実績があります。

インストール型でパソコンや社内LAN上で動作するので、セキュリティ管理が心配な場合でも安心して利用できます。

機能

  • 入社年数から有給日数を自動計算できる
  • 有給取得状況を個人別にPDF出力が可能
  • 時間・半日・全日単位で有給消化処理ができる

料金プラン

有休ママの有料料金プランは「有休ママ」と「有休ママMultiple」の2つです。

有休ママMultipleの場合は、複数社の管理が可能で子会社や顧問先の有給管理におすすめです。

  無料でおためし 有休ママ(年間プラン) 有休ママMultiple(年間プラン)
初期費用(税別) 0円 0円 0円
年間費用(税別) 0円 15,000円 47,760円

 

 

株式会社ビズリーチ「HRMOS勤怠」

画像出典元:「株式会社ビズリーチ」公式HP

特徴

「HRMOS勤怠」は、サーチ型の人材紹介であるビズリーチを中心に事業を展開している株式会社ビズリーチの勤怠管理システムです。

累計60,000社の導入実績があり、年次有給休暇の年5日取得や時間外労働の管理など労働基準法に準拠した管理を実現します。

また、クラウド型でデバイスを問わずに利用ができ、出退勤の打刻をICカードやslack・LINEなど様々な方法から選べる利便性の良さも特徴です。

機能

  • 打刻機能により従業員の出勤状況をリアルタイムで確認できる
  • 日単位・月単位で有給申請と承認が可能
  • 対象勤怠・対象期間などの設定により残業アラートを設定可能

料金プラン

  無料プラン 有料プラン
初期費用 0円
月額費用 0円
30人以下まで
100円/人
人数制限なし

(税別)

株式会社DONUTS「ジョブカン勤怠管理」

画像出典元:「株式会社DONUTS」公式HP

特徴

「ジョブカン勤怠管理」は、クラウドサービスやゲーム・動画配信など幅広い事業を展開している株式会社DONUTSの勤怠管理システムです。

勤怠管理の1つとして有給管理機能がある形式のため、超過労働対策や出勤・シフト・工数管理など幅広い機能を搭載しています。

申請・承認などの基本機能だけでなく、LINEを活用した有給残日数の確認や勤務年数・所定労働日数に応じた自動有給付与なども可能です。

機能

  • ICカード・指静脈認証・GPS・LINE・Slackなど様々な方法で打刻が可能
  • シフト申請・作成・公開ができる
  • 出勤管理やシフト管理機能と連動して有給申請・承認・アラートが可能

料金プラン

  無料プラン 有料プラン 大規模プラン
(500人以上)
初期費用 0円
月額費用 0円
機能数:1〜4つ
※機能制限あり
機能数 1人あたり 要問い合わせ
1つ 200円
2つ 300円
3つ 400円
4つ 500円

(税込)
※機能4種類:出勤管理・シフト管理・休暇/申請管理・工数管理(単独利用不可)

ジョブカン勤怠管理 含む有給管理ソフトの資料を一括DL 

株式会社エフアンドエム「オフィスステーション有休管理」

画像出典元:「オフィスステーション有休管理」公式HP

特徴

「オフィスステーション有休管理」は、個人事業主・小規模企業の会計サービスや中小企業向けの管理部門支援を展開している株式会社エフアンドエムの有給管理ソフトです。

デバイスを問わずに有給申請・承認・確認などができるだけでなく、アラートレベルを設定して有給取得漏れを防止することができます。

二段階認証やWAFの設置など、金融機関に匹敵するほどのセキュリティ対策に加えて、自動バックアップや24時間365日専門家によるシステム監視がされている点も安心です。

機能

  • 外部サービスとのAPI連携・ファイル連携・専用ツール連携が可能
  • 社員・派遣社員・アルバイトなど雇用区分や所定労働時間の設定ができる
  • 勤続年数に応じて有給日数の自動計算・付与が可能

