セキュリティ・ウェアハウス

記事更新日: 2021/10/21

執筆: 編集部

編集部コメント

安全と使いやすさをコンセプトに、簡単な操作とあらゆる媒体に格納できる利便性を持った暗号化ソフトです。アルゴリズムにアメリカ政府標準のAESとSHA-2を採用し、安全性を強化しています。

1. ファイルごとの復号

閲覧・更新したいファイルのみの復号が可能。ログイン中でもその他のファイルは暗号化されたままで可能な限りファイルを危険から守る仕組み。

メール添付機能

2. メールでファイルを送付する際に簡単に添付できる。

姉妹ソフトとの互換性

3. USBにインストールして持ち運べるポータブル版の全機能を利用できるアップグレード権限を持つ。

良い点

ダブルクリックで暗号化/復号化ができる簡単な操作性と、Windowsの通常ファイルと同様に管理ができる柔軟性があります。

悪い点

フォルダを暗号化できないためファイル一つずつ処理しなければいけない手間があります。

費用対効果:

個人向けが2,934円、法人向けが4,900円でとてもリーズナブルです。法人向けは10ライセンスから割引が適用されコスパは良いと言えます。

UIと操作性:

エクスプローラーに似たUIとダブルクリックだけで操作できる親しみやすさがあります。

サポート体制:

運営会社等のサポートが存在せず、万が一トラブルがあった場合の対応がHPでは不明です。

セキュリティ・ウェアハウスの特徴3つ

1. 暗号ファイルのカプセル化

セキュリティ・ウェアハウスの特徴の一つは、暗号化されたファイルをカプセル化してあらゆる媒体にシームレスに格納できることです。必要な情報をカプセルの中に密閉し、ログイン中に必要なファイルだけを運用できます。万が一の流出でもパスワードで開かない限り危険にさらされることはありません。

ログイン中であっても必要なファイル以外は暗号化されたままなので、利用していないファイルは安全に保護されます。

カプセル化することで強固なセキュリティが可能なほか、ファイルが独立しているからこそバックアップしたソフトからの閲覧やファイル復旧ソフトによる復旧が可能になるなど、柔軟性に優れています。


ファイル名も暗号化しデータと一緒にカプセル化

2. 複数のパソコンで暗号ファイルの共有可能

暗号化したまま他の媒体にコピーができるほか、サーバにも格納できます。これにより複数のパソコンで暗号ファイルの共有ができます。

サーバはWindowsの通常のネットワークドライブとして管理するため、取り扱いが容易です。


Windowsの通常ファイルと同様に管理

3. ファイル名の隠ぺいで元ファイルを脅威から保護

社外秘など極秘扱いのファイル名も隠ぺい化し、機密情報のファイルを保護します。

ファイル名はカプセル化した中に格納され、Windowsや各アプリケーションからは意味不明の名称で表示されます。万が一でも本来のファイル名を推測されることはありません。


セキュリティ・ウェアハウスとエクスプローラーの閲覧表示の違い

セキュリティ・ウェアハウスの料金プラン

30日間の試用期間後にライセンス購入できます。パソコン台数に関係なく利用者一人につき1ライセンスの購入が必要です。

個人向け:2,934円/1ライセンス

法人向け:4,900円/1ライセンス

法人向けは10ライセンス以上で割引制度が適用されます。

まとめ

ファイル単位での暗号化やエクスプローラーに似たUI、リーズナブルな価格という点から、初めて暗号化ソフトを扱う会社の部内や個人のユーザーには相応しいツールです。

一方で、常に多数のファイル案件を抱える会社には1件1件の暗号化が手間のかかる作業であること、オンラインでのサポート体制が無いこと、パスワードを紛失した時の対処が成されていないことなど気になる点も。

セキュリティの強固さと暗号化ファイルの扱い易さは他社同種の中でもトップレベルでしょう。

画像出典元:セキュリティ・ウェアハウス 公式HP

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