フランチャイズの比較や選び方のポイントを解説!お勧めの比較サイトも

フランチャイズの比較や選び方のポイントを解説!お勧めの比較サイトも

記事更新日: 2019/12/05

執筆: 浜田みか

フランチャイズで成功するなら、本部選びは重要です。一旦契約を交わしてしまえば、契約期間中はその看板で経営していかなければならないからです。

「このフランチャイズは稼げる」といった評判があっても、必ずしもそれが自分に合った業態とは限りません。

そこで、これからフランチャイズを始める人に向けて、今回はフランチャイズ本部の選び方や、業態に合う適性とはどんなものか。そして、フランチャイザーを選ぶ際に便利な比較サイトをご紹介します。

フランチャイズ本部の選び方5つのポイント

フランチャイズ本部を選ぶ際には、次の5つを押さえておくことがポイントです。それぞれについて、詳しく解説していきます。

1. 一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会の正会員であること

一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会とは、1972年に経済産業省(旧:通商産業省)によって認可され、健全なフランチャイズのビジネス発展を目的として設立された会です。

フランチャイズビジネスを行う企業のなかで、協会の趣旨に賛同した企業が会員になっています。

フランチャイズ本部のなかには、加盟契約を執拗に迫る、十分な指導やサポートがないなど悪質な企業も存在します。

しかし、正会員のFC本部には、こうした企業はいません。日本フランチャイズチェーン協会への入会には、厳しい条件を満たしていることが前提だからです。

つまり、フランチャイズ本部が日本フランチャイズチェーン協会の正会員であれば、間違っても悪質な本部に加盟してしまう事態を避けられます。

一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会への入会要件(一部抜粋のうえ引用)

JFAの倫理綱領に賛同するフランチャイザーで、次の資格を有するもの。

  • 当該フランチャイズ・システムに係わる明確な契約条件が確立しており、その内容が適切であること。
  • 当該フランチャイズ・システムに係わる契約条項を自ら実行し、その効果を現に挙証し得る事例を有する者であること。
  • 当該フランチャイズ・システムに関する契約の解除又は実行不能の件数が、過去2年間に、その年に存在する契約数の20%を超えない者であること。

引用元:一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会「所定の要件」

2. フランチャイズ加盟店を実際に訪問できること

慎重に本部を選ぶためにも、契約を交わす前に、実際の加盟店でどのように経営を行っているのか、見学させてもらいましょう。

特に、検討しているフランチャイズ本部が協会に入会していない場合には、実際にその本部が健全に運営しているのか、外部からではわかりづらい部分もあります。

そんなときは、フランチャイズ本部に連絡をして、加盟店2~3店を紹介してもらい、実際に出向いてみましょう。

現場の声を聞く良い機会にもなりますし、実際に自分が経営を始めたときのシミュレーションとしても役立ちます。

もしも、本部が快く紹介に応じてくれない場合は、もしかしたら実績がないことも考えられます。本部がどのように対応してくれるかも併せてチェックするといいでしょう。

また、紹介された店舗以外でも、行ける範囲での同業店舗に足を延ばしてみましょう。いち客としてサービスを受けることによって、どんな運営をしているのか体験できます。

さらには、立地環境や時間帯によって客の入りが異なりますから、複数の店舗を回ってみて、自分なりに分析してみるのもいいですね。

3. フランチャイズ本部に訪問して十分に説明が受けられること

フランチャイズ本部によっては、定期的に説明会を実施しているところもあります。

説明会では、加盟に関する詳細や、本部企業の経営理念や経営者から直接話を聞くことができます。検討中の本部企業があるなら、ぜひ参加するようにしましょう。

定期説明会で聞いた内容でも、本部に訪問して、再度説明を受けることをおすすめします。

あえて訪問することで、説明会では気づかなかった部分に気づけることがあります。

たとえば、説明会ではとても温和な対応だったのに、いざ訪問してみたら、加盟を強く迫られたり、早々に加盟金の支払いを求められたり。

また、一方的な説明で、こちらの意思を十分に確認しない、加盟を急がせるといったことがあれば、候補として検討しなおす必要があるでしょう。

このほかにも、こちらからの質問に対して十分な返答をくれるか、受付や社員の応対はどうか、社員が生き生きと働いているか、振る舞いや言動、社員同士のコミュニケーション。