料金プラン

  有給管理ソフト
初期費用 110,000円
月額費用 110円/人

(税込)
※30日間の無料トライアルあり

その他おすすめの有給管理ソフトサービス

​​株式会社ヒューマンテクノロジーズ「KING OF TIME」

画像出典元:「株式会社ヒューマンテクノロジーズ」公式HP

特徴

「KING OF TIME」は、勤怠管理を中心としたクラウドサービスの開発・販売を展開している株式会社ヒューマンテクノロジーズの勤怠管理システムです。

月額費用に、有給管理を含む勤怠管理・人事労務・システムログ・データ分析・給与などの連携サービスも含まれているため幅広く業務を効率化できます。

有給期限を迎える前にスマートフォンへプッシュ通知を送信できるだけでなく、年5日の有給取得義務機能では管理者側・従業員側でメール通知を自動送信します。

機能

  • 英語表示への切り替えや海外のタイムゾーン設定に対応
  • 取得状況の確認・自動付与・申請/承認・アラート・オリジナル休暇の作成など有給管理機能が豊富
  • 20種類の打刻方法が可能な勤怠管理も搭載

料金プラン

  KING OF TIME
初期費用 0円
月額費用 300円/1名

(税抜)
※30日間の無料トライアルあり

KING OF TIME 含む有給管理ソフトの資料を一括DL 

株式会社デジジャパン「Touch On Time」

画像出典元:「株式会社デジジャパン」公式HP

特徴

「Touch On Time」は、小売業種に特化したクラウドサービスの提供やPOSレジ端末の販売を展開している株式会社デジジャパンの勤怠管理システムです。

市場シェアNo.1を獲得しており、293万人の利用者を突破した実績があります。

有給管理だけでなく勤怠管理の様々な機能が含まれており、独自開発のタイムレコーダーやICカード・指紋/指静脈での打刻なども可能です。

機能

  • 時間・半日・全日単位で有給申請や承認ができる
  • 会社独自の休暇作成・取得状況の確認・年次有給休暇管理簿などが搭載
  • 打刻や勤怠集計・シフト作成など幅広い勤怠管理が追加費用なしで利用できる

料金プラン

  Touch On Time
初期費用 0円
月額費用 300円/人

(税別)

jinjer株式会社「ジンジャー勤怠」

画像出典元:「jinjer株式会社」公式HP

特徴

「ジンジャー勤怠」は、人事業務に特化したシステム・メディアを展開しているjinjer株式会社の勤怠管理システムです。

英語など5カ国の言語に対応しているだけでなく、シンプルな打刻画面はスマートフォンからも利用できます。

AIによる残業時間の予測など予実管理機能も搭載されており、有給管理としての機能だけでなく勤怠管理としての機能も充実しています。

機能

  • 有給残日数の管理・アラート機能・休暇履歴の管理ができる
  • 従業員ごとの年次有給休暇・企業独自の休暇・有給起算日の設定が可能
  • 出退勤管理・勤怠データの自動集計・ワークフロー・シフト管理などの幅広い勤怠管理が可能

料金プラン

  ジンジャー勤怠
初期費用 要問い合わせ
月額費用 400円〜/人

(税表示なし)
※30日間の無料トライアルあり

 

freee株式会社「freee勤怠管理plus」

画像出典元:「freee株式会社」公式HP

特徴

「freee勤怠管理plus」は、クラウド型の会計・人事労務・申告ソリューションなどを展開しているfreee株式会社の勤怠管理システムです。

31万社の導入実績があり、事務所や管理者アカウントごとに英語での表示・タイムゾーンの設定も可能です。

シフト作成や打刻・有給管理などの充実した勤怠管理だけでなく、給与計算の自動化や各種税金の計算など幅広い労務管理もパッケージ内に含まれています。

機能

  • タイムカード形式で残業や有給を確認できる
  • 自動付与・各種休暇設定・申請/承認などの有給管理が可能
  • プランによって労務管理・給与計算/明細作成・入社/退社手続き・年末調整などの幅広い労務管理まで可能

料金プラン

    ミニマム スターター スタンダード アドバンス
初期費用 0円
月額費用
(最小5名分費用)
月払い 2,600円 3,900円 5,200円 7,150円
年払い 2,000円 3,000円 4,000円 5,500円
月額費用
(6名以降1名ごと)
400円 600円 800円 1,100円

(税抜)
※30日間の無料トライアルあり
※有給管理を含む勤怠管理機能はスタンダード以上で利用可能

株式会社スマレジ「スマレジ・タイムカード」

画像出典元:「株式会社スマレジ」公式HP

特徴

「スマレジ・タイムカード」は、ウェブサービスの企画・設計・デザイン・開発・提供などを展開している株式会社スマレジの勤怠管理システムです。

クラウド型のサービスであるため、パソコンやタブレット・スマートフォンなどデバイスを問わずに有給申請や承認などの確認ができます。

外部サービスの給与計算システムと連携し、勤怠情報を元に計算した給与を振込まで自動化させることも可能です。

機能

  • 入社日から有給休暇の付与日を自動で算出できる
  • 様々な休暇の管理・申請/承認・自動アラートが可能
  • シフト管理・勤怠管理・給与計算などの機能も搭載

