Dr.工程PRO

記事更新日: 2024/04/03

執筆: 石島聡子

編集部コメント

精度の高い日程計画で現場管理を効率化

Dr.工程PROは、個別受注生産現場における作業指示や日程計画の立案に有効な生産管理システムです。

20年以上、国内外500件以上の導入実績があり、高精度の自動スケジューリング機能などの活用で、製造現場の効率的な管理を実現できます。

熟練工に頼りがちな工程の情報も共有できるので、製造業の要となる技術の安定的な継承にもつながるでしょう。

工程が多くて進捗把握が困難とされがちな金型や半導体製造など、個別受注案件が多い現場にとくにおすすめできます。

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良い点

高精度のスケジューリングを自動で計画立案できます。部品や工程別の負荷状況をひと目で把握できるので、迅速な判断で指示を出せます。

悪い点

Dr.工程PROのみで個別原価を把握するのは難しいので、その際は別ツール(Dr.原価PRO)を併用することが望ましいでしょう。

費用対効果:

個別原価をもとに分析したいときはDr.工程PROのみでは困難で、別ツールを併用するとその分のコストが想定されます。

UIと操作性:

作業現場の情報収集や、管理者の指示出しなど、用途や状況に合わせて手軽に操作できる入力方法と画面表示になっています。

デザイン:

現場担当者や管理者が画面上で確認しやすいように、複数の表示形式を採用。負荷グラフは優先度別に色分けするなどの工夫があります。

Dr.工程PROの導入メリット4つ

1. 熟練工の技術を見える化して共有

金型等の個別受注生産では、部品条件や工程がとても複雑で熟練工に頼らなければならない傾向が強いですが、Dr.工程PROを使えば、部品構成や工程手順をパート図を可視化できます。

材質、部品材料のサイズなどの「部品情報」や、有人・無人、工数設定、連続加工・同時加工などの「工程情報」を細かく設定可能。さまざまな加工条件を柔軟に設定して見える化できるので、製造の工程や日程がわかりやすくなるのが特徴です。

熟練技術者の知識を、他のスタッフにも視覚的にわかりやすい形で共有することで、製造企業の強みと言える技術を安定的に継承できるでしょう。

 部品情報と工程情報を画面上で見える化

2. 納期や優先度を踏まえた最適日程を自動作成

金型等の個別受注生産は、一般的に製造期間が長く、設計変更も良く発生します。また、併行して複数の金型製造をすることも珍しくなく、人やExcelのみを使って正確に作業を行うのは非常に困難です。

Dr.工程PROは、20年以上の導入実績をもとに、精度の高い自動スケジューリング機能を提供。

能力、納期、優先度、機械や担当者の稼働時間など様々な条件を踏まえながら、製造にかかる最適なスケジュールを自動的に組み立てます。

シミュレーション結果を条件別に保存して比較検討できるので、煩わしい作業が多かった工程管理者にはもってこいのツールです。

細かな条件設定で最適な日程を計画を提示

3. 製造工程の負荷状況を直感的に把握できる

Dr.工程PROは、計画工程・大工程・中工程単位の状況、機械別の状況、担当者ごとの負荷状況などを、わかりやすくグラフ化します。

どの工程でどの程度の負荷がかかっているかがひと目で正確に示されるので、外注や業務調整などの判断を計画的にできるようになります。

週単位の状況表示や、優先度ごとに色分けされたグラフなどで、現状の課題を把握できる画面構成になっているので、問題が発生したときも直感的な決断がしやすいでしょう。

 平均負荷グラフ(左)と割付負荷グラフ(右)

4. 生産現場の状況に応じた作業指示と実績入力

Dr.工程PROでは製造現場のニーズに応じた作業指示と実績入力をサポートしています。

ガントチャートやパート図からの作業指示と実績入力をサポート。

製番の進捗や自工程の進捗もあわせて確認出来ます。

実績入力では、作業指示からの入力だけでなく、バーコード方式やタッチパネル方式をサポートしています。

工場全体の工程から、製品・部品単位、担当者単位など幅広く進捗状況を確認できるので、日程管理だけでなく、人材配置や設備投資計画にも有効なツールと言えるでしょう。

 彩で製造現場にマッチした作業指示と実績入力

Dr.工程PROの料金プラン

Dr.工程PRO公式HPには掲載されていないため、詳細は問い合わせが必要です。

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Dr.工程PROの評判・口コミ

70%だった納期遵守率が導入後は100%を維持
広島県のダイカスト部品メーカー

スケジュール管理は現場責任者の経験により運用されていましたが、細かなスケジュールの空白が発生していました。加工の優先順位が現場責任者任せになっていて、現場作業の効率化が優先され、顧客納期視点や全体効率の管理には限界があり、Dr.工程PROを導入しました。
自分で思うようにスケジューリングできて、現場がその通り工程納期を守ることで顧客納期も守れる、と思い描いたとおりに仕事が進むと楽しいです。大型金型用の部品加工においては、当初の納期遵守率が平均70%だったのに対して、Dr.工程PROによる工程管理を始めてから100%を維持し続けています。

自動スケジューリング機能で現場の迷いを解消
鳥取県のプレス金型メーカー

以前はホワイトボードや表計算ソフトでの日程調整でまかなっていましたが、部品点数の大幅増加やトライを含めた製造期間の長期化を考慮してITシステム化が必須と判断し、Dr.工程PROを導入しました。
自動スケジューリング機能(山崩し)で各自の作業予定が明確になることで、事前準備が可能となるなど、加工現場の「迷いと混乱」を解消できました。Dr.工程PROと独自の受注システム、加工機を連携させることで、情報の自動連携を図り、人の手間を補完するための独自システム運用を実現。その結果、生産性の高い製造現場を構築できました。

間接業務時間の見える化で最適な日程調整が可能
新潟県の精密プラスチック部品メーカー

導入のポイントは日程計画からスケジューリング、実績管理までの一元管理による金型製作時間短縮効果と、山崩し処理(自動シミュレーション)による短時間での最適スケジュール立案が可能になる点でした。
とりわけ山崩しスケジューリング機能や過去工程データからの再利用のしやすさにメリットを感じています。間接業務にどのくらい時間がかかっているかが見えるようになったことも大きいです。Dr.工程PROは、金型製造現場にとってなくてはならないツールとして社内に浸透しています。

*「Dr.工程PRO」公式HP参照

まとめ

Dr.工程PROは、精度の高いスケジューリング機能で製造工程の最適な日程計画を立案できる生産管理システムです。

工程管理をデジタル化することで、熟練工に頼りがちだった工程でもスムーズにすすめやすくなります。

計画立案の面では、能力、納期、優先度など、想定される様々な条件でスケジュールを自動作成できるほか、管理面でも、部品別、担当者別などにわけて進捗状況が可視化されるのが大きな強みです。

条件設定が柔軟にできるので、個別受注生産現場の工程管理にはとくにおすすめします。

画像出典元:「Dr.工程PRO」公式HP

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