働き方改革に対応した勤怠管理とは?罰則と会社が準備する事を解説!

働き方改革に対応した勤怠管理とは?罰則と会社が準備する事を解説!

記事更新日: 2021/04/07

執筆: 編集部

この記事は、働き改革の勤怠管理において重要な8項目を確認し、働き方改革法案に沿った労働環境を整える事の重要性を解説します。

タイムカードや出勤簿のような従来の勤怠管理方法は「働き方改革」に対応するのは難しいです。

その課題を解決してくれるのが勤怠管理システムです。

法令遵守の観点からも働き方改革に対応した勤怠管理システムの導入を検討しましょう。

働き方改革とは

働き方改革とは、働く人々が、それぞれの事情に応じた多様で柔軟な働き方を、自分自身で選択できるようにするために、政府が「一億総活躍社会」の実現を目指した労働環境の改革の名称です。

「働きやすい環境を整え、労働人口を増やし、出生率の上昇に繋げる」事を目標として法整備を進めています。

働き方改革関連法案

働き方改革関連法案とは、下記8つの法律の総称です。

働き方改革関連法案


1. 労働基準法

2. 労働安全衛生法

3. 労働時間等設定改善法

4. じん肺法

5. 労働施策総合推進法(旧:雇用対策法)

6. 労働契約法

7. パートタイム労働法

8. 労働者派遣法

国は働き方改革関連法案を2019年4月1日から順次改正施行しています。

会社は、働き方改革の目的を理解し、法令遵守と従業員に働きやすい環境を提供する義務があります。

働き方改革で見直す勤怠管理のポイント

働き方改革は、会社に対して大きく2つの視点から労働環境の整備する事を求めています。

  • 労働時間法制の見直し(勤怠管理)
  • 雇用形態に関わらない公正な待遇の確保(労務管理)

働き方改革における勤怠管理とは「労働時間法制の見直し」です。

会社は、「サービス残業」「有給休暇」など労働時間の把握と是正が必須です。

働き方改革の重要な勤怠管理|8項目

厚生労働省が会社に対して労働者の「労働時間法制の見直し」として8項目を提示しています。

項目 罰則・罰金あり
1. 残業時間の上限規制
2. 「勤務間インターバル」制度の導入促進  
3. 年5日間の年次有給休暇の取得
4. 月60時間超の残業の、割増賃金率引上げ
5. 労働時間の客観的な把握  
6. 「フレックスタイム制」の拡充
7. 「高度プロフェッショナル制度」を創設  
8. 産業医 ・ 産 業 保 健 機 能 の 強 化   


〇がない項目は「努力義務」としていますが、今後の法改正や雇用契約の内容によっては「労働契約違反」となるケースもあります。

「5、労働時間の客観的な把握」自体に罰則はなくても、労働時間の把握を怠れば「1、 残業時間の上限規制」「3、年5日間の年次有給休暇の取得」「4、月60時間超の残業」を見逃し、罰則となる可能性もあります。

働き方改革の「勤怠管理の8項目」が連動している事を理解しましょう。

厚生労働省のホームページを確認する重要性

  • 8項目の詳細
  • 各法律の施行時期

その他、働き方改革の詳細は常に更新されています。

必ず厚生労働省のHPやリーフレットで確認しましょう。

参考:厚生労働省 労働時間・休日

参考:厚生労働省 働き方改革( 一億総活躍社会の実現に向けて )

参考:厚生労働省 働き方改革 特設サイト

参考:働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律

 