経営者や幹部社員、責任者がフランチャイズ事業に対してどんな思いや考えを持っているのか。これらもぜひチェックポイントに加えておいてください。

様子を見る中で、何か違和感を感じるようなことがあれば、それは加盟してから何かしらのトラブルのタネになることも考えられます。

4. 法定開示書面を確認できること

中小小売商業振興法によって、フランチャイズ本部は加盟希望者に対して、契約前に「法定開示書面(ほうていかいじしょめん)」を交付して、それに基づき説明することが義務付けられています。

これは、フランチャイズの全ての業種に適用されるものです。

法定開示書面には、次のような内容が含まれています。

・本部事業者の氏名・住所・資本額

・本部事業者の事業規模と事業内容

・本部事業者の子会社情報

・本部事業者の貸借対照表・損益計算書など(直近3事業年度分)

・加盟店舗数の推移(直近3事業年度分)

・加盟契約内容(営業時間・休業日・ロイヤリティ・違約金などの制約や解約後の禁止事項) など

契約後、加盟店が一方的に不利益を被らないために、開示される書面内容にくまなく目を通し、不明点は解消するようにしましょう。

万が一、法定開示書面を開示しないフランチャイズ本部がある場合は、検討対象から外すくらいの意識でいてください。

5. 複数の候補を比較すること

フランチャイズ本部を選ぶ際には、同じ業種でも業態が異なれば、条件が違います。そのため、複数の候補を比較検討することが大切です。

比較する際のポイントは、次の項目を参考にしてください。

本部の実態

・本部企業の資本金額

・株式上場の有無

・年間売上高(直営店・加盟店の各合計と、総合計)

・創業した時期(年月日)

・現在の事業の開始時期(年月日)

・加盟店1号店の開設時期(年月日)

・現在の店舗数(直営店・加盟店の各合計と、総合計)

本部企業の経営の安定性

・将来の店舗開発計画(年間の計画と、5年後までの店舗数)

・業界での地位

・経営理念の確立性・浸透度

加盟への関連項目

・開業に必要な投資金額

・利益率

・事業の将来性

・市場性や独自性の有無

・本部への信頼性や信用性の有無

・契約内容への同意の有無

 

フランチャイズ加盟は業種への適性も考慮

フランチャイズの業種によって、必要とされるスキルや能力が違います。

適性が低い業種で開業すれば、運営や経営に伴うリスクが増大する可能性があります。ここでは、業種ごとの適性について紹介しています。

小売業系フランチャイズに向く人

小売業では、商品の陳列・見せ方など店内のレイアウトやデザインによって、売上や集客率に影響が出ます。

また、売れ残り品を少なくして、商品や客の回転率を高めることで、利益が生じます。

小売業に向いているのは、在庫状況を把握しながら、顧客ニーズに応じた商品管理が行えるマネジメント能力がある人です。

このほか、接客を行う業態では、人と接することが好きな人が良いでしょう。

スタッフを雇う場合は、採用から教育、人材管理までしなければなりません。人に教えたり、人を育てたりすることが好き・得意、さらには人への観察力・洞察力がある人が向いています。

飲食業系フランチャイズに向く人

飲食業では、味・サービス次第で集客と利益が大きく変わります。

それに加えて、客は何かしらの期待を持って来店しますから、それを超える飲食体験を提供しなければなりません。万人に受け入れられるメニューであっても、味は人によって好みが異なります。