料金プラン

  プレミアム プレミアムプラス エンタープライズ
初期費用 0円
月額費用
(最小10名分費用)
2,420円 4,840円 7,260円
月額費用
(11名以上1人ごと)
385円 495円 770円

(税込)
※60日間の無料トライアルあり
※有給管理を含まないスタンダードプランもあり

株式会社システムコア「有休(有給)管理システム」

画像出典元:「株式会社システムコア」公式HP

特徴

「有休(有給)管理システム」は、コンサルティング業務やパソコン周辺機器の販売事業などを展開している株式会社システムコアの有給管理ソフトです。

Windowsパソコンの有給管理システムに特化しており、別途有料で提供されている給与計算・有給管理・年末調整などとの連携も可能です。

有給のみ管理ができるシンプルなソフトをダウンロード版・パッケージ版・NET版から選んで導入することができます。

機能

  • 最大99パターンの有給付与パターンが作成可能
  • 従業員ごとに指定されたパターンに基づいて有給の定期一括付与を実行
  • 有給に関するお知らせ書類の作成や印刷ができる

料金プラン

  有給管理システム 有給管理システム
NET版
初期費用 0円 11,000円〜
費用

ダウンロード版
9,900円/1ライセンス

パッケージ版
10,560円/1ライセンス

月額:3,300円〜

年額:33,000円〜

(税込)
※起動回数100回まで無料トライアルあり
※Windowsパソコンのみ対応

有給管理ソフトを導入するメリット3つ

1. 有給日数や取得情報の可視化

有給管理ソフトを活用することで、従業員によって異なる有給の残日数や取得日時の情報を簡単に可視化できるようになります。

ソフトに付帯している有給管理アプリを活用することで、従業員個人が確認できるようになり、社内問合せの削減にも繋がります。

2. 法令遵守の徹底

2019年に働き方改革関連法で年5日の有給取得が義務付けられたように、今後も法改正が行われる可能性があります

クラウド型のサービスであれば最新バージョンへの無料アップデートを付帯していることも多く、迅速な法令対応を実現します。

また、有給管理ソフトに搭載されたアラート機能を活用すれば、有給取得の促進や注意喚起により法令遵守の徹底にも繋げられるでしょう。

3. 申請手続きの簡略化

有給管理ソフトを活用すれば、有給取得に伴い発生する申請や承認などの手続きをスムーズに実現します。

複数の従業員からの申請も一元管理できるだけでなく、ペーパーレス化による経費削減や紛失に伴う情報漏洩も防止できます。

有給管理ソフトの比較ポイント

1. 有給取得における最小単位の設定

有給管理ソフトでの申請における最小単位がどのようになっているかは、選定時のポイントです。

有給管理ソフトによって最小単位が時間・半日・全日など異なる場合があるため、自社の就業規則にマッチした選択ができるか確認が必要です。

2. 有給申請や承認作業の簡単さ

有給管理ソフトにおける申請や承認の操作が従業員や管理者目線でどのようになっているかは、選ぶ際のポイントです。

ソフトによってはデバイスを問わずにインターネット環境があれば利用できるものや、スマートフォン用のアプリケーションが付帯している場合があります。

操作性の良さや手軽さは、導入後に自社でしっかり活用される環境を整えるといった観点でも重要です。

3. 有給休暇以外の管理機能が必要か

有給管理だけでなく、他にも合わせて効率化できる業務があるかどうかは選定する際のポイントです。

有給管理ソフトにある機能はそのままに、シフト作成や出退勤などの勤怠管理・給与計算や労務管理ができる多機能なソフトも豊富にあります。

連携されたソフトを使用することで、勤怠管理画面から有給申請や承認・確認をまとめてできるなど幅広い業務効率化も実現可能です。

まとめ

今回ご紹介した有給管理ソフトの導入によって、管理者の負担軽減だけでなく従業員が有給取得をしやすい環境作りにも繋がります。

また、ペーパーレス化による経費削減や年5回の有給取得義務など法令遵守の徹底なども実現できるでしょう。

有給管理ソフトを活用したいと考えている方は、ぜひ今回紹介したツールを参考に導入を検討してみてください!

画像出典元:pixabay

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