従来の勤怠管理の課題

働き方改革に対応した勤怠管理を従来の労働時間管理方法(タイムカードや出勤簿による集計や管理)で行うのは難しいと言えます。

理由は、リアルタイムで労働時間・残業の状況・有給休暇取得状況を把握する事が重要になってくるからです。

働き方改革では、残業時間の上限が定められています。

法律が定める残業時間の上限を超えた場合、その時点で違反となってしまいます。

月の合計を集計したら「実は残業時間の上限を超えていた」という事は許されません。

有給休暇も今までは労働者が自ら申請し取得するものでした。

労働者の申し出があってから、会社が消化状況を確認しても遅くはありませんでした。

今後は企業側が有給休暇取得状況を把握し労働者に通知する義務があります。

さらに、雇用形態の多様化により雇用者の労働条件の把握も複雑になりました。

働き方改革に対応した勤怠管理を従来の勤怠管理で行う事は、会社の負担が大きく正確性に欠けます。

法令順守と正確性に優れた勤怠管理システム導入が重要です。

働き方改革に対応する勤怠管理システムとは

働き方改革に対応する勤怠管理システムに求める機能を解説します。

リアルタイムで労働時間の可視化

勤怠管理システムは、PCとインターネット環境があれば、いつでも勤務状況を確認できます。

従来の勤怠管理のように月に1回の集計ではなく、常に労働時間の集計と可視化が自動で行えます。

労働者自らが打刻をする事で打刻忘れ防止やコンプライアンスにも繋がっています。

アラート機能

「勤務時間の上限が超えた」「有給休暇の取得状況のお知らせ」などのアラート機能が付いている勤怠管理システムを選びましょう。

従来だと担当者が行っていた労働者への注意喚起を勤怠管理システムに任せる事が出来ます。

会社と労働者の情報共有

従来の勤怠管理方法では難しかった「企業と労働者の勤怠状況の情報共有」も同じ勤怠管理システムを通じてリアルタイムかつ自動で行えます。

同じ勤怠情報を共有する事で、企業に任せがちな労働時間の管理を労働者自身も把握し「双方の情報管理」がスムーズに行えます。

法改正への対応

働き方改革は今後も情勢に合わせて変わる事が予想されます。

自動で法改正に対応した勤怠設定が行われる勤怠管理システムを選びましょう。

働き方改革に対応した勤怠管理システムを導入すれば、管理者の業務内容の効率化や労働管理の整備対応に集中できるメリットがあります。

重要な勤怠管理の8項目の章でも述べたように「5、労働時間の客観的な把握」は、怠れば罰則に繋がり会社として事業と信頼を維持していくのは困難です。

働き方改革に対応した勤怠管理システムの導入を検討しましょう。

 

おすすめの勤怠管理システム5選

1. 月200円から導入可能!『ジョブカン勤怠管理』


画像出典元:「ジョブカン勤怠管理」公式HP

特徴

最大の魅力は200円/月で導入できる安さ。30人程度のベンチャーから1,000人以上の企業まで、全ての規模で利用可能です。主要な給与計算ソフトと連携できる便利なシステムです。

打刻方法

打刻方法は、PC/タブレット打刻・モバイルGPS打刻・ICカード打刻・指静脈打刻・LINE/SLACK打刻の5種類。

生体認証打刻が搭載されているので、不正打刻に悩んでいる企業におすすめです。

操作画面は、必要な情報が大きく表示されシンプルな印象です。

 

注目機能

勤怠管理機能のみなら月額200円で利用できますが、その他機能を追加すると費用が発生します。最低限の機能で始められることは大きなメリットです。

申請機能 アラート機能 シフト機能
〇(追加費用1人100円) 〇(追加費用1人100円)

 

運用のしやすさ

マニュアルがかなり充実しているので、初めて勤怠管理システムを導入する企業でも問題ないでしょう。

UI マニュアル整備 問い合わせ窓口
HPに動画説明あり 電話(平日のみ)・メール・チャット

 

料金プラン

10人以下の企業でも月額費用2,000円が発生するので、注意しましょう。

10人以下の企業向けに無料プランが用意されていますが、機能がだいぶ制限されます。(無料お試しとは別物)

初期費用 月額費用/ユーザー 最低利用料金 無料お試し期間
0円 200円~ 2,000円 30日間

 

実際に使った人の評判・口コミ

パソコンのon,offに合わせてログ時間が計算され、労務管理の観点では良いシステム。ただ、前日のログ時間の反映が遅いこともあるので、余裕をもった管理が求められます。
(商社:従業員500人以上)

レポート機能・集計機能は圧倒的にkintoneより優れています。外出する社員が多い場合は、交通費精算を同時にできるkintoneの方が良いかもしれません。
(コンサルティング:従業員30人以下)

 

 

2. あらゆる雇用形態・環境に対応!『マネーフォワード クラウド勤怠』

画像出典元:「マネーフォワード勤怠」公式HP
 
 

特徴

マネーフォワードが提供している会計・確定申告・請求書・経費・給与・社会保険など幅広いサービスと連携できることが最大の魅力です

打刻方法

打刻方法は、PC/タブレット打刻・モバイルGPS打刻・ICカード打刻の3種類。主要システムと比べると少ないです

操作画面は青が基調。管理画面はやや硬い印象ですが、打刻画面はイラストつきでわかりやすく、問題なく操作できるでしょう。



 

注目機能

全て追加費用なく利用できます。

申請機能 アラート機能 シフト機能

 

運用のしやすさ

動画でのマニュアルは用意されていません。

UI マニュアル整備 問い合わせ窓口
HPに画像つき説明あり 電話(平日のみ)・メール・チャット

 

料金プラン

最低利用料金が設定されているので、注意が必要です。

初期費用 月額費用/ユーザー 最低利用料金 無料お試し期間
0円 400円〜 2,980円+ユーザー数×300円 1ヶ月間

※30人までは、何人でも同額。

実際に使った人の評判・口コミ

MF給与で給与計算しているので、従業員情報や勤怠情報などのデータ移行が楽で良いです。ただ、ジョブカンに比べて細かい勤務体系を設定しきれないと感じています。ジョブカンは設定が大変ですが細かく設定できるので便利です。(IT関連:従業員30人以下)

打刻・申請も簡単で、マニュアルがなくても操作できます。アラートの種類がもっと多いとよいですね。(流通業:従業員500人以上)

 

 

3. 追加料金なしで全機能利用できる!『jinjer勤怠』


画像出典元:「jinjer勤怠」公式HP

特徴

jinjer勤怠は、全機能が最初から搭載されているため、追加費用が発生しません。予算がたてやすいことは、大きな魅力です。

打刻方法

打刻方法は、PC/タブレット打刻・モバイルGPS打刻・ICカード打刻・Slack/Chatwork打刻の4種類。

Apple Watch・Google homeでも打刻できます。

打刻画面は、コメントを残せたりその日のスケジュールを確認できたりと、きめ細かな配慮が感じられる仕様です。



 

注目機能

全て追加費用なく利用できます。

申請機能 アラート機能 シフト機能

 

運用のしやすさ

サポート体制が充実しています。

UI マニュアル整備 問い合わせ窓口
HPに動画説明あり 電話(平日のみ)・メール・チャット

 

料金プラン

人事管理・給与計算・経費精算・労務管理・雇用契約と組み合わせる場合は、追加費用が発生します。

初期費用 月額費用/ユーザー 最低利用料金 無料お試し期間
100,000円 300円〜 設定なし 30日間

 

実際に使った人の評判・口コミ

導入後は、現状の月ごとの残業時間が一目でわかり、休日出勤や有給の申請が容易にできるようになりました。(広告関連:従業員100人以上)

見やすいUIなので、規則的な勤務なら圧倒的に使いやすいです。急な変更が生じると修正作業が面倒です。どのシステムも同じかもしれませんが。(イベント関連:従業員約30人)

 

 

4. 完全無料『IEYASU』


画像出典元:「IEYASU」公式HP

特徴

目次勤怠・承認・申請・日報機能など、勤怠管理に必要な基本機能を完全無料で利用できます。期間や人数に制限はありません。

打刻方法

打刻方法は、PC/タブレット打刻・モバイルGPS打刻・ICカード打刻・LINE/SLACK打刻の4種類。

茶色をベースにした落ち着きのある操作画面です。無料プランは管理できる情報に限りがあるので、注意が必要です。

 

注目機能

申請機能・アラート機能は有料プランを選択した場合に使える機能です。

申請機能 アラート機能 シフト機能
〇(追加費用1人100円) 〇(追加費用1人100円)

 

運用のしやすさ

動画説明がわかりやすいと評判です。

UI マニュアル整備 問い合わせ窓口
動画説明あり(Youtube) メール(有料会員のみ)

 

料金プラン

無料プランは物足りなさを感じる企業が多いので、有料プランへの移行を想定しておくことをおすすめします。

初期費用 月額費用/ユーザー 最低利用料金 無料お試し期間
0円 0円〜 設定なし

 

実際に使った人の評判・口コミ

やってみてなじめなかったらまた元に戻せばいいし、とりあえずやってみよう。と導入を決めました。(自動車整備)

出退勤報告・申請・承認作業が楽になりました。無料プランにはアラート機能がついていないので、未入力の人に個別連絡しなければならず、締め日前の作業が負担でした。(IT関連:従業員1,000人以上)

 

 

5. 勤怠管理クラウド市場シェアNo.1『KING OF TIME』


画像出典元:「KING OF TIME」公式HP

特徴

KING OF TIMEは多くの外部サービスと連携可能。入退室管理システムと連携できる勤怠管理システムは少ないので、かなり貴重です。

打刻方法

PC/タブレット打刻・モバイルGPS打刻・ICカード打刻・指静脈打刻・指紋打刻・指ハイブリッド認証打刻・顔認証・カメレオンコード認証・WowTalk打刻・入退室管理システム連動打刻の10種類。

10種類は、この記事で紹介している21システム中、最多です。

操作画面は2色から選択可能。管理画面はやや硬い印象です。

 

注目機能

全て追加費用なく利用できます。

申請機能 アラート機能 シフト機能

 

運用のしやすさ

オンラインセミナーを実施しているシステムは、ほとんどありません。KING OF TIMEの強みの1つです。

UI マニュアル整備 問い合わせ窓口
HPに動画説明あり
オンラインセミナー週2回開催
電話(平日のみ)・メール

 

料金プラン

登録した人数ではなく、その月に打刻利用があった人のみが課金対象となります。

初期費用 月額費用/ユーザー 最低利用料金 無料お試し期間
0円 300円〜 設定なし 30日間

 

実際に使った人の評判・口コミ

外国人を含む1650名超の社員を2人で管理できています。昨年行ったUI変更により、感覚的に使い方がわかるようになっているので問い合わせが減りました。
(IT関連:従業員1,000人以上)

リモートワークにも対応していて、オンラインで1クリックするだけで、出退勤できるので今のご時世には便利です。Windowsなら利用できるけれど、Macだと利用できない機能があるので、改善されるとよいです。(IT関連)

 

 

まとめ

働き方改革と勤怠管理について、解説しました。

企業は、法改正に対応した新しい勤怠管理が求められています。

従来の紙ベースの勤怠管理ではなく、システムとして勤怠管理を行うことで、働き方改革への対応はもちろんのこと、新しい魅力のある職場づくりにも貢献できることになります。

勤怠管理システム、この機会にぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

画像出典元:O-DAN

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