それに胡坐をかいてしまうことなく、常に美味しいものを提供するための味の追求を惜しまず、一定の味を出すための努力が続けられる人が向きます。

また、客に喜んでもらいたい、楽しい飲食体験や空間を提供したいと考えられ、客の喜ぶ顔で満足感・充実感を得られる人もこの業界に向いています。

飲食業界は、作る・提供する以外にも、ホールや厨房内の状況を見て、必要に応じて提供スピードやサービス内容をコントロールする力も必要です。

ホールと厨房が上手く連携してこそ良いサービスを提供できるのですが、ホールと厨房では業務の進め方もマネジメントの仕方も異なります。

飲食業界のフランチャイズに加盟を考えている人は、少なくとも一度はホール・厨房の各所での勤務を経験することをおすすめします。

可能であれば、加盟を検討しているフランチャイズと同じ業態で、複数の店舗で経験されると、いろいろな違いを体験できるうえ、備えるべき能力の共通点も見えてくるはずです。

サービス業系フランチャイズに向く人

サービス業の共通する目的は、客が抱える悩みや何かしらの問題を解決することです。

たとえば、整骨院であれば肩こりや腰痛に悩む人の体の問題を解消する。保険営業であれば、ケガや病気になったときのお金の問題を解決する。

理美容院であれば、髪の悩みを解決する。代行サービスであれば、時間がない・わからないといった悩みや問題を解決するなどです。

この業界に向くのは、悩みや問題を解決できるだけの知識や経験があり、なおかつそれを惜しむことなく提供できる人です。

それで客の喜びを自分事に感じられる人にとっては、天職だといえるかもしれません。奉仕精神がありつつも、冷静に引き際を選べる人が向いています。

おすすめフランチャイズ比較サイト3選

フランチャイズ本部を選ぶにしても、たくさんありすぎて選びきれないという人もいるのではないでしょうか?

2018年に一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会が行った調査によると、国内のフランチャイズチェーン本部の数は1,328で、次のような内訳になっています。

小売業 331
(うちコンビニエンスストア) 18
飲食業 568
サービス業 429

これらの中から自分に合う本部事業者を選ぶのは、なかなかに骨が折れる行為です。

そこで、俯瞰的かつ効率的に本部事業者を見つけられる比較サイトを利用するのがおすすめです。

1.フランチャイズ比較.net

株式会社ベーシックが運営する「フランチャイズ比較.net」。業種・地域・開業資金の予算など、いろいろな切り口から本部事業者を探せます。

会員登録をすれば、気になった事業者のリスト登録や、ワンボタンで資料請求もできます。口コミや評価も見られるので、加盟志望者にとって痒い所に手が届く比較サイトです。

2.アントレ

株式会社アントレが運営する比較情報サイト「アントレ」。地域・業種・キーワードから、フランチャイズチェーン本部を探せます。

比較だけでなく、独立開業の支援サービスも充実しており、どこの本部に加盟するか判断に迷う場合には、アントレのアドバイザーに相談して自分に合った本部選びを手伝ってもらえるサービスもあります。

3.フランチャイズ相談所

株式会社A.verが運営する「フランチャイズ相談所」は、業種・地域・開業資金の予算・キーワードから、フランチャイズチェーン本部を探せます。

フランチャイズ経営に関するコツやポイントをいろいろな切り口で解説している動画も用意されていますから、加入を検討している業種があるなら、視聴しておいて損はないでしょう。

まとめ

フランチャイズチェーン本部を選ぶ際には、その本部事業者が信頼できるところなのか、信用に足るところなのかをしっかり見極めなければなりません。

また、業種によって自分のポテンシャルに合う・合わないがありますから、自分がどちらなのかを把握するためにも、自分自身のスキルや経験の棚卸しもしておきましょう。

比較サイトの紹介でも述べましたが、本部事業者の数はたくさんあります。

そのなかから効率的に候補をピックアップするなら、積極的に比較サイトを活用するのがベストです。

画像出典元:Unsplash、Pexels